綾町 北野将秀さん その2(10月15日)

稼ぐ農家ラジオ

16年11月16日(水) 17:00

みなさまおはようございます!
今日もお仕事お疲れ様でございます☆

農業で稼ぐポイントってなんだろうを考える稼ぐ農家ラジオ。
10月15日放送のゲストさんは、8日に引き続き、
綾町で有機農業をされている北野 将秀(きたの まさひで)さん。



にこやかなお2人ですが、農業の課題について語り合う二人はの表情は真剣そのもの。

この日の放送のポイントは
●農業をビジネスとして考える
●地域力と農業におけるマーケティング
●数字で管理する

何を語り合ったのか気になる方もいらっしゃると思うので、下に載せておきますね!!

みなさまこれからも一緒に、農業で稼ぐ方法について考えていきましょう☆


*以下 齋)=齋藤 潤一 北)=北野 将秀


齋)北野さん、おはようございます。先週に引き続き、自己紹介お願いします。

北)おはようございます。北野 将秀(きたの まさひで)と申します。
宮崎県の綾町で有機農業に取り組んでいます。
主な農産物はですね、有機栽培のまぁ、根もの野菜――にんじん、いも、ごぼう、などを生産しています。

齋)先週は、北野さんと農業でビジネスを考えてやる人が少ないという課題があったんですけれども、
今週は、それについてより、掘り下げて、考えていきたいと思います。
改めて、北野さんが考える農家の課題ってなんだと思います?

北)そうですね。一般的に言われているように、

新規就農をする人が少ないっていうのが一番大きいと思うんですけれども。
もう少し深く考えると、就農する人は…いらっしゃると思うんですけれども、それをじゃあ本当に起業家的な視野に立って農業で事業を動かしていこうとか、規模を拡大していこうとか、従業員を雇って意向だとか、そういった風な意識でやっていらっしゃる方というのは、なんかやっぱ少ないんじゃないかな、というのは綾町にいたりしても思ったりしますね。

齋)その課題って言うのは、北野さんがもともと東京でいろんな事業を起業家として、しかも世界でビジネスをやっていたので、そういう風な考え方が出ているんだとも思うんですけれども。
どうして今、北野さんはそれを課題だと認識しているんですか?

北)あのー、農業を新規就農される方は、どちらかというと、農的なライフですか、人生――ゆとりある人生――自分たちで自分たちが食べるものを作って、家族で豊かにゆっくりと生きていこうという方が、多いなぁと思うんですね。
で、それは決して悪い事じゃないと思うんです。すごい、いいなぁと思いますし、美しいことだと思うんですけども。
あのー……それだと、やっぱり日本の食を支える農業ってところで見た時に、やっぱりパワーが足りないんじゃないかなって思うこともありますね。

齋)どうしてそういう風に思うようになったんですかね?

北)やっぱり、自分が就農して、周りにもいろんな方がいらっしゃったりするじゃないですか。
そういうのをこう、見て―まぁ、その環境にいるからじゃないですかね。
いろんな人を見て、じゃあ、ガッツリと農業で稼いでいこうみたいな人は、なんか少ないような気がするんですよね。

齋)今綾町で、とか、全国を見て感じられる農業の現状って、どういうことだと思います?

北)農業の現状……やっぱり、新規で就農する人の数が少ないっていうのと、やめていくおじいちゃんおばあちゃんたちが、これからますます増えていくっていう。
これから10年、15年したら、もう、すごいバランスの悪い農業界になるんだろうなってのは思ってますね。

齋)それってどうやったら、解決するんですかね?

北)一番の課題って言うのは、すごい簡単な話なんですけども。
農業で、このラジオ、【稼ぐ農家ラジオ】ですか?本当に稼げる農家さんが増えていくっていうのは、ものすごい重要だと思いますよね。
で、それを、世の中……なんちゃって起業家の人って、いっぱいいるじゃないですか。どの業界でも。
それを、本当に稼いで、しっかりと、例えば、新築の家を建てたりとか、いい車に乗ったりとか、
ちょっと俗っぽい話ですけども、そういったふうにこう、見せてあげるっていうのも大事なんじゃないかなって思ったりしますね。

齋)確かに、僕が会う農家さんでも、農業ってのは一千万円からが農業だっていうのを言ってるかたもいらっしゃったので、そういう方はすごく本気で考えてるなぁっていうのは思いましたね。
え、農業でどうやれば、稼げるんですか?

