#34 尾形春水(元モー娘。アイドルプロデューサー)

お~い!元気しちょる?

24年6月19日(水) 20:00

尾形春水さん(都城市生まれ)

 

 

本日の主人公は、元モーニング娘。の尾形春水さん。

人気アイドルグループのメンバーとして輝いていた彼女が、セカンドステージの目標に選んだものとは・・・

 

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尾形さんは、高校1年生の時に12期メンバーとして「モーニング娘。」に加入し、

”はーちん”の愛称で約4年間活動してきました。

 

(尾形さん)

「(活動していた期間の)記憶がないくらい忙しくて・・・。

 でも、普通に高校生やってたらできなかった生活ができたので、私が思ってた”普通の女の子”じゃない生活ができたのは、すごいいい経験だったと思ってます。」

 

大学進学のために「モーニング娘。」を卒業した尾形さん。

1年後にYouTubeの動画配信などを始め、活動を再開しました。

―――そんな尾形さんの新しい夢が、”アイドルのプロデュース”です。

 

2023年10月から2024年3月にかけて開催した”尾形春水プロデュース アイドルオーディション”には、340名以上の応募がありました。

 

(尾形さん)

「自分しかできないことってなんだろうと考えたときに、YouTubeとかいろんな制作をしてきた経験も全部活かせるのがアイドルプロデュースじゃないかなと思っていて。

 めちゃくちゃいい環境でみんなのことをサポートできるんじゃないかと思って(活動しています)」

 

オーディションに合格したのは、大学や専門学校に通う18~21歳の女性5人。

今年の夏以降のデビューを目指して、現在、ダンスレッスンやボイストレーニングなどをおこなっています。

 

(尾形さん)

「アイドルっていろいろやっていく中で、すごい大変なこともあるし、楽しいキラキラのステージじゃない所での基礎練習とかのレッスンの重要さを知っているし、アイドルに対する熱意や気持ちがないと続かないことなので、(オーディションでは)そこを一番聞かせてもらって選びました。」

 

 

Q.尾形さんはどんな人?

 

(オーディション合格者)

「肌から発光してる・・・!」

「めっちゃかわいい」

「こうやって、自分の経験を通して私たちにもそういう景色をみせてあげたいという気持ちとかがすごいうれしくて、そういう、素敵な人になりたいなって思います。」

 

そして、テレビ番組やYouTubeの制作を通して尾形さんが絶大な信頼を寄せているのが、宮崎県綾町出身で、数々の人気番組でディレクターを務めた許斐さんです。

 

(許斐 康公さん)

「(尾形さんは)そこにいるだけで、その場の人たちを温かくしてくれる人ですね。

 そう感じたことのある人ってほとんどいないんですけどね。

 たまたま同じ宮崎(出身)で。不思議なご縁だなというのをつくづく感じていますね。」

「宮崎でライブやりましょう!僕の夢でもあって。故郷に錦を飾る的なことはありますね。」

 

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レッスン終了後、尾形さんが向かったのは、東京・豊島区の九州酒場。

 

 

(尾形さん)

「私芋焼酎が一番好きで。(黒霧島ボトルが)おうちにもあります。

 おうちだと芋ソー(芋ソーダ)で飲んでいます(笑)」

 

黒霧島を片手にチキン南蛮を頬張る尾形さん、幸せな表情です。

 

尾形さんは、母の実家・都城で生まれ、大阪で育ちました。

 

(尾形さん)

「モーニング娘。に加入したときに、初の大阪出身メンバーだったから”大阪”っていうイメージが先行してて・・・

 そのあと、”実は宮崎なんです”ってチラホラ言ったり・・・

 宮崎でライブしたくて”宮崎行きたーい!”ってずっと言ってたので、”知ってる人は知ってる”状態です(笑)」

 

1歳の時に母親が大病を患った際、尾形さんを預かったのが、都城に住む叔母・彰子さんでした。

 

(叔母・福山彰子さん)

「1歳だから、親から離して連れて帰って泣いたらどうしようかと思っていたんですが、全然泣かなくて楽しそうでしたね。」

「1回も”お母さん”って泣いたことなかったと思います。子どもながらに分かっていたからかな。」

「今でも、私たち夫婦をパパママって呼んでくれます」

 

そして、尾形さんをモーニング娘。時代から応援しているのが、祖母の洋子さんです。

 

(祖母・野辺洋子さん)

「(たくさんの雑誌やグッズを広げて)これも全部春水が載ってるんです。

 ドキドキしながら見てました。(振りなどを)間違わなければいいがと思って。だけど楽しかったですよ。」

 

(尾形さん)

「(祖母は)モーニング娘。時代から、宮崎の宣伝隊長ってくらい、お友達にいっぱい宣伝してくれて。

 すごい熱量で応援してくれてました(笑)」

 

宮崎は尾形さんにとって、第2の故郷ともいえる、大切な場所です。

 

(尾形さん)

「九州の醤油で育ったから、ごはんとかも(九州味が好き)だし、多分焼酎が好きなのも宮崎の血が流れているからなのかなって思うくらい、(宮崎は)私のホームみたいな場所です。」

 

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尾形さんは、今でもオファーがあれば、昔の仲間たちと一緒に舞台に立っています。

 

(尾形さん)

「珍しく歌って踊る日なのでメッチャ緊張してるんですけど、頑張ります!」

 

この日も、久しぶりのステージ。小桃音まいさん主催のアイドルイベント「コトネの日」に出演しました。

 

 

(尾形さん)

「めっちゃファンの方が盛り上がってくれたり、コールしてくれたりしたので楽しかったです!自信はないけど、やってみると楽しいのでまた機会があればやりたいなと思うし、私がこういう所に出て行ってファンの方を連れて帰って、プロデュースするグループの子たちのことも知ってもらえたらいいなと思いました。」

 

ライブの後はファンとの交流の時間。

ファンの方が作ってくれたオリジナルののぼりなども飾られ、ご満悦の様子。

 

(ファン)

「モーニング娘。に入った時からファンでした」

「プロデュース業も頑張っていて、すごいなと思います!」

 

 

”お~い!元気しちょる?”

 

 

都城の祖母・洋子さんと叔母・彰子さんが、尾形春水さんに贈ったものとは・・・?

 

尾形さんも大好きな霧島焼酎と―――

 

―――尾形さんが初めて歩いたときに履いていた靴でした。

祖母の洋子さんが取っていたそうです。

 

 

 

(尾形さん・おふたりに向けて)

「東京で春水は頑張ってるよー!

 また帰ったら、ばばちゃん(洋子さん)お手製の茶碗蒸しを作ってもらいたいです♪」

 

尾形さんの描く、理想のアイドル像とは?

 

(尾形さん)

「私自身、アイドルになって自分が変わった経験があるので、それこそ、自分にコンプレックスがある子とか、観てるファンの方もだし、アイドル自身も”このアイドルに出会って”・”このアイドルになったから”人生が変わった、性格が変わった、みたいな世界が変わるようなグループにしたいなと思っています。」