気になる気持ち

9月15日

気になる気持ち

19年9月15日(日) 16:30

気になる気持ち

これからの日本の時代は
高齢化、少子化、担い手不足そして人口減少の時代で
高齢化で言えば本格的に厳しくなるのが2025年から。

それを踏まえて国を挙げて赤ちゃんから高齢者までの
住み慣れた地域に住み続けられるように
全国で市町村単位で地域包括ケアシステムの構築が進められています。

こういった取組が始まって数年が経つのですが、
どうしても行政担当者の異動や構築の中心となる
生活支援コーディネーターの交代などで
積み上げていくことに支障が出ています。

しかし、これはこれに限ったことではなく、
防災などどの分野でも弊害として言われてきていたことです。

しかし、今回は嘆いているわけにはいきません。
2025年以降の日本を支えることができるかどうかという
話で「担当者が代わったので」というレベルの話ではないのです。

そこで私たちはこういったことに左右されないため
モデルも前例もない未知の世界を切り開くために
【みんなのくらし支え合い協議会】を立ち上げました。



まだ数か月ですが、とてもいい成果が出始めていますし、
迷ったりどうしていいか分からないでいる市町村とすると
明らかに差がついてきました。

当然と言えば当然です。

地域づくりはビジネスと違い一発逆転というのはありません。
ビジネスのように形で見えませんし、派手でもありません。
必要な時間をしっかりかけて基礎作りからやっていかないと積み上がりません。

単なる事業や一発花火で終わってしまいます。
地域包括ケアシステムはまさに人の意識を変え、
社会の仕組みを創らなければならいので
これまでの3年5年で終わる事業のような取組では将来がありません。

2040年に半分の市町村が消滅するというところに
近づいていくことになるわけです。



そんな中【みんなのくらし支え合い協議会】の仲間たちは確実に前に進んでいます。

五ヶ瀬町では渡邊ユミさんを中心に
NPO法人結ネットたんぽぽが生活支援コーディネーターの
委託を受け、NPO法人として行政と一緒に
通いの場を立上げいい形になって来ています。

住民が集い自分のスタイルで時間を過ごし、
暮らしの一つになりつつあります。

生活支援コーディネーターとしては
地域で小単位の集いの場の取組を仕掛け
広がりを見せつつあります。

新富町でも通いの場が二つになり、
新たな住民団体が立ち上がり主体的に
通いの場を運営し動き始めています。
住民同士の助け合いも広がっています。

木城町中之又地区でも中武春男千草夫婦が
【たすけあい鹿倉】を立上げ、買い物支援や通院支援など
中山間地域での助け合いの形をつくり活動しており、
他の地域から問い合わせがくるなどしています。

都農町では【NPO法人たわわハートねっと】が
大きな財団から調査助成をもらって
助け合いを広げるための調査を行っており、
中間報告では高い評価を受けています。

そんな仲間が取組を共有し、失敗も教訓も
いい形で積み上がってきています。
こうやっていい形が出来てくると起こるのが行政が困った時に、
社会資源と称して使おうとすることです。

私もたくさん経験してきましたが、
これを越えられない未熟さがあります。
みんなのくらし支え合い協議会では
こういったことにも考え方を整理して一貫した対応をしています。
これもこれまでの素晴らしい成果だと言えると思います。

さあ、次に向かって進みます。
来るものは拒まず、去る者来ない者は追わず。

9月8日

気になる気持ち

19年9月8日(日) 16:30

気になる気持ち

【九州つなぎ隊】の活動で
宮崎市飯田地区の「アジサイ畑の下草刈りと池干し」のお手伝いに行ってきました。

雨が多かったからか草の伸びがすごかったのですが、
いつものとおり地元の皆さんと九州つなぎ隊は
阿吽の呼吸で作業を始め終わりました。

終了後にため池の防災上の役割や池干しの必要性などの
説明もあり、池干しの作業にかかります。

ここでも作業内容が説明されますが、
誰がどれをするのかの指示などは一切ありません。
九州つなぎ隊の中でもありません。
それぞれが周りの動きを見ながら自分の役割や
仕事を見つけて行動を始めます。

今回は九州つなぎ隊隊員で都農町の青木獣医師(以下青木パパ)と
息子の俊ちゃん(小学校4年生)が参加してくれました。



俊君も特別扱いはされません。

自分で全体の動きを見ながらというか、大人の動きを見ながらというか
自分のすることを決めていきます。



大人がやっているとその道具を貸してもらって同じことをしたり、
見よう見まねでやってみたりと
誰からの指示もないままに遊びの状態で
草刈りも池干しの作業も手伝っていました。