北)いろんな、やっぱ考えがそこにはあって。
たとえば綾町の場合ですと、まぁ宮崎県全体なのかもしれませんけども。農地ですよね。
新規で就農したい人たちが農地を確保するために、やっぱり困ってる人もいるし。
ホントに事業的に考えて、新規就農したのに、農地がなくてできない人もいらっしゃるし。
そこは……一番、やっぱり、農業とは違う、他の事業にたとえた時に、じゃあやっぱり工場作りたい、ってなった時に、
工場作れないわけじゃないですか。したら、ビジネスにならないわけじゃないですか。想いはあっても。
で、そこはやっぱりいろんなね、農地を確保するためにはいろんな課題もあるし、行政的な問題もあるし、
そこをすごい変えていく必要は一番おっきいんじゃないかなぁと思いますね。

齋)それは現状、他の方は、借りたりとか、譲ってもらったりとかでやっていってるって感じなんですか。

北)そうですねー……

齋)農業の、北野さんが感じる魅力ってなんですか。

北)魅力ですか。
今度ねー、齋藤さん。冬の朝の畑に是非来ていただきたいんですけどもね。
朝日が昇る瞬間のレタス畑とかもうたまらないですよ!!

齋)ほぅ……!

北)もう、心が……潤うっていうんですか?気持ちがいいですよね!
仕事場があれだけ気持ちのいい仕事場って言うのはなかなか無いんじゃないかなって思いますよね。
自分たちが食べるものも自分たちで作れるって言うのは……おっきいですよねぇ……

齋)すごい、いま、全国1億3000万人の農業ファン(笑)の方が「うんうん、」って言ってるかもしれないですね。

北)絶対皆さん感じてらっしゃると思いますねー

齋)感じてるんですねぇ…

北)もう一個、あるんですけども。僕すごい好きな投資家がアメリカにいるんですよ。
その人、ジム・ロジャーズっていう人がいて。
その人マレーシアかどっかに引退して住んでるんですけども。その人世界的にも有名な投資家なんです。
ちょっと農業とはかけ離れてるんですけど、そのおっさんが書いてるんですよ。
「もし、10年後・15年後にフェラーリに乗りたいんだったら、農業しかない。特に日本は」って。
そういう本が出てるんです。

齋)へぇ……!

北)それを読んで、なんかすっごい僕はあがったんですよ、気持ちが。
だから皆さんもぜひそういう本とか読まれると……

齋)それなんで、その方はそう言ってるんですか?
もう僕今、農業やろうかなと思ってるんですけど。

北)その人は、投資家なわけじゃないですか。
世界中を、その人は自分のバイクと自動車で3周してるんですよ。世界中を。自分の目で見てるんですよ。
で、世界中がどうなってるかっていうのをわかってるわけじゃないですか。
あの……インターネットで調べたわけじゃなくて。
それを見て、過去に日本にも旅行してきてるんですけども、どう考えても、金融商品だとか、いわゆる金だとかなんだかんだよりも、1次産業である、農業の農産物の価値が、これから10年・15年で間違いなく上がるっていうのを、
やっぱり、世界を見てきた人がー投資に自分が見たままを反映する人が言っているって言うのは、なんか僕にはすごい後押しになったんですよね。
ああこれはすごいな。農業すげぇなっていうのはー美しいなぁっていう、畑にいて気持ちがいいなぁっていうのと、そういう、両方あるんですよね。

齋)データとしても出ているってことなんでしょうね。

北)でてます。出てるんです。

齋)北野さんって、いろんなことをやってるじゃないですか。
インターネットで販売したりとか。Vege8っていう自分で会社?グループを作ってやられたりとか。
その辺のことをちょっと…まぁ稼ぐポイントとか、売ってるポイントとかあれば。紹介してもらっていいですか?

北)そうですね、自分で……自社でwebサイトを作って、ニンジンジュース用の人参の販売サイトなんですけど。それを、やってるんですね。ただ、それを……最近、ちょっとその考え方が変わってきて。
なんか、農家も、マーケティングしなきゃいけないとずっと思ってたんですよ。

齋)うん。

北)けど最近、その必要――あんまりそこに力入れなくていいかなって思い始めたんです。

齋)へぇ~!

