梅雨は後半戦入り

ノダっち

25年6月9日(月) 16:47

きのう6月8日、
九州北部と四国の梅雨入りとともに
沖縄の梅雨明けが発表されました。
 
沖縄は、
5月22日に梅雨入りが発表されて、
たった2週間ちょっとでの
梅雨明の発表になっています。
 
沖縄の梅雨入りのタイミングについては
見直される可能性も捨てきれないので
現時点ではにはなりますが、
この短さはうらやましく感じる方も
いらっしゃるでしょうか。
 
一方、沖縄が梅雨明けして
九州北部や四国の梅雨入りということは、
今後は、沖縄付近まで
梅雨前線が
南下しにくくなることを意味していて、
一層、九州南部の梅雨も
本格化する時期になってきた、
ということも意味しています。
 
さっそく、きょうは
朝の気象庁発表の情報から
鹿児島県に線状降水帯の予測情報も
発表されました。
 
そういう季節になってきた、
ということです。
 
 
梅雨前線は、
土曜日にジワジワと北上してきて、
きのうから九州南岸付近に伸びています。
 
土曜日は、雲が増えてきましたが、
午前を中心にしっかり晴れて
洗濯物はしっかり乾かせたでしょう。
 
この時期らしい程度の暑さもありました。
 
土曜日の夜以降は雲が分厚くなってきて、
きのうの朝までには
もう雨雲がかかってきていた県内です。
 
けさにかけても、梅雨前線は
目だった北上はなかったようで、
前線の北側での雨になったため、
昼の気温が上がりにくくて、
きのうからほぼ横ばいの気温で
経過しています。
 
昨日の昼も、きょうも、
半そでだと
ヒンヤリ感じられたくらいだったでしょう。
 
昨日の最高気温は22度前後の所が多く、
未明に出ている所も多いです。
 
宮崎市は、きのう朝から今日にかけて
20度前後で経過しています。
 
一方、きのうから今日にかけて
やや発達した雨雲も
断続的にかかっていますが、
まだ急激に危険度が上がるような
緊張感の高い雨雲はかかっていません。
 
 
梅雨前線は、
今日はじわじわと
九州南部付近を北上しているとみられ、
あすは九州北部を北上しそうな予想です。
 
あすは、特に午前にかけて
発達した雨雲が出来やすい
前線のすぐ南のエリアにはいるため、
雨の降り方に注意しておきましょう。
 
土砂降りの状況が続くときには
キキクルの確認をお願いします。
 
午後に前線が離れると
南部平野部を中心に雨が止んで
晴れ間がのぞくかもしれませんが、
晴れ間が見えても油断でき無し空、
と思っておいてください。
 
一方、晴れ間が見えて日が差すと
前線の南側で
一層熱中症の危険度の高い
蒸し暑さになります。
 
熱中症への注意も必要です。
 
きのうきょうと、
昼の気温が上がらない状況から
一変しての蒸し暑さになりますので、
周辺の体の弱い方への
注意喚起の声掛けもお願いします。
 
 
今週後半も
梅雨前線は九州北部付近に予想され、
週末あたりは
特に太平洋高気圧が強まってきそうで、
梅雨前線が大きく北に上がって、
そのタイミングは
夏を思わせる空が広がるかもしれません。
 
 
なお、
金曜日に台風1号になるかも?
とお見せしたフィリピンの雲は
あの時点で日曜日の熱低化が
予想されていたのですが、
熱低にならないまま週明けになりました。
 
フィリピンの近づきすぎて
陸地の影響で回転が
上手くまとまらなかったのでしょう。
 
あす、フィリピンの西で
熱低化が予想されていますが、
さて、どうなるか、
注目しています。
 
以前もお伝えした
台風1号の発生が遅い順は(日本時間)
1)1998年7月9日15時
2)2016年7月3日9時
3)1973年7月2日3時
4)1983年6月25日15時
5)1952年6月10日3時
6)1984年6月9日15時
 
となっていて、きょう
6番目以上になることが確定しました。
 
現状で熱低が出来ていないので、
5番以上になってくることになるでしょう。
 
この時期は、
台風として接近しなくても
前線を刺激するなどの影響もあるので
引き続き、南の雲の動向にも
注目していきます。
250609_1
土曜日の朝の青空

春側の青空は
これが今季ラストかな?
250609_2
土曜日の
散歩中に見つけた
アジサイの花

花に見える
ガクの間で
ひっそり咲いている
小さな真花もありました。

金曜日に
記載を忘れていましたが、
気象台の標本木でも
この真の花の開花が
6月6日に
平年より4日遅く
発表されています。

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