排水口から流れ出てくる魚を捕まえる柵の設置などもできると
排水して池干しが始まります。



ここには巨大な鯉やフナがたくさんいます。
ある程度水が抜けると青木パパを始め
九州つなぎ隊の隊員たちは地元の方の網をかりて
池の中に入って魚を取り始め、見事捕まえていました。



その姿がとてもいい。

仕事のことなど一切忘れて魚を捕ることに
集中していてとても健全で健康的な人の姿でした。
俊ちゃんは私たちと一緒に排水口から流れ出てくる
魚を柵のところでつかみ上げる作業をしました。
自分の体の大きさとあまり変わりのないコイなどを
網ですくっていました。



私たちは手づかみで捕まえて陸にあげていきます。
魚も必死でうからまさに格闘状態です。
大人も俊ちゃんも魚をつかまえることに没頭していました。



今はこういった没頭することができる機会が少なくなりました。
学校もそうですが、既に準備がされていたり、
プログラムが組まれていたりと他者の取組の中に組み込まれてしまいます。

没頭するためには、自分で考えることが必要です。
子ども遊びが大事と言われるのもここにあるのだと思います。

池干しが終ると俊ちゃんが言いました、

「次はいつあるの?」と。

来年ということを知ると俊ちゃんは

「来年もくる~」と叫んでいました。

これが大事なのだと思います。

こうやって経験を重ねて色んなものが育って
大人になればいい人生が送れるようになるのではと思っています。
これも【九州つなぎ隊】の大事な役割です。

9月1日

気になる気持ち

19年9月1日(日) 16:30

気になる気持ち

九州北部ではまた水害が起こりました。
ここ数年見ていても水害はどこかで毎年起こり、
更に強風や台風など
自然災害の脅威が増しているのを感じます。

こればかりは止めることができないので、
私たちは命を守り被害を最小限に抑えるために
備えをしておくことが大切です。

そんな中、宮崎市の月見ヶ丘北区の方々が
地域をあげて積極的に取組んでおられます。

組織化され訓練も重ねられています。
ここの取組の良いところは、
福祉の見守りが組み込まれていることです。

これはとても重要な視点です。

高齢者など日常から手助けが必要な方々は
当然災害時は避難が遅れたり、避難先で困ったり、
被災後の生活に支障をきたしたり、孤立したりと
平常時よりも大変な状況に陥ることは想像できるからです。

今回お声掛けいただきこの地区で
講演をさせていただきました。

皆さんとても熱心でしきりにメモをとられておりました。
また、支援学校関係の防災に関する講演も続きました。

それぞれの支援学校は障害が違ったり、
立地も違うのでそれぞれで抱えている課題は異なります。

つまり、それぞれが主体的に自ら考え
対策を練ってとらないと生徒の命に危険にさらされます。
皆さん、熱心に講演に耳を傾けていただき、
講演後も色々と相談してくださるなどしっかり向き合って
おられるのが伝わってきます。

そんな中で保護者の方も一緒に研修を受けられるところも
あったのですが、保護者の方から講演後に相談を受けたのが
命が助かった後の避難所のことでした。

一般の避難所にはなじめない子どもさんが多いわけです。
そうなった時の二次避難、福祉避難所が現実として
機能するのだろうかという不安を抱えておられました。
実際に訓練もされたようですが、とても不安の残る結果だったようです。

これは私も常々考えていたことです。
高齢化が進む中、介護の専門職や看護師は
既に人手不足、担い手不足の現状でさらに
厳しい状況になってくることは間違いありません。
そんな現状の中で災害が起こった時に、
被災した人を受け入れるだけのキャパや
ケアに関わっていただける方々が確保できるのかということです。

心配される南海トラフでは、同時に広範囲で
大きな被害が出ることが予想されています。
これから人口が減少し高齢化が進むわけですから、
ただでさえボランティアに関わる人口も減るわけで、
それに広範囲に同時となると県外からの応援も
これまでの災害時のように望めるとは考えられません。

特に専門的な知識などが必要な心身のケアなどは
さらに不足すると思います。
障害のある子どもさんのおられるご家族が
不安になるのは当然だと思います。

またその問に明確な答えが返ってこないという
ことに更なる不安を覚えられてのだと思います。

これは喫緊の課題だと思いますので、
私も具体的に動いていきたいと思います。

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