北)それはたぶん僕が、綾町という、ある程度ブランド力のある町に住んでるからだと思うんですよ。
ちゃんとしたものを、生産性あげて、商品の価値を高めれば、流通できる場所だと僕思ってるんですけども。

齋)なるほど。

北)だから、あんまりマーケティングに力を注がなくてもいいなぁっていうのは、最近僕は思うんですね。
ただ、そういうまだ、日本にはいろんな――地域もあったりして、そういうところで、地域がまだそこまでこう……なんていうんですか……メジャーじゃない……なんていうんですかね、こういうの。

齋)あんまり知られてない地域があるってことですね。

北)うん。で、そういう場所で就農されるんであれば。僕はマーケティングの力を絶対つけた方が良いと思うんですよ。

齋)んー……なるほど。

北)僕は今Vege8っていうのをやって、実際やっていますけども。
本当に全国から、安全な食べ物って言うか、新鮮な物を求めてらっしゃる人が、コンタクトしてきてもらって、買っていただけるっていうのを実感……なんですか、あれは、いいですよ。お客さんとこう、接する点ができて。

齋)なぁるほど…。確かに今インターネットがあるから、証券がもう全国っていうか全世界ですよね。
あの、ちょっと聞いたアマゾンで人参がバカ売れしたっていう。

北)バカ売れしました。去年ね……

齋)(笑)すごいですよね……

北)もうビックリしました……あの、A品とかじゃなくて、規格外の製品だったんですけども。
それでもやっぱり求めてらっしゃる方がいて。

齋)うん、聞いてらっしゃる方、「マジか俺もアマゾンで売ろう」つって登録するんじゃないですか…(笑)

北)ちょ、みなさんやめてくださいね(笑) 
人参だけはやめてください。じゃがいもとかならいいです!

齋)価格競争がそこで起きるかもしれないですね(笑)

北)起きますね。

齋)ただその点で言うと、チャンスですよね。みんなまだやってないから。
規格品以外のを出して、ドンて売れちゃうかもしれないし。
宮崎でやりながら北海道――北海道はまぁたくさんあるから、東北の人とか、えー…近畿の方々が注文してくるかもしれないわけですもんね。

北)そうですね。それはおっきいと思います。

齋)すごい……チャンスですね。
ちょっと、稼げるポイントっていうものを毎回残していってほしいなぁって思うんですけど。
北野さんが考える稼ぐポイントって言うのは、なんですか?

北)あの、今まで話してきたこととちょっとずれるんですけども、やっぱり、数字を管理することだと思いますね。
労働時間、売り上げ、どの資材にいくら使ったのかって言うのを全部管理していくことは、
農業の現場とはちょっと違うところにいますけれども、ものすごいお金を稼いで残していくってことを考えたら、めちゃくちゃ重要だと思いますし、それをちゃんとやってる農家さんていうのは、意外と少ないんじゃないかなって思ってますね。

齋)良いですね。数字で管理しようと。
それをやってる農家さんがいないからこそ、やればもっと稼げるかもしれない……

北)稼げるし、自分たちの自由な時間も増えると思います。

齋)あー、そうですね。効率化するわけですもんね。
さらにインターネットで販売をすれば、全世界から注文がくるかもしれない。
そういうチャンスが、農業にはあるってことですね。

北)はい。

齋)今日のポイントは『数字で管理をする』っていうことです。

北)そういうことですね。

齋)北野さんありがとうございました。
皆さんはどのように考えるでしょうか。ご意見やご感想もお待ちしています。

齋)それでは、今朝も!


Let's Farm!!!

綾町 北野将秀さん その1(10月8日)

稼ぐ農家ラジオ

16年11月16日(水) 14:48

みなさまおはようございます!
今日もお仕事お疲れ様でございます☆

農業で稼ぐポイントってなんだろうを考える稼ぐ農家ラジオ。
10月8日の放送では、実際に農家さんを招いて語り合いましたよ!

スタジオに来てくださったのは、
綾町で有機農業をされている北野 将秀(きたの まさひで)さん。

なんと元小型機のパイロット、だとか!
マイクオフのところでもひたすら笑っているお2人でした。

この日の放送のポイントは、
●農業機械の方が小型機の操縦より難しい?(え、ほんと?)
●【消費者】と思うのか、【お客さん】と思うのか。
●農業をビジネスとして取り組む人が少ない。
でしょうか?

あ、北野さんは写真の左側の方ですよ☆



何を語り合ったのか気になる方もいらっしゃると思うので、下に載せておきますね!!

