#30 髙石あかり(女優)

お~い!元気しちょる?

24年2月7日(水) 20:00

髙石あかりさん(宮崎市出身)

 

宮崎市出身の女優、髙石あかりさん。

 

 

髙石さんは、芸能事務所エイベックスに所属する、今注目の若手女優です。

 

この日は千葉県木更津市で映画の撮影。

 

(髙石さん)

「(演技の仕事は)楽しいですね。毎日、超楽しいです。毎日現場にきて・・・。

 もう、今回の現場は、朝早かったんですけど、現場に来るのが楽しみで。

 そういう現場に出会えるっていうのも、すごくありがたいことだなあと思います。」

 

 

 

髙石さんをこの映画の主演に抜擢した園村監督も、髙石さんの女優としての表現力に期待しています。

 

(監督・園村健介さん)

「(髙石さんの)人柄はすごく接しやすいですね。僕の想像以上のものを必ずだしてくれる。

 ただ、(自分も)あんまりそこまで注文が多くないので、ニュアンスで伝えると

 (それに応じた)パターンをいくつか出してくれるので、とてもやりやすいですね。」

 

髙石さんが女優に憧れを持ったのは、保育園に通っていた頃。

 

(髙石さん)

「保育園生のときに、ドラマの『花より男子』を見て、女優になりたいって(思いました)。

 なんでその時思ったのかというのは、もう記憶にはないんですけど、例えば小学校の卒業アルバムとかそういうのには、

 こう、変わらずずっと女優になりたいとだけはずっと残っていて。」

「”女優”って言っていただきますけど、まだ私の中では女優を夢見ているというか。」

 

髙石さんの小学校からの友人に、髙石さんの学生時代をきいてみると―――

 

(友人・尾崎友紀子さん)

「”女優になりたい”というのを、気付いたらずっと言っていたので、本当になってすごいなあっていう感覚ですね。」

 

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髙石さんが、女優としての注目を集めた作品『ベイビーわるきゅーれ』

その演技力が評価され、第15回TAMA映画賞・最優秀新進女優賞を受賞しました。

 

 

 

(プロデューサー・角田陸さん)

「『ベイビーわるきゅーれ』に関しては、当て書きだったんですよ。

 髙石さんだったらこういう言い回しするかな、こういう動きするかなっていうので、阪元監督が脚本を書いて。」

 

髙石さんの、女優としての魅力とは―――

 

 

(プロデューサー・角田陸さん)

「分からない事を、受け止める力がすごい強いなっていうのは思っていて。『ベイビーわるきゅーれ』って殺し屋の映画

 なんですけど、殺し屋なんて誰もやったことないし分からないじゃないですか。

 それでも”元女子高生の殺し屋だよ”って言った時に、分からないで止めるんじゃなくて、それを受け止めて、

彼女なりにどうやったらポップでチャーミングなキャラクターにできるんだろう(と、しっかり考えていた)」

 

映画の撮影は、早朝から深夜までかかることも。

監督のOKが出るまで同じシーンを何度も撮影します。

 

(監督・園村健介さん)

「(髙石さんは)すごく努力家なんですよね。アクションとかも練習やって、それで、2回目の練習に来るときには、

 1回目でやってきたことをちゃんと復習してきたことがわかるんですよ。

「人によっては、前回やったことを”あれ、これなんでしたっけ?”って忘れちゃってる人もいるんですけど、(髙石さんは)それが絶対ないですね。」

 

女優の道を着実に歩んでいる髙石さんですが、まだまだ21歳。

時には、悩むことも・・・

 

(髙石さん)

「ちっちゃな目標が作れないタイプで。

 大きい(目標を)掲げていることが幸せだし、逆に(大きな目標を)掲げていることで、

 今の自分とのギャップに苦しくなったりもするんですけど・・・。」

 

そんな髙石さんは、ある監督からもらった言葉を大切にしています。

 

”諦める”

 

(髙石さん)

「私何事にも本当に、お芝居に関しては猪突猛進というか。

 私は”諦める”って言葉が、今まではそんなになんか得意じゃなかったんですけど、

 (今は)1つの手法としてすごい素敵だなと思うようになりました。

 自分のお芝居に集中してたけど、全体のお芝居に目が行ったりとか、現場とか、

 そういったところではすごくありがたい言葉をいただいたなと思います。」

 

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髙石さんには、ふるさと宮崎を思い出す味があるようで・・・

 

(髙石さん)

「一番好きなソフトクリームは、尾崎商店のほうじ茶ソフトクリーム。」

 

 

髙石さんの友人・尾崎友紀子さんの実家である尾崎商店で食べられるソフトクリーム。

その思い出とは?

 

(髙石さん)

「(尾崎商店の)お手伝いしたらもらえるんですよ(笑)。」

 

 

 

(友人母・尾崎裕子さん)

「お手伝いしてくれた時に、”お疲れ様”の気持ちを込めて。娘とふたりでよく食べていたんです。」

 

(髙石さん)

「(気持ちとしては)尾崎家のもう1人の子どもみたいな。”帰る場所がある”って、ものすごく素敵だと思います。」

 

 

”お~い!元気しちょる?”

 

 

そんな尾崎親子から髙石さんに贈ったものとは―――

 

霧島の焼酎や辛麺、地鶏・・・そして。

 

(友人母・尾崎裕子さん)

「あかりちゃんの大好きな、ほうじ茶ミルクソフトクリームの永久チケットです!」

 

これには髙石さんもご満悦な表情。

 

(髙石さん)

「(2人の存在は)心強いですね。帰ったら待ってくれてるというか。迎え入れてくれる人たちがいて。

 だからこそ私は東京で頑張って、そこから宮崎を知ってくれる人が1人でもいたら幸せだなと思います。」

 

髙石さんの、今の想いとは―――

 

(髙石さん)

「”初志貫徹”という言葉をいただいたことがあって。

 小さい頃から女優になりたいと思っていて、今も変わらず(この仕事が)好きだなあというのは、

 すごくこの言葉が自分に当てはまるような気もするし、これからもその気持ちを忘れずに周りへの感謝など、

 今感じている気持ちを、10年後も20年後も持っていたらいいなと思います。」

 

髙石さんの目指す女優とは・・・?

 

(髙石さん)

「”髙石あかりにしかできないお芝居”、そう言ってもらえる女優さんになりたいと思って。

 好きなことをやれているということのありがたみをちゃんと感じながら、お芝居していたいなと思います。」