すでに6月の雨量に接近

ノダっち

23年6月12日(月) 16:50

週末は、土曜日に
雨が時おり強まって、
注意報レベルの
土壌雨量指数になりましたが、
警報が出るほどには
強まりませんでした。
 
金曜日に予想していたよりも、
やや東にズレて
暖湿流が合流していたようです。
 
レーダー的には
種子島付近に発達した雨雲が
出来ていたため、
動向を注目していましたが、
そのまま北上せず
やや東にズレながら北上したため
県内での影響は
限定的になっています。
 
ただ、梅雨前線の停滞によって
昨日の日中にかけても
雨が降りやすかったですね。
 
きょうも、モデルの予想的に
雨雲がもう少しかかりそうでしたが、
予想よりも
雨雲は限定的で経過しています。
 
金曜日に書いた
「本来、この週末も含めて、
 前線の傾き的には、
 あまり
 大きく影響するパターンではありません。」
というパターンになっているようです。
 
きょうの雨雲は
日向灘がメインで
ほとんどかかってきていませんが、
きのうまでの雨で
宮崎は6月の平年の降水量
(516.3ミリ)に迫る、
497ミリの雨が
今月に入ってすでに降りました。
 
まだ今月は
3分の2くらい残っているのですが・・・
 
一方、高千穂の雨量は半分くらいです。
 
梅雨前線が九州南岸に
伸びやすくなっていることも
示してそうです。
 
今のところ、梅雨前線の南の夏の空気が
あまり強まってきていないことと、
一方、北側の春の空気の方が
やや強めになっているということでしょう。
 
きょうも、春側の空気が強くて
予想ほど雨が降っていないようにも見えます。
 
あす以降も、
春側の空気の中で、
しかも上空の
高い所の寒気も南下するため、
大気の状態が不安定になりそうです。
 
日差しが出て地面が温められるほど
不安定になりますので、
晴れたとしても、山沿いを中心に
午後の急な天気の変化にお気を付けください。
 
この不安定さは、
木曜日くらいまで続きそうです。
とくに、寒冷渦が近づく木曜日は
注意しておきましょう。
 
一方、海は
台風3号の影響で波が高くなっています。
台風3号は、
九州からは離れて南の海上を東進していて、
あすは本州の南を進み、
夜までに温帯低気圧に変わる見込みです。
波は、
朝から注意報基準を下回る予想ですが、
あすいっぱいはウネリが残りそうですので
急な高波にお気を付けください。
 
 
金曜日は、不安定さが解消し、
一旦しっかりと高気圧に覆われて、
スッキリと晴れそうです。
 
土曜日になると、
再び前線が北上してきて、
日曜日には
しっかりと雨になってくるでしょう。
 
その後、再来週の前半は、
一旦夏の空気が強まって、
前線が北上しそうな気配もあります。
 
これは、先週の一か月予報でも
その可能性が予想されていたものです。
 
このあたりの予想の傾向を
今後、注目してみてみましょう。
 
 
なお、金曜日に書き忘れていたのですが、
最新のエルニーニョ監視速報が
気象庁から発表されていて、
エルニーニョ現象が
発生しているとみられると、
発表されました。
 
しかも、すでにしっかりと
監視エリアの水温が上がっているようで、
今後、どのくらい高くなるのかにも
注目が集まっています。
 
また、来週発表される
3か月予報の傾向にも
注目してみましょう。
230612_1
土曜日午後の
雨雲の様子
(気象庁HPより)

種子島付近で
発達した雨雲が出来ましたが、
東に逸れました
230612_2
金曜日の夜
午後7時10分の空

雲が分厚かったのですが、
西の空に切れ目があったようで
黄金色の空になりました。
230612_3
上から15分後、
午後7時25分の空

水蒸気が多くて
キレイにピンクに
色が付きました

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