みなさまこれからも一緒に、農業で稼ぐ方法について考えていきましょう☆



*以下 齋)=齋藤 潤一 北)=北野 将秀



齋)北野さん、おはようございます。自己紹介、お願いします。

北)おはようございます。北野 将秀(きたの まさひで)と言います。42歳です。
Uターンで戻ってきて、今、綾町で実家の有機農家を継いで、有機農業をしています。

齋)宮崎県綾町って、知らない人もいると思うんですけど、どんな町ですか?

北)綾町はですね、有機農業の歴史がすごく長い町で、インターネットで検索とかすると、ほんと有機農業発祥の町、なんて言われたりもしますね!

齋)北野さんは綾町でどういう農産物を作ってるんですか?

北)うちはあのー、有機野菜ですね。
メインが根物野菜。人参、ごぼう、ジャガイモとかイモ類……そういったのが、多いですね。

齋)へぇ!ちょっといきなり崩しちゃうんですけど、農家さん同士って、「あいつ何作ってんだよ…」とか結構気にしたりするんですか?

北)しますします!けどただね、農家同士だから、わかるじゃないですか。なんとなくだいたい。
芽が出た時点で「ああ、あれ作ってんだー」みたいな。そういうのは分かりますよ。

齋)そうなんですね。北野さんが農家としてやってるなかで、ウリの商品ってなんですか?

北)うちは人参ですね。人参には、愛情込めてますね…!

齋)へぇ!人参にはどういう特徴があるんですか?

北)人参はあの…ジュースで飲んでる方が多いので、ニンジンジュースで。
だからほんとに飲みやすい、甘さだとかー、あの、……えぐみがないような、作り方をしてますね。

齋)北野さんは、綾町で生まれて、その後どういう人生を歩んでいったんですか?

北)僕は綾町で生まれて、えとー、宮崎工業高校ってところを卒業して、で、もう、農業がイヤで(笑)。
で、東京に…逃げて、出ていって。あっちに、もう20年ぐらいいましたねー。

齋)あっち(東京)ではどういうことをしてたんですか?

北)最初まぁ、就職をしたんですけれども。あのー6ヶ月くらい就職を。
6ヶ月ですよ、6ヶ月たったの。正社員6ヶ月(笑)!
で、なんかこう、違うなぁと思って。自分で事業を起こして、ずっと向こう(東京)にいましたね。

齋)えっ?自分で事業を起こされたんですか!?

北)そうですそうです。最初はずっと。
で、何回かポシャして…あのー(事業を)潰して。けどもやっぱり好きで。ずっと(東京に)いましたね。

齋)そうなんですね。
ちょっと一個振り返りたいんですけど、『農業が嫌で』っていうのは、農業の何が嫌だったんですか?

北)んー、(農業をしてた)親の姿を見てると、朝早くから夜遅くまでやってて。おふくろがすごい忙しくて、で「ああこんなに忙しいのはイヤだなぁ」っていつも見てて思いましたし。
(母親の)爪とか見て……やっぱりこう、女性なのに、爪の中に土が入ってるわけじゃないですか。ああいうのはなんか、子供ながらに考えましたよねぇ……。
ああなんか、こういう人生、も……どうなんだろうかな、みたいな。

齋)へぇ……

北)それで僕は、逃げました。東京に。憧れの東京に(笑)

齋)なるほど(笑)じゃあ東京に行って、どういう事業を起こされたんですか?

北)最初、東京に行って、就職して6ヶ月いたんですけれども。
最初あのー、ニュージーランドに行ったら、たまたまこう、小型機があって。
そこで、「あ、俺パイロットになろう!」と思って。単純だから(笑)。で、パイロットになったんですよ。
アメリカに渡って。そこでもう自分で観光客の人とかを(飛行機に)のっけて。カップルとかをナイトフライトみたいな感じでやってましたね。

齋)へぇ……!

北)で、ちょっと9.11(アメリカ同時多発テロ)があったりして、日本に帰ってきて。
そこからまた自分で事業ひとつ起こして。まぁそれを潰したんですけどね。で、次やって、みたいな。

齋)ということは、元パイロットの農家さんなんですね?

北)でも、飛行機の操縦よりも、トラクターの方が絶対難しいですよ!!

齋)そうなんですか?

北)それはもう、もう!農家の人もし(この番組を)聞いてたら誇りを持ってほしい!!!

齋)いやいや(農家さん)聞いてますから!(笑)農家さん向けのラジオだからこれ!

