流れ星に「もう来ませんように」と願いたい

ノダっち

23年8月10日(木) 18:00

夕方から流れ込んできた
台風を取り巻く帯状の雨雲が
県内に深い爪痕を
残していきました。
 
途中までは
霧島連山に弱められていましたが、
少し低い部分をついて
入ってきた後は、
やりたい放題な感じです。
 
まずは、
あ、入ってきたな、
嫌な感じだな、
と思ってみていたら
都城~高原~小林付近で
線状降水帯になり、
とくに、小林付近での
雨雲の発達が顕著で、
小林のアメダスは
観測史上最大となる
時間雨量93.5ミリも観測しました。
 
この雨で、一気に冠水したり、
増水した河川もあり、
土砂災害もあったようです。
 
その頃から、
宮崎付近から西米良付近にかけても
活発な雨雲の帯があって、
帯がだんだんと東にスライドしていましたが、
日之影付近で止まってしまい、
再び、日之影付近を中心に
線状降水帯の判定も出ています。
 
その後も、発達した雨雲の帯が
明け方にかけてもありましたし、
線状降水帯にならないまでも
線状降水帯もどきのような
発達した雨雲もあって
ハラハラした夜から朝でした。
 
 
一夜明けて、
やはり各地から
被害の報告も相次ぎました。
 
一刻も早い復旧を願うとともに、
せめて、人の被害が
ないことを願っています。
 
復旧作業に当たる皆様が
熱中症になって
二次被害が無いように、
どうかご注意ください。
 
 
ということで、
本日も
お仕事をさせていただいています。
 
あすこそは、休みたいと思います。。。
 
 
きょうは、朝から雨は弱まってきました。
 
台風の南には、
ずらーッと尻尾のような雲が
垂れ下がっているのですが、
台風が離れて風も弱まりつつあり、
発達しにくくなってきたようです。


あすも、日中を中心に
にわか雨の可能性がありますが、
晴れ間が出ることもあるでしょう。
 
簡単には地面の水が抜けませんので
土砂災害には、ご注意ください。
 
また、熱中症の危険度の高い
蒸し暑さになる所もありそうです。
 
 
あさっても雲が多く不安定ですが、
晴れ間も増えてくると思われます。
 
一方、日曜日は
晴れ間がしっかり増えてきて、
暑さが強まってくるでしょう。
 
特に月曜日は、
半月ぶりに猛暑日の所が
多くなりそうです。
 
十分な熱中症予防を行いましょう。
 
そんな日曜日は、
毎年恒例のペルセウス座流星群
極大の夜になります。
 
今年は、細い月が明け方に上るくらいで
月の条件はなかなか良さげです。
 
国立天文台天文情報センター勤務で
日本流星研究会の佐藤 幹哉さんの
ツイートによりますと、
今年の極大は、
日本時間では13日の夕方で、
日本からは見えない時間帯ですが、
14日に日付が変わった未明の時間帯で
空の暗い所(5.5等星が見える空)だと
一人当たり1時間に35個くらい
見えるだろうとのことです。
同じ時間帯、
4等まで見える空では
一人当たり1時間に13個くらい
見えるのではないかとなっています。
(オリオン座大星雲が見える空)
(宮崎県は、よほどの街の中心部以外、
 宮崎市の大淀川沿い辺りも該当)
 
なお、同じ4等まで見える空の条件で、
13日の21時ごろで1時間5個、
14日の0時ごろで1時間10個と
なっています。
 
前日の夜だと
大体7割くらいになるとのことです。
 
最近、なかなか晴れにくかった空ですが、
この機会に、夏休みのお子さんと一緒に、
夜空をぜひ見上げてみてください。
 
流星群をたくさん見るポイントは、
星座にこだわらず
夜空をなるべく広く見ることで、
安全を確保して
寝転ぶなどして見ることができると、
楽です。
 
いつもよりも、
流れ星に願い事を
言いやすい夜です。
 
「もう台風が来ませんように」
 
 
ただ、台風7号が、
お盆ごろにかけて
東日本に接近の可能性が
高めの予想になっています。
 
きのうもお伝えしましたように
お出かけ予定の方は、
最新の予想に注意しつつ、
柔軟に予定変更や
移動手段の変更ができる検討も
しておくのも良いかもしれません。
 
一方、県内は、
木曜日ごろまでは
晴れそうです。
230810_1
午後に見えてきた青空
230810_2
朝の大淀川下流域
(国交省HPより)
230810_3
きのう午後9時ごろ
小林付近を中心に
発生した線状降水帯
(気象庁HPより)
230810_4
きょう午前2時ごろ
日之影付近を中心に発生した
線状降水帯
(気象庁HPより)

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