実態は線状降水帯

ノダっち

23年8月18日(金) 17:34

昨日の日記で
「県内に

 東からの空気が入りやすくなりますので、
 今日よりも
 雨雲は増えて強まりやすいかも」
と書きましたが、
「かも」の方で、
しかも、明け方から昼前にかけては
危険な強まり方になってしまいました。
 
南にずら~っと雨雲が連なっていたので
かなりドキドキしました。
 
気象庁の線状降水帯の
基準にはなりませんでしたが、
出来ていたものの事態は
線状降水帯と言って
よいものだったと思います。

線状降水帯、って
線状の降水帯なので、
それはどこにでも良く出来るので、
大雨の場合は線状豪雨帯とか、
って名前を変えてほしいと、
常々思っているノダです。
 
 
話がそれましたが、
単純に、東シナ海を北上した
熱低の性質も持った低気圧の
影響だけではなく、
この低気圧の周辺の反時計回りの風と
東海上から張り出す
太平洋高気圧の周辺の
時計回りの風がぶつかって、
九州の南に線状に並んだ
雨雲が発生したようでした。
 
しかも、午前は、
上空の気圧の谷との関係性や
低気圧との位置関係で
湿った空気が入りやすくて、
雨雲が発達しやすい
環境になったようです。
 
午後も、
雨雲が断続的に流れ込んでいますが、
暖かく湿った空気の供給が弱まったようで
パワーはなくなってくれて
助かりました。

ただ、地盤がやや緩ん状態
あす朝くらいまでは
暖かく湿った空気が入りやすいため、
引き続き、念のため雨雲の発達には
注意しておいた方が良さそうです。
 
引き続き、土砂災害にご注意ください。
 
 
あすの日中も、きのうまでの予想よりも
雲が多めの予想になったものの、
各地で晴れ間もしっかりあるでしょう。
 
一方で、山沿いを中心に
夕立には気を付けておいてください。
 
洗濯物を干したままでは
お出かけしにくくなりそうです。
 
日曜日は、さらにスッキリ晴れやすく、
暑さも強まるでしょう。
 
レジャーの際の熱中症には
十分にご注意ください。
 
また、やはり夕立の可能性が
熊本県に近い地域を中心にあります。
 
 
月曜日まで晴れた後、
火曜日以降は、湿った空気が
また影響してきそうです。
 
来週中ごろ以降は、
いま、関東の南東にあるくも
(画像欄でオレンジ丸を付けた
 あたりの雲)
の動向によって
雨の降り方が変わってくるでしょう。
 
すでに低気圧が解析されていて、
今のところ熱低にはなっていませんが、
出来ている場所や状況的には
やはり熱低の性質も
持ったものになりそうです。
 
いまのところ、この低気圧の
発達傾向の予想は無いですが、
暖かく湿った空気とともに
雲が入ってくれば
そのはいり方によっては、
また嫌な降り方をする可能性も、
現状では捨てきれません。
 
地面が雨も含んでいますので、
月曜日にお伝えする
新しい情報の確認もお願いします。
230818_1
午前の雨雲の変化
(気象庁HPより)

気付いたベースで
保存したものを
並べてみました
230818_2
午前10時半の
衛星可視画像
(Weather Modelsから
商用利用の同意を得て転載)

東シナ海を
明瞭な下層の渦
(熱低製の低気圧)
が北上していました

一方、
九州から南には
発達した雨雲が
伸びていました。

低気圧の周辺の風と
太平洋高気圧の
周辺の風がぶつかって
この長い雲が出来たと
考えられます
230818_3
正午の衛星画像
(気象庁HPより)

オレンジの丸を付けた
あたりの雲のどうこうに
来週は注目です

投稿月