実は濃霧の季節

ノダっち

23年7月5日(水) 16:53

梅雨前線は、昨日の午後から
温暖前線と寒冷前線に代わり、
昨日の午後に、温暖前線側が北上して
各地で雨が増え、
きょうは、寒冷前線側が南下してきています。
 
前線南側の
暖かく湿った空気が流れ込んでいて、
かなり湿度が高い夜から明け方でしたが、
この早朝に、少し気温が下がったタイミングで
空気が飽和したようで、
宮崎市内(とくに大淀川周辺)で
濃い霧が出ていました。
 
とくに、明け方に雨雲も通過して
一層湿った空気になり、
止んだタイミングで(雨で気温も下がり)
霧になったようにも見えます。
 
あるいは、大淀川の水の冷たさが
影響して発生した
移流霧の一面も持っていたかもしれません。
 
きょうは、ニュース内でも
野田が撮影した映像を使ってもらいましたが、
あの電車が消える映像よりも
20分くらい前はもっと濃かったです。
(ただ、電車が来なかった(笑))
 
霧は、秋の季語ですが、
県内の平野部は、この梅雨の時期に
時々濃い霧が出ることがあります。
 
実は、キリの季節だったりもする
宮崎の梅雨です。
 
一方、前線の活動は
それほど強まっていないようでした。
 
所々にやや活発な雲もありましたが、
南下とともに活動も弱めていて、
昨日心配されたほどの
雨の量になっていません。
 
助かりました。
 
 
あすは、前線が九州の南に南下して、
さらに活動を弱める見込みで、
日中は広く晴れそうです。
 
ここ連日、お伝えしていましたが、
晴れ間も出て
危険な暑さになる所もあるでしょう。
 
とくに東風の影響で
内陸ほど暑くなって
体温並みになる所もありそうです。
 
こまめな水分補給など
十分な熱中症予防を心がけましょう。
 
一方で、湿った空気の流入があるため、
気温が上がるほど、
午後にかけて、雨雲が湧きあがる
リスクも同時にあります。
 
午前を中心に広く晴れますが、
山沿いほど雲が多い所もあって、
午後は急な雷雨にもご注意ください。
 
洗濯物も、空を見ながらの対応も
おススメです。
 
 
あさっての七夕は、
南の太平洋高気圧が強まってきて、
だんだんと前線が北上する見込みで、
昨日のように、前線が近いタイミングで
雨雲が増える可能性があります。
 
七夕の満点の夜空は、
現状は厳しいですが、
早めに前線が北上して
南側に入ってくれば
晴れ間が出る可能性もゼロではありません。
 
土日は、
梅雨前線が九州のすぐ北あたりに
予想されます。
 
県内付近は、
太平洋高気圧の周辺部になるでしょう。
 
暖かく湿った空気が流れ込んで
九州の西側を中心に
雨雲ができる可能性がある一方、
平野部では晴れ間もあって
暑くなるパターンでもあります。
 
このパターンの時、
なかなか予報では
晴れマークがつきにくいのですが、
傾向的には、晴れ間が
しっかり広がるタイミングがあるでしょう。
 
晴れて暑さが強まることもありますので
要注意です。
 
一方、前線が少し南下したりすると
発達した雨雲が
山沿いを中心に増えるリスクもあります。
 
前線の動向に要注意の土日です。
 
また、九州北部に行く予定の方も
十分に最新情報にご注意ください。
 
なお、月曜日以降は、
さらに太平洋高気圧が
強まる傾向になってきました。
 
資料を見ると、
まだ高気圧が本気ではなくて、
湿った空気の北上もありそうなので、
このあたりが解消されるかどうかが
一つのカギになってきそうです。
 
気象庁さんの予報も、
来週月曜日から晴れマークも出てきました。
 
いよいよ梅雨も最終局面を迎えそうです。
230705_1
けさ6時20分ごろに
撮影した動画の
キャプチャ画像です。

電車は、このあと
霧の中に消えていきました。
230705_2
同じく6時半前の
東の空です。

左端に
ぼんやり太陽があります
230705_3
空の高い所は
青空になっていました。

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