北)あ、そうなんですか?

齋)そうです!

北)あの、管理機っていうね、農業機械があるんですよ。
あれと、小型機の操縦を比べたら、間違いなく管理機の方が難しいですよ!?

もう、僕わかるそれは!

齋)(笑)いやたぶんこれ、俺は全然わかんないけど。
これたぶん聞いてる人は「良く言った!!」って思ってるかもしれないね。北野良く言った!」って。

北)いやもう本当に誇りを持ってほしい。トラクターもそうだし、あれは難しいと思いますよ。

齋)そうですか。へぇー!!面白い(笑)

北)パイロットは簡単です。

齋)ほんとですか?トラクターの方が難しい?

北)トラクターの方がずっと難しい。

齋)そうなんだ。北野さんが知ってる、トラクターを操るコツとかあるんですか?
「俺ココちょっと重要視してるよ!」みたいな。

北)あー、ありますねぇ。あのね、普通にトラクターかけてると、畑のわきの方に土が溜まっていくんですよ。これ農家じゃない人も見かけたらちょっと見てほしいんですけど。その土が、(わきに)溜まらないようなかけ方があるんですよ。それはすごい心がけてやってます!

齋)なぁるほど…(笑)僕は全然わかんないけど、聞いてる方(農家さん)はすごいわかるでしょうね。

北)いやもう農業されてる方は分かると思いますよ。特にベテランの人とは「そうだよねぇ!」って言ってくれてるはず。

齋)本当に面白い。じゃあちょっと話し戻すと、日本に帰ってきてから起こした事業はどんな事業だったんですか?

北)その時はサプリメントとか売ってたんですよ。ほら、アメリカはやっぱサプリメント文化じゃないですか(笑)だからアメリカにいるときに「あ、やっぱ(事業起こすなら)サプリメントだ」って思って(笑)単純なんです。

齋)なるほど。

北)日本では5年、やりましたね。

齋)5年もやったんですか?

北)やりました。まぁでもそこで一回事業を潰したことは大きかったですけどね。

齋)それが今の農業経験に活きてるところってありますか?

北)ありますよ。すごいあります。
っていうのは、農家の人って、食べる人のことを【お客さん】って思わないじゃないですか。
【消費者】って言う人が多いんですよね。
じゃなくて、やっぱり食べてくれる【お客さん】っていう感覚を(事業を起こしたおかげで)持てますよね。それはすごい今に繋がってると思います。

齋)その他にはどんな仕事を?

北)その後は、貿易の会社を作って、日本の中古車をアフリカのタンザニアとケニアに輸出してました。

齋)それは何年間くらい?

北)貿易は8年やってましたね。

齋)そんなに長くやってたんですか。そのアフリカに車を売るビジネスが今の農業に活きてることはありますか?さっきのはすごくいい視点だなと思うんですよ。
【消費者】なのか、【お客様】なのかっていうのは、すごく稼ぐ農家ラジオで重要なポイントだと思うんですよ。

北)そうですね。貿易してる時にアフリカに行っていたんですけど、中東経由で行ってたんですよ。
あのあたりって、人が多いじゃないですか。アフリカもそうですけど。人口増加、を見ると…今、世の中で農家が少なくなって自給率が低くなってっていう話があるのを、あの人口増加率を目の当たりにすると、なんだかやっぱり、自分の足元にあった「農業」って言うのが、僕にはすごく、宝に見えたんですよね。
そこは大きかったですね。

齋)そうしてると、ご両親がされていた農業への想いっていうのも変わってきたところはありますか?

北)変わってきましたね。
食べ物が無い人たちの生活を見ると、食べ物を作れることの価値って言うのがものすごく僕の中ではあがったんですよ。そこは就農を…まぁ親元ですけども、継いで(農業を)やろうって言う…それは、見てきたものが背中を押してくれましたね。

齋)それはやっぱりいろんな世界を見てきた経験が、一回帰って農業をやろうかっていうきっかけになったんですか。

北)そうですね。

齋)実際に帰ってきて、農業に対する抵抗とか戸惑いってありました?

北)僕は農業をやろうって決めて帰ってきたので、抵抗はありませんでしたね。
ただあの、地方に戻って、人間関係の近さには最初戸惑いましたね。まぁ僕も田舎者なんですど(笑)

齋)新規就農はスムーズに行ったんですね。じゃあ、農業の課題みたいなのって、どういうものがあると思いますか?

