#63 リンリン(俳優)
リンリンさん(小林市出身)
(リンリンさん)
「(役者を)18歳からやってるわけですからね。
ようやくちょっともしかしたら日の目を見るかもしれないっていう。」
堺雅人さん主演。壮大なスケールで描かれる話題のドラマVIVANT。
そのVIVANTで眉なしスキンヘッドの圧倒的なビジュアルで今話題となっているのが、
今回の主人公、小林市出身の俳優、リンリンさんです。

(リンリンさん)
「乃木が、孫悟空(カカロット)だとしたら、俺は多分ベジータであり、セルであり、
フリーザにならないといけないっていうふうに思ってやってたんすよ。
その、悪ってよりは、敵役なんですよね。
だから、憎ったらしい敵をいかに演れるかっていうところを毎日想像して、
その時間がめちゃめちゃ楽しかったですねもう本当に贅沢で。」
―――リンリンさんってどんな人?わけもんが、密着しました。
取材当日、リンリンさんの姿は宮崎にありました。
宮崎市錦本町の”ひなたメドレータウン”でおこなわれる完成記念の特別番組やイベントに出演するためです。
MRT新社屋の前を、キャリーケース片手に歩くリンリンさん。
VIVANTのときの面影があまりないようですが...。

(リンリンさん)
「ご覧の通り、誰にも気づいてもらえないっていう。
まあ、昨日の夜も、友達とご飯食べたあと、ニシタチで高校の頃仲良かったやつが大声で、
”まさかここにVIVANT俳優がおるとは誰も思わんやろね”みたいなことを言ってたんすけど、
誰も振り返りもせず、、、潜入成功です。(笑)」
さすがシンシーの工作員。
実は、撮影時には役柄に合わせて8キロ増量していたそうです。
リンリンさんがシュウ・ハオラン役を掴んだきっかけは、VIVANTのオーディション。
そこでリンリンさんが言われた言葉が―――
(リンリンさん)
「”スキンヘッド、どう?”みたいなこと言われて、”いや全然やらせてください!”(と応えた。)
なんなら美味しいぐらいに思ってたんすけど。
その後に、”あれだったら、あの、眉毛もどう?”みたいな感じで言われて。
僕は((その順番で聞くか!))みたいには思ったんだけど、でも美味しいに替えはないんで。もう、二つ返事で。」
こうして圧倒的な存在感の敵役、シュウ・ハオランが誕生しました。
そしてこの取材の日は、シュウ・ハオランの壮絶な拷問が話題となった第19話の翌日。
SNSの反応はいかに―――?
(リンリンさん)
「もう、役者冥利に尽きるじゃないですけど。
今日は特にSNS見ても、”なんて憎い奴だ!”みたいな。その一色で。すごい嬉しいっすよね。
”コイツは許せない!って思わせるような、本当にイラつくようなお芝居でした。頑張ってください”みたいなのが
ほとんどだったんで。すごい嬉しいですね。」
リンリンさんは、小林市出身。
俳優を志し、宮崎西高校理数科3年時に東京の芸能事務所に所属しました。
宮崎市にある弁護士事務所に、リンリンさんの当時の様子をよく知る人物がいます。
リンリンさんの高校の同級生で、現在も親交のある金丸由宇さんです。
(友人・金丸さん)
「どちらかというといじられキャラというか、そんな感じだったと思いますね。今でもそうです。
今グループLINEで繋がってますけど、その中でもそんな感じですね彼は。
なんか高3の時期って僕ら受験勉強に向かって進むので、その時に何か、こういう夢がある、みたいなことを
言ってたのは聞いた覚えがあるし、皆それを知ってるんじゃないかなと思います。」
(リンリンさん)
「(役者として)くすぶってる時でも、変に励ますこともなければ、馬鹿にすることもない。
なんだろう、(高校の頃の友人たちは)いい距離感を保ってくれる。」
上京し、俳優として活動を続けるも、なかなかチャンスに恵まれなかったリンリンさん。
そこで心機一転、事務所を退所して中国へ渡ります。

