梅雨末期の大雨

ノダっち

23年7月3日(月) 17:48

金曜日の夜から土曜日は、
断続的に発達した雨雲がかかって
とくに、九州北部で
危険な降り方になりました。
 
県内でも、午後にかけても
雨の降り方を注視していましたが、
心配されたほど
雨雲が組織化せずに経過したため、
大きな被害が出る降り方には
ならずに済んでいます。
 
日曜日は、
いったん梅雨前線が活動を弱めました。
 
所々で散発的に雨雲が出来ましたが、
平野部を中心に晴れ間も出て、
暑さが強まっています。
 
 
きょうは、梅雨前線が
九州北部付近に北上して、
再び活動を強めました。
 
未明から九州北部を中心に
所々に発達した雨雲が出来て、
その雨雲が、県内でも
北部山沿いを中心に流れ込んだため、
高千穂で
一か月分の3分の1にあたる130ミリが
たった3時間で降るなどし、
高千穂や五ヶ瀬付近を中心に
地盤が急速に緩みました。
 
また、高千穂は
7月の一か月分の7割くらいが
24時間で降っています。
(13時現在)
 
この影響で、
土砂災害が発生した所もあります。
 
午後にかけて、
梅雨前線の活発な部分も進んできて、
すでに土曜日からの雨で
地盤が緩みやすくなったところに
再びの大雨となっていて、
心配な状況です。
 
 
梅雨前線は、
今夜には九州南部付近に南下してきて、
活動を次第に弱める予想で、
あすは、きのうのような
天気傾向の可能性がある一方、
昨日と違うのは、
資料によっては、活動を弱めない
予想をしているものもある点が気になります。
 
前線が活動を弱めなければ
南岸付近を中心に
危険度が上がる恐れもありますので、
最新の情報にご注意ください。
 
線状降水帯発生の恐れ、
という情報も気象庁から出ていますが、
これだけ地面の雨がある状況では
線状降水帯があろうがなかろうが
あまり関係ないです。
 
線状の豪雨帯が出来たら
かなり大変になりますが、
線状降水帯が出来なくても、
災害の恐れは十分にあると思って、
雨が強まってきた時には
キキクルなどを確認したり、
崖の近くなどでは
崖の様子に
いつもと違う用紙がないか注意して
安全優先で行動したり、
川に近づかなかったり、
防災意識を高めてお過ごしください。
 
 
あさっても、はじめ
梅雨前線が九州南部付近に予想され、
午後にかけて次第に北上しそうです。
 
前線の南側になってくると、
再び、一層、
雨雲が発達する恐れがあります。
 
このあたりは、またあすの資料で
詳しくお伝えしましょう。
 
 
一方、木曜日は、
太平洋高気圧が強まって
九州南部を覆ってきそうです。
 
夏空が広がる見込みで、
内陸を中心に
厳しい暑さになるでしょう。
 
週末以降は、太平洋高気圧の強さ次第です。
 
昨日の予想よりも、
きょうはやや弱まったように見えます。
 
高気圧が強まれば、そのまま、、、、
 
ということも期待したいのですが。
 
もう少し様子を見ましょう。
230703_1
土曜日夕方、
雨が止んだ頃の
大淀川

橘橋の上下あたりの
歩道が冠水していました。

ココは、少し低いようで
冠水しやすくて、
ちょうど満潮の時間帯で
冠水が発生していました。
230703_2
日曜日は
日中に青空も広がりましたが、
夕方には、また
濃い雲が広がっていました

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