ムシムシは雨雲の素

ノダっち

25年6月10日(火) 18:00

昨夜は
大隅半島付近に出来た
線状降水帯の一部が
串間付近をかすめました。
 
少しずつ南下傾向があったため、
串間での影響が
限定定期になったのは
助かったかもしれません。
 
まだまだ今年も、
コンピュータが計算できていない
発達した雨雲の発生が相次いでいます。
 
「出来る可能性がある」
くらいは予想が出来てきているので
そういう予想が出ていたら、
いつも以上に注意しましょう。
 
最新の雨雲の状況や
雨が強まった時に
キキクルを見て確認する
ということをお願いします。
 
そして、こういうタイミングで
改めて、家族で
いざという時の行動について
ハザードマップを使って
確認もしておきましょう。
 
 
梅雨前線は、
昨夜は北上が遅れて、
九州南岸に発達した雨雲が
出来てしまいましたが、
けさには、九州北部に北上していたようで
きょうの午前は、九州北部で
雨が強まっていました。
 
ただ、心配されたほど
雨雲の組織化は無く、
線状降水帯発生はなかったようにみえます。
 
発達した雨雲のエリアは
午後にかけて南下傾向になって、
午後は、県内でも
雨の強まった所がありました。
 
一方、県内は
やはり南部平野部を中心に
昼過ぎにかけて雨雲が少なくて
晴れ間も少しあって
気温が上がっています。
 
宮崎は昼前に30.3℃まで
上がりましたが、
湿度は70%ありました。
危険な蒸し暑さだったと言えます。
 
午後は雨雲が
増えてきた所から
暑さは落ち着いていましたが、
次々と近づいてきている状況です。
 
 
あすは、梅雨前線が
九州南部付近に南下してきそうです。
 
午前を中心に
梅雨前線の南にいる時ほど
発達した雨雲の発生に
注意しておきましょう。
 
地面の中に
ジワジワと水の量も増えてきていますので
危険度も上がりやすくなりつつあります。
 
まだ、それほど
危機感の高い状況ではないですが、
週末まで雨が降ったり止んだりしそうで、
注意しておきたい状況です。
 
一方、
南部平野部は熱帯夜の予想も出てきました。
 
今夜は寝苦しさを感じそうです。
 
ただ、日中は前線の北側になる所が多く
今日ほどの暑さは無いでしょう。
 
 
あさって以降は
梅雨前線の動き次第で変わります。
 
活動が強まりそうな資料もあるため
明日以降の予想の確認をお願いします。
 
また、あすにかけて
台風1号が
発生しそうな予想にもなりました。
 
南シナ海で発生して
中国大陸に上陸する予想なので
上陸後は衰弱しそうですが、
梅雨前線に台風由来の
雨雲の元が流れ込む可能性がありますし、
進路によっては
弱まりきらないかもしれません。
 
こちらも、
来週にかけての前線の活動とも
関わってきますので
最新の予想の確認をお願いします。
 
きょうの資料だと
来週になると太平洋高気圧が強まって
梅雨前線を押し上げそうな予想が
優勢です。
 
その場合には、
夏本番を思わせる空になって
暑さが強まるかもしれません。
 
その点も注目しましょう。
250610_1
昼前のMRTから南の空

写真では分かりにくいですが
少し青空が
覗いていました
250610_2
正午の衛星トゥルーカラー画像
(JMA,NOAA/NESDIS,CSU/CIRA)

フィリピンの西で
渦を巻きかけているのが
台風1号候補の
熱低の雲です

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