秋も温暖化

ノダっち

23年11月30日(木) 16:45

秋が終わります。
 
ちょくちょく
冬の空気が入っている今月ですが、
気象の統計の区分では
きょうまでが秋です。
 
この秋、3か月の平均気温は、
平年より高くなる可能性が
高くなっています。
 
きのうまでの速報値で
平年より0.7度ほど高い状況です。
 
また、きのうまでの
平均気温は20.5度になっています。
 
きょうの5時台のお天気チェックで
お伝えしましたが、
とくに1990年以降、
20度を超える年が増えてきました。
 
逆に20世紀前半までよくあった
18度以下になる年が
1980年以降はありません。
 
秋の温暖化、ということも
顕著に出てきているように見えるデータです。
このデータのグラフを
画像欄にも載せておきます。
 
きょうは
日中の気温が平年を下回ってきていますが、
3ヶ月の平均気温を
0.5度以上下げることはないでしょう。
 
また、今月の平均気温も、
平年よりは高くなりそうです。
 
中旬以降は、
ちょくちょく寒気が流れ込んでいて、
中旬の平均気温は
平年を下回っていましたが、
とくに、上旬は
記録的に夏日が続くなどして
暑くなりましたし、
下旬も平均すると
平年を上回っています。
 
なお、きょう発表された一か月予報でも
この先一か月の平均気温は
平年より高くなる予想です。
 
週別にみると・・・
9日以降の平均気温は、
平年並みか
平年より高い予想になっています。
 
このまま暖冬傾向となるかどうか、
来週末の寒気の流れ込み具合などとともに
来週、また注目していきましょう。
 
 
とはいえ、ひとまず、
冬の始まりは、
冬らしい寒さで始まりそうです。
 
きょう次第に流れ込んできている寒気が
あすにかけて強まって、
あすは、1500m上空で0度以下になって
-3度の線も県北部にかかる予想で、
真冬並みになります。
 
雲があって風もありますので、
朝にかけての放射冷却が弱めで
朝の寒さは
平年並み程度の所が多いものの、
日中の寒さは、
真冬並みになるでしょう。
 
あす夜から
あさって朝にかけての方が
晴れやすくて寒気も強いため、
いっそう冷え込みが強まりそうです。
 
土曜日も、
冬の空気の冷たさの一日でしょう。
 
さらに、放射冷却が強い
日曜日の朝が
一番冷える所もありそうです。
 
ただ、日曜日には
寒気が抜けていきます。
 
日月ともに、
朝は冷える所がありますが、
昼は寒さが弱まるでしょう。
 
一方、火曜日の雨は、
南岸低気圧型の
予想傾向になってきました。
 
ということで、
火曜日は朝の寒さが弱まるものの、
昼の気温が上がらずに
寒さが強い可能性があります。
 
月曜日にお伝えする
予想にもご注目ください。
 
水曜日と木曜日は
いったん温かくなりそうです。
 
その後の、
寒気の予想については、
かなりばらつきが
大きくなっていますので
今後の新しい予想で確認しましょう。

アオタイのころの天気は
まだ怪しいです。
 
こちらは、来週にならないと
定まってこないでしょう。
 
今後の予報でご確認下さい。
 
なお、一か月予報では
また、
この先一か月の降水量が平年より多く、
日照時間が平年並みか平年より少ない予想で、
暖冬の時の天候の特徴が見える
予報です。
231130_1
宮崎の秋
(9月~11月)の
気温の変化

オレンジ丸を付けた所は
20度以上の年、
水色の丸を付けた所は
18度以下の年です。
231130_2
昼過ぎのMRT上空

MRTのそばの公園のイチョウは
だいぶ葉っぱが落ちました。

イチョウの色付や落葉など
市内でもかなり差があります。
興味深い植物です。

なお、きょう
気象台のイチョウの標本木でも
落葉が発表されました。
平年より9日早く、
昨季より7日早い発表です。

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