(リンリンさん)
「北京に行って、語学学校行って読み書きを勉強して、言葉をマスターして。
そしたら向こうで仕事が決まったんですよ。
そこからまた繋がりができて、次の作品決まって、どんどんどんどんそっちに繋がってしまって。
気がついたら7年ぐらい(中国に)いて。」
中国では、映画やドラマなどで活躍したリンリンさん。
その後 帰国し、NHKのドラマ「光る君へ」や「東京サラダボウル」などへの出演を経て今に至ります。
―――
リンリンさんを追って東京へ。
取材当日 リンリンさんは、渋谷にある「TRATT.USHIGORO恵比寿店」で俳優仲間と会食。
そこに集まったのは―――?
(リンリンさん)
「今回の奪還作戦のY2K側の総責任者、テントのマタ役、内村遥さんと、
みなさん大好き別班の熊谷役、西山潤くんです!」
(西山さん)
「シンシー&別班&テント会、よろしくお願いいたします!カンパイ!」
3人は、VIVANTのアゼルバイジャンでのロケ中に仲良くなったそうです。

(内村さん)
「元々、僕はリンリンさんが日本の方っていうのを知らなくて、
アゼルバイジャンの後半で初めてバスのシーンが出てくるんですけど、
そこで引きずり込んでやったら日本語を喋られてたんで、”日本の方なんですか”って言って。
”僕や宮崎出身なんです”っていうからそうなんですか!と(仲良くなった)」
(西山さん)
「しかも宮崎!堺さんと一緒のって。」
劇中で、リンリンさんの演技を間近で見ていた西山さん。リンリンさんの演技はいかがでしたか?
(西山さん)
「現場の方が120倍怖かったです。
やっぱそのスキンヘッド眉なしっていう怖さをわかってらっしゃるお芝居をされるから、
福澤監督の求めてるものと、リンリンさんが”シュウは嫌われ役に徹しよう”って中で、
そういう芝居の組み立て方をしてるのをみて、すごい、”絶対これはハマってハマってんだろうな”(と感じた)。
福澤監督にもハマるだろうし、きっとVIVANTの途中からのシュウもすごいハマってんだろうなというのを
もう逆にわくわくしながら見てました。」
(内村さん)
「でも、それにしても残忍ですね。シュウは。(笑)」
(西山さん)
「いや本当に。ここまで何だろう。悪役に徹する役って逆に美味しいですよね。」
(リンリンさん)
「(この2人が)ずっと励ましてくれてたんすよ。
この作品が放送されて、リンリンという役者を世の中の人が知ってくれる、多分いい機会になるっていう風に、
ずっと支えてくれてたっていうのは(ありがたい)。」
いよいよ11月8日に最終回を迎えるVIVANT。最後に見どころを聞いてみました。
(西山さん)
「これは僕、ずっと言ってるのは、”ジェットコースター”って言ってるんですよ。
こんなに最後まで落ち着かないジェットコースターはないっていう風に思ってるんで。もう最後の最後まで。
だからもう、(わけもんを)見てくださってる方に僕が伝えたいのは、
”もう何でもいいからとりあえずそのジェットコースターに乗って、乃木さん目線で楽しんでください”っていう。
もうそれだけっすね。」
(内村さん)
「シンシーはどうなるんですか。リンリンさん。」
(リンリンさん)
「まあ、でも、シンシーとしてはね、最後まで諦めずに戦いますよと。
あなたがた別班は別班で戦ってくださいと。最後までガチンコでやっていこうぜっていう。(笑)」
―――最終回まで、目が離せません!
”お~い!元気しちょる?”
高校の同級生・金丸さんから、霧島焼酎の贈り物。
霧島焼酎を見るなり笑顔になるリンリンさん。

金丸さんからのビデオメッセージに少し目が潤みながらも、”目指せ、第2の堺さん!”と意気込みました。
リンリンさんの理想の役者像とは―――?
(リンリンさん)
「ずっとシュウくらいのインパクトを全部の作品に残したい。
死んだ時にいろんな人が僕のことを思い出してくれる。リンリンって言うと、あの人か。あれもやってたなっていう。
なんか、生きた証じゃないですけど、そういうのを残せたらいいのかなって。
思い出してもらえるということは、多分その人たちにエンタメを届けられたっていうか、その人たちの娯楽になれた、 何かそういう時間を届けられたらいいなっていう。」
次はどんな役を演じてくれるのか、リンリンさんのこれからの活躍に注目です!