迷わず避難を始めるきっかけ「避難スイッチ」 ポイントは・宮崎県

9/15(水) 18:12

 毎年、全国各地で大雨による被害が発生していますが、住民の避難行動が大きな課題となっています。
 こうした中、今注目されているのが、迷わず避難を始めるきっかけをあらかじめ決めておく避難スイッチの取り組みです。
 避難スイッチを考えるうえでのポイントについて取材しました。

 13日宮崎市で降った大雨。市内の一部地域には、午後11時半に避難指示が出されました。

(NPO法人みんなのくらしターミナル 初鹿野 聡代表理事)
「避難指示が出た時って土砂降りですよ。あんな夜中に、あんな土砂降りの中、避難したらかえって危ない」

 防災の専門家、初鹿野 聡さんは、行政側の避難情報だけを頼るのではなく、それぞれの避難スイッチを持つことが重要と話します。

(NPO法人みんなのくらしターミナル 初鹿野 聡代表理事)
「(行政から)出た情報だけではなくて、もっと自分たちの命の助かる時に避難するのはどうなのかというのを住民独自で今の段階で持っておかないと(いけない)」

 スイッチの基準を決めるうえでまずポイントとなるのが、河川の水位や降水量などの「情報」です。

 2005年の台風14号で浸水被害を受けた宮崎市小松地区の伊藤照夫自治会長は、近くを流れる大淀川や支流の大谷川が氾濫注意水位に達した場合、独自に、住民に避難を呼びかけることにしています。

(小松もりした自治会 伊藤照夫会長)
「(住民に)こういうものをもって、避難スイッチが入るような資料としてお配りしています。近所の人たちが声をかけて危険スイッチ(避難スイッチ)として感じられる方がいろんな方に声をかけて避難していただく」

 また、家の近くの用水路の水があふれたり特定の場所が浸水したりするなど、周囲の「異変」も避難スイッチとなります。

 自分の命を守る避難スイッチ。
 万が一に備え、家族や地域で話し合い今のうちに考えておくことが大切です。

 自主的に避難行動を起こすためにそれぞれの「自主避難所」も決めておくといいということです。

 また情報以外に、家族や知り合いからの電話が避難のきっかけになることもある。いろんなスイッチを持っておくと良いでしょう。

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