北)やっぱり、新しく就農する人を増やす必要はあると思いますね。
あの、事業として農業に取り組む人を増やすって言うのは、大きな課題だと思います。

齋)それはどうしてそう思うんですか?

北)就農する人って言うのは、いっぱいいて。それは多様性があっていいんですけど。
楽しく農業をやるとか、好きなことをやりながら農業するっていうのも勿論いいんですけども、
本当にガッツリ事業として、ビジネスとして農業に取り組むっていう人たちも何パーセントかはいないと、やっぱり、食の問題とか色々なことを考えた時に、ちょっと厳しいんじゃないかなぁっていう思いは、畑にいて思ったりしますね。

齋)それはなんでそういう問題が起きてると思いますか?

北)やっぱり生き方の変化って言うのがあるんじゃないですかね。
なんか、ゆっくりと生きていきたい人が世の中に増えているような気もするし、それは悪いことじゃないと思うし。それは大きいと思いますね。

齋)なるほど。
では今日の課題は 『 農業をビジネスとして取り組む人が少ない 』んじゃないかということでした。
この問題は、また来週、引き続き北野さんと一緒に考えていきたいと思います。
リスナーの皆さんからの、ご意見やご感想もお待ちしています!
それでは北野さん、「稼ぐ農家ラジオ」定番の挨拶を。

北)僕も言っていいんですか?

齋)いいです!これやるとあのー…あれです、生産量あがるらしいです(笑)

北)え、じゃあもう(ラジオの前の)みなさんで言いましょうよ。(笑)

齋)そうですね。いいかもしれませんね!聞いてくれてる人も一緒に!元気よく!

北)みなさん、あの、鍬置いてください!

齋)あははっ(笑)いま、いまあの、農家さん鍬あんまり使わないですよね。機械でされてるから!

北)そうでしたね(笑)じゃあエンジンとめてください!

齋)(笑)エンジン止めて、ではいきますよ!


Let's Farm!!!

10月1日

稼ぐ農家ラジオ

16年11月14日(月) 14:26

みなさまおはようございます!
今日もお仕事おつかれさまでございます。

10月1日からスタートしている【稼ぐ農家ラジオ!】
農業で稼ぐ!!をみなさまと一緒に考える番組です!

パーソナリティは地域プロデューサーの齋藤潤一さん。
齋藤さんって誰っていう方。こんな人ですよ!

 



第1回の放送では、MRTの関さんと新・パーソナリティ、地域プロデューサーの齋藤さん二人で
【稼ぐ農家ラジオ】という番組について語り合いました!

内容も載せておきますね☆

みなさまこれからもよろしくお願いいたします!!



*以下 関)=関 知子 齋)=齋藤 潤一


関)齋藤さんおはようございます。今日から始まる【稼ぐ農家ラジオ】
10月からたくさん始まっている新番組の中の一つになりますが、
齋藤さんは、ラジオでレギュラーをお持ちになるのは初めてですよね?

齋)初めてですね。

関)ということはリスナーの皆さんも、齋藤さんことをご存じないと思いますので、
自己紹介をお願いできますか。

齋)はい、齋藤潤一です。
大阪出身なんですけれども、もともとはアメリカのシリコンバレーで働いていました。
帰国して広告デザインの仕事をして、そこから地域のプロモーションの仕事を始めたんですけれども、もっともっと、地域のプロモーションをすることに自分の力を集中したいと思って、4年前に宮崎県に移住してきて、現在に至ります。

関)どうして宮崎だったんですか?

齋)んー。やっぱり宮崎県は、地域の資源が世界トップクラスだなぁと僕は思っていて。
そこでもっとたくさんの人にその価値を伝えて、地域のビジネスを創って、『持続可能な地域づくり』みたいなことをやりたいなぁと思って宮崎県に来ました。

関)その宮崎の地にあるものの中に、もちろん、農産物、そして広く言うところの農業というものは含まれますか。

齋)含まれますね!農業…が一番というか、食に一番惚れ込んだというのが大きかった要因なので。宮崎の農産物っていうのは世界でもトップクラスだなと思ってます!

関)そうですか。ところで齋藤さん、地域プロデューサーとおっしゃいましたが、具体的にはどんなことなさっているんですか?

