この夏型のきょうの不安定な夏空

ノダっち

23年8月29日(火) 17:05

きのうに増して、
不安定な天気になってきました。
 
湿った空気の流れ込みが強まって
雨雲が増えています。
 
ただ、きょうも
しっかりと晴れていて、
蒸し暑さも強まりました。
 
上空の太平洋高気圧の存在も感じます。
 
それにしても、この夏は
こんな天気が多かったですね。
 
全国のニュースで、
暑い暑い、と言っている時の宮崎は
こういう亜熱帯型の天気で
暑さはまぁまぁということが
多くなっている印象があります。
 
温暖化、ということの影響が
気になる状況でもあります。
 
 
一方、衛星画像を見ると
四国の南に午前中まで
明瞭な渦も見えていて、
資料をみてみると、
上空にある寒気を伴った低気圧の
寒冷渦があるようです。
 
この寒冷渦、
今夜からあす未明にかけて
県内の沿岸に近づきそうな
資料の予想になっています。
 
このため、
今夜からあす朝あたりにかけて
大気の状態が不安定になって
局地的に発達した雨雲がかかる恐れがあり、
雨の降り方に注意が必要です。
 
場合によっては
警報級になる可能性もあると
気象台からも発表されています。
 
激しく降ってきた時や
雷の音で目が覚めたら、
キキクルをご確認下さい。
 
 
一方、台風11号は
日本のはるか南を
引き続き西寄りに進んでいます。
 
この台風の北に連なる雲も
ジワジワと西に進んできていて、
あさってにかけて
県内に入ってくる可能性が
引き続きある状況で、
あさっても、この雲による
雨の強まりに
念のため注意しておきたい状況です。
 
また、昨日解説したように
太平洋高気圧の南を
西に進んでいるのですが、
きのうの資料よりも
この高気圧が弱めで
東シナ海に行くと
北寄りに向きを変えそうな
予想になってきました。
 
影響が大きくなる可能性のある
さらなる北寄りの進路や
東寄りの進路にならないかどうかは、
もう少し新しい予報も確認しましょう。
 
まだ東シナ海に進んだ後の動きについては
定まりきっていないです。
 
また、台風10号が出来たあたりの海域で
再び雲がたくさんできていて、
ココの雲がまとまってくるような予想も
各資料がしています。
 
こちらの雲の動きにも注目しましょう。
 
 
いまのところ、週末は
11号の周辺の雲の影響なども小さく、
良ければ昨日レベル、
悪くてきょうレベルの
不安定な天気になりそうな気配です。
 
ただ、単純な高気圧に覆われる
天気でも無さそうですので、
やはり最新の予想もご確認下さい。
 
 
来週は、モンスーントラフからできてくる
次の熱帯低気圧の動きが
カギを握りそうです。
 
そもそもできてこない、
ということも含めて、です。
 
様子を見ましょう。
 
ということもあって、
H2Aロケットの
次の打ち上げ日の設定は
なかなか難しいでしょう。
 
発表を見つけましたら、
またお知らせします。
230829_1
朝の宮崎市の空

夏の低い雲と、
秋の鱗雲が
同居していました
230829_2
昼過ぎの
MRTからの西の空

下層の対流性の雲と
上層のかぎ状巻雲

引き続き
秋と夏が同居しています
230829_3
正午の衛星画像

黄色で囲った部分の雲が
台風11号の西進と共に
ジワジワと近づいています

一方、右下の雲の動向にも
今後注目してみましょう

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