ナチュラルライフ

6月16日

ナチュラルライフ

19年6月16日(日) 16:30

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えびの市 ミヤマキリシマトレッキングツアー

先日えびの高原でミヤマキリシマトレッキングツアーが開かれました。
えびの市観光協会の主催で、案内役はえびのガイドクラブの皆さんです。



コースは韓国岳とえびの岳のふたつ、いずれかの登山をしながら
今が見頃のミヤマキリシマを楽しもうという催しです。
木佐貫はえびの岳コースに参加しました。


えびの岳は標高1292メートル。
韓国岳の西側にあるなだらかな山で、
約10万年前にできたといわれる火山です。
えびの高原ピクニック広場の南東の端と、
キャンプ場にそれぞれ登山口があり、
約1時間で歩ける登山初心者向けの山です。
今回はピクニック広場の端、
県道1号線沿いにある登山口から入り頂上を目指しました。


通常は1時間のコースですが、
えびのガイドクラブの皆さんに植物や火山のこと、
森の成り立ちを学びながらの行程で、
3時間弱のツアーとなりました。


主なガイドは真方さんが務め、サポート役として
上園さん、田中さん、長崎さんが一緒に案内してくださいました。
登山口から山に入ると、早速植物の説明です。
アカマツ林の下草として茂っていたのは
ホソバモミジイチゴ。木苺が群生して黄色い実をつけていました。
そのあとも、テンナンショウの仲間や、
ナツツバキ、ネジキと興味深い植物が私たちを迎えてくれました。


えびの岳の特徴は、登山道が森の中にあり、
森林浴をしながら歩けることです。
木々が日差しを遮ってくれるので、
これからの暑い季節にはとくにオススメです。

登山道の高低差もそう大きくはないので、
登山というよりハイキングのような感じです。


登り始めた時にはアカマツ林だった森が
やがてミズナラなどの雑木が混じり、
歩き進めるとハリモミの巨樹が見られるようになりました。
真方さんによると、その辺りは
江戸時代の硫黄山噴火による火砕流を受けなかったため、
巨木が残っているのだそうです。



このように林相を見ると、
かつて噴火の影響を受けたところ、
免れたところがわかるのですね。

えびのガイドクラブの皆さんと一緒に歩く
ミヤマキリシマトレッキングツアー、
4回に分けてお届けしますので、どうぞお楽しみに。





今週のひとみママおすすめの草花



ミヤマキリシマ
霧島をはじめ九州の高い山に自生するツツジ。
名前をつけたのは植物学者の牧野富太郎です。
深い山に咲くツツジということからミヤマキリシマというそうです。

6月9日

ナチュラルライフ

19年6月9日(日) 16:30

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高千穂町神代川かわまちづくり

高千穂町の中心部を流れる神代川で、かつての川の姿と人の繋がりを取り戻そうと「川まちづくり」が進められています。
神代川は町の中心を流れ、近くにはニニギノミコトが天から水の種をもたらし湧き出したという神話が残る天真名井や、
くしふる神社があります。
かつてこの川は人々が洗濯をし、麻を晒し、子どもが水遊びをする暮らしの場所でした。
しかし昭和40年代、治水のための河川工事で川はコンクリートの三面張となり、
河道も掘り下げられ、場所によっては擁壁が造られ、やがて川から人の暮らしが離れて行ったのです。
そして今、その三面張を取り除き、かつての川を取り戻す工事が進んでいます。

これまでの工事で、計画の上流部は目指す川の姿が見えてきました。

 



これからは下流の天真名井のあたりや、より町の中心に近い場所の工事が予定されています。
宮崎県西臼杵支庁の南崎さんによると、新しく石積みの護岸にするために天真名井と川の間にある擁壁を取り除いたり、
天真名井そばに生えている樹齢1300年といわれる欅を支えている支柱を一旦撤去する必要があります。
樹木医の高橋さんにアドバイザーとして入っていただき、試験施工をしたり、
委員会で話し合ったり、慎重に入念な計画を立てているところです。

そんな計画を話してくれた南崎さん。
語る声に情熱がこもっています。
この川まちづくりに誇りを持って関わっていることが伝わってきました。

まだ完成までには月日がかかる神代川川まちづくりですが、
色々な技術も注ぎ込まれ、とても画期的な取り組みとして注目されています。
神代川河川再生計画検討委員会委員の桑子敏雄さんは、
「出来上がったものを見ても楽しめるけれど、河床の処理や護岸の処理など工事中の今だから見られる技術を、
安全に気をつけながら見学し、日本の川がこれからこんな風に変わってゆくんだということを実感していただけると嬉しい。」
と話してくださいました。