齋)今、全国のだいたい10エリアくらいで、『地域の仕事を創る』ということを仕事にしているという珍しい職業ではあるのですが(笑)
メソッド(方法)としては地域の魅力を発見して、磨いて発信していこうと、そして、地域のビジネスを創っていくということを地元の人と一緒にやっていくっていうことを大切にしています。

関)たとえば?

齋)たとえば宮崎県綾町とかでいうと、綾町の農産物ってものすごく価値があるって言われていて、ただそれが県内の中だけになっていたんですけど、それを東京とかに持っていくと、六本木とか青山とかにある有名なレストランの人達が、本当においしいと言って買ってくれるんですね。
で、そこから、また新しい経済活動が動き出す。そういうところを作っていく仕組みを、僕がお手伝いさせてもらってますね。

関)(斉藤さんは)もともとは、アメリカのシリコンバレーですから、IT系の仕事をされていて、その後帰国されてデザイン会社…ですよね。
その齋藤さんと、農業の接点っていつ、どこでうまれたんですか?

齋)農業の接点は、やっぱり一番は『食がすごい』ということで、食を突き詰めていくと農業になりますね。そして、そうすると生産者の想いとかも知りたくなりますし、生産者さんの思いを知ると、じゃあこれをちゃんとビジネスとしてたくさんの人に伝えていきたいなぁていう思いが伝わっているんじゃないかと思います。

関)それで、今農業による地域おこしなどにも携わっていらっしゃるということですね。

齋)はい

関)この番組のタイトル【稼ぐ農家ラジオ】かなり直接的なタイトルですよね。

齋)そうですね。【稼ぐ農家ラジオ】って、すごく強いインパクトのあるタイトルだと思います(笑)全国ではこういうタイトルはほとんどないと思うので、すごくチャレンジングだとは思うんですけれども。
ただ、大切にしたいのは、お金稼ごうぜ!というのではなくて、しっかりお金を稼ぐ方法を、農家さんと一緒に考えていきましょう。それをたくさんの人に共有して、宮崎県、もっというと『全国の農業ビジネスが活性化していくような方法を、ここ宮崎から発信していこう!』という結構大きな使命を持ったラジオ番組のタイトルだなぁと僕は思っています。

関)とても根本的な、大事な問題ですよね。農業というものを継続して行っていくために。もちろん(農業は)宮崎の基幹産業でもありますし。全国的にみてもとても大切な問題です。
では稼ぐというポイントから、所得向上にもつなげて、さらに発展をということですか

齋)はい。

関)齋藤さんご自身は、MBA(経済学修士)をお持ちですよね。
こういったところは、農業をプロデュースする上で、何か役に立っていますか?

齋)ものすごく重要だと思ってます。
農業って、稼ぐって結構当たり前っちゃ当たり前なんですけれども、
これをしっかりビジネスにしていくっていうことがすごく重要で、たとえばよくあるMBAの理論とかを今の農業に当てはめることができれば、他の地域よりもより効率的に、より付加価値の高い農産物を作ることができる。
すなわちそれは消費者がすごく喜ぶものをもっと作ることができる。
ただ今までは、どっちかっていうと農業をビジネスとしてとらえるっていうのがすごく少なかったと思うんですね。
でも農業をビジネスとしてとらえれば、先ほど申し上げたように、効率的に生産物を作ってより付加価値の高い農産物を作るっていうことができると思うんです。
なのでそういう意味でも、農業をビジネスとしてとらえる、というのは今後もっと重要になってくると思います。

関)食農ビジネスー食と農のビジネス、というキーワードが今ありますね。

齋)そうですね。
今、全国で食と農をビジネスにしていこうという動きは、講座とかも増えてきていると思います。

関)ということは、農家さんの意識も、そのように、そちらの方向に向かっているということなんですか?

齋)間違いなく、向かって行っていると思います。
あとは今、やっぱり直近だとTPPとかありますよね。
(今までは)日本の中で自分が食べる分だけ作っていればよかったっていう人達も、これからは相手がいきなり世界から、いろんな農産物がやってくるような時代で、だからやっぱり(農業を)ビジネスとしてしっかりとらえて、これまで野菜を作って食べてもらってた人ではなくて、「お客様」と呼ぶようになってくる。
農家さんが、お客様視点で、農産物を作ってくるというのが当たり前になってくるんじゃないかなぁと思いますね。

関)齋藤さんは今宮崎の農家の方とよく交流なさっていると思うのですが、
どんな課題が見えてきていますか。

齋)2年前に、宮崎県庁の農業経営リーダー塾というのを2年間させてもらいました。
課題としては、農業をビジネスとしてとらえることはできているものの、何をどうしていいかわからない、何がどこにあるかよくわからない、ということが、すごく課題だと思っていて。
もう一つは、農家さんって僕が聞いた限りでは孤独な作業である。横の関係があまりないって聞いたんですね。
なのでこの稼ぐ農家ラジオで、農家さんのネットワーク作りもできますし、ノウハウの共有みたいこともできていくんじゃないかなと思います。

関)この番組をするにあたって、色々な方にお知らせもされていると思うんですが、どういった反響がありますか?

齋)こういう【稼ぐ農家ラジオ】がはじまるよーと言うとですね、宮崎県内からだけじゃなくて、全国から、聞きたいとか、聞く方法はないのかという問い合わせがすごく来ていますね。
やはりこの農業で稼ごう!っていうのが、宮崎だけではなくて、全国の農家さんが考えていることでもあると思いますし、もっというと世界中が、宮崎‐ひいては日本がどういう農業を今後やっていくかっていうのは注目されているところでもあるので、僕は非常に意義のある番組だと思います。

関)農家さんって、ラジオをよく聞いてくださりながら作業なさっているんですね。
だけれども、そういえば、農業に特化した番組っていうのはそういえばなかなかないですもんね。

齋)そうですね。ないですね。そもそも農家さんが、こうしてヘッドホンをつけて、ラジオをやるっていうのがもうけっこう前代未聞だと思います(笑)
だからこそそこに意味があると思っていて、国を動かしている人にも聞いてもらいたいなぁって思うぐらい…

関)是非、そこは。齋藤さんは経済産業省関係の仕事もなさっていますし。農林水産省ではないですけれども…

齋)そうですね。本当に色々な人に聞いてもらいたいと思います。

関)今、農家さんがこのようにヘッドホンをして、マイクの前でというお話が出ましたが、
齋藤さんのお考えとしては、このスタジオに、農家さんに来ていただいて、お話を聞こうということなんですか。

齋)そうですね。
僕がよく農家さんとお話をしててですね、たまに言う人がいて……
「齋藤さん、何かお金稼ごう」って言うんですね。「俺はでも、何やっていいか分からない。そのかわり、すごく良い農産物つくるから。それを売る方法一緒に考えよう」って言うんです。実はこの番組作りは、畑の中で企画ができたといっても過言ではないと思っていて、じゃあ一緒に考えるようなのをやってみようか、というところからスタートしました。
で、実際にここ(スタジオ)に来てもらって、農家さんがヘッドホンをつけて、農家さん自身の意識も変わっていって、これから農業をビジネスとしてとらえて、よりいい農産物を作っていけるような、町づくりになるといいなぁと思いますね。

関)実際に、齋藤さんが畑で農家の方と話をされている中で、生まれてきた番組なんですね。

齋)そうですね。本当に顧客視点というか、現場視点から生まれてきた番組だと思います。

関)是非、このスタジオで忌憚の無いディスカッションをしていただいて、
そして、ラジオをお聞きの皆さんにも参加していただきたいですね。

齋)そうですね。いつか、今ラジオの前にいる貴方の元にも、(稼ぐ農家ラジオに)出ませんかという招待状が届くかもしれないですね!!(笑)
ついにきた、と思ってもらえるといいなぁと思います。

関)そしてその回ごとに、何か、今日のポイントはこれです!というような提示ができるといいですね。

齋)そうですね。短い時間ですけれども、話し合っていって、農業ビジネスでお金を稼ぐ上で大事なことっていうのはこういうことだよねっていうのを蓄積していくことができればいいなと思います。

関)「稼ぐ農家ラジオ」次回はどんな感じでしょうか?

齋)次回は、農家さんに実際にスタジオに来ていただいて、どうやったら農業ビジネスでお金を稼げるんだろうっていうのをディスカッションして、農業ビジネスで稼ぐ方法を聞いている皆さんにお届けすような回になればいいなぁと思います。

関)次週からが本格的にこの番組スタートしますね。

齋)そうですね。

関)スタートにあたって、なにか気合入れたいですね!

齋)毎回このラジオを聞いた方が、聞いた後に、よし今日も畑行くか!と思ってもらえるように、最後は「農業しよう!」こんな掛け声で終わりたいと思います!

関)いいですね!

齋)ではいきますよ!


Let’s Farm!!!

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