神代川の川まちづくりは単なる河川工事ではなく、工事に携わる人々の誇りや町民の心、想い、情熱が注ぎ込まれた現場です。
是非多くの方に興味を持っていただき、これからの高千穂町神代川の変化を見守っていただきたいです。

取材にご協力いただいた宮崎県西臼杵支庁、高千穂町役場の皆さま、桑子敏雄先生、ありがとうございました。





今週のひとみママおすすめの草花

今週注目して心を寄せてほしい花は



ドクダミです。
独特の臭みがあり、繁殖力も強いので、どちらかというと嫌われものの花かもしれません。
でも、白い十字の花をつけ群れる姿は清楚で、木佐貫は心惹かれる花です。
薬草として知られていますが、中国やベトナムでは食材として根も食べられているそうです!

6月2日

ナチュラルライフ

19年6月2日(日) 16:30

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高千穂町神代川かわまちづくり

高千穂町の中心部を流れる神代川で、
かつての川の姿と人の繋がりを取り戻そうと
「川まちづくり」が進められています。
神代川は町の中心を流れ、
近くにはニニギノミコトが天から
水の種をもたらし湧き出したという神話が残る天真名井や、
くしふる神社があります。
かつてこの川は人々が洗濯をし、麻を晒し、
子どもが水遊びをする暮らしの場所でした。

しかし昭和40年代、治水のための河川工事で
川はコンクリートの三面張となり、
河道も掘り下げられ、場所によっては擁壁が造られ、
やがて川から人の暮らしが離れて行ったのです。
そして今、その三面張を取り除き、
かつての川を取り戻す工事が進んでいます。
今回は河川工事とまちづくりが一緒に行われることになった経緯を
高千穂町役場の佐藤さんにお聞きしました。

地方創生という流れの中で、
高千穂町は多くの観光客が訪れ活気あるものの、
そのほとんどが高千穂峡、高千穂神社、
岩戸神社と限られた場所しか周れず、
長期滞在する人があまりいないという現実があります。

そのため街中の活性もなくなってきていることから、
その活気、活性を取り戻そうと町が「まちづくり計画」をつくりました。
それと並行して、県と一緒に
この川まちづくりを進めることで、街中を流れる神代川、
天真名井を一つの拠点として街中を
活性化させようという取り組んでいるのです。

街中では、新しく駐車場整備や歩道の工事も行われ、
拠点となる天真名井周辺の川づくりも4~5年先を目標に進められています。
最近では街中に新しい店舗やホテルができ、
外国人観光客が街中を歩く姿も見られるようになり、
この神代川や天真名井周辺の整備が進めば
さらに街中が活気づくことが期待されます。

この川まちづくりには
「八百万の神の会」という名前の推進協議会があり、
地元公民館の人や商工会、県外から来ている地域おこし協力隊員、
役場など年長者から若い人まで様々な立場の人が協議を重ねてきました。
それは、この川まちづくりをどう利用し維持してゆくのか、
評価をし必要があれば計画を見直す場にもなるそうです。
こうして住民の意見も聞きながら川まちづくりが進んでいます。
河川の工事が町の活性化に繋がるように、
町では高千穂峡や高千穂神社、岩戸神社、
そしてここ神代川を結ぶルートの整備がまちづくりとして行われています。



神代川の今の工事は第1期で、これから下流部、
町の中央部にあたる場所の第2期工事が行われます。
そこはさらに町の人々の暮らしに近い場所になるので、
川べりには、子育て中のお母さんたちが
子どもを遊ばせながらおしゃべりをし憩う空間ができるだろうと、
神代川河川再生計画検討委員会委員の桑子敏雄さんは話してくださいました。
そして、神代川が歴史文化と町民の生活の場が融合した
河川空間になることを桑子さんは期待しています。

次回はその2期工事についてご紹介します。





今週のひとみママおすすめの草花



ヒュウガアジサイ

植物研究家の南谷先生が命名したガクアジサイ。
宮崎県の中、北部の山中の沢沿いに生えるピンクの花です。
木佐貫の自宅には南谷先生に頂いたひと株がありますが、
自然の中にある株のようにピンク色にはなりません。
どうしてなのか、不思議です。

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