#5 メイン平選手(ラグビー選手)

お~い!元気しちょる?

22年1月12日(水) 20:55

メイン平選手(21歳・宮崎市出身・ラグビー選手)
リコーブラックラムズ東京(東京)所属
2020年10月入団 ポジションはフルバック

リコーブラックラムズ東京は、ラグビートップリーグに替わり2022年1月に開幕したジャパンラグビー「リーグワン」の参入チーム。
1部~3部の24チーム中、上位12チームが争う1部リーグに属するチームです。
 



ブラックラムズはどんなチームですか?

(メイン平選手)

「スーパースターはあまりいないのですけど、一人一人がハードワークして泥くさくプレーするのがリコーのスタイルです。」

日々の練習で意識していることは?

(メイン平選手)

「常に100パーセントでやるというのはもちろんなのですけど、自分の中で小さい目標というのを練習前に2つから3つ立てて練習に臨むようにはしています。きょうは、試合に向けてコミュニケーション、相手がどういうプレーをしてくるか予測して後ろからトークするということと、攻撃のスペースを探し見つけるということを目標にやりました。」

ラグビー大国ニュージーランド出身の父をもつ平選手。お姉さんと一緒にラグビーを始めました。

(父)
「5歳くらいの時、相手にタックルした。“おーナイスタックル平”。次は同じチームの仲間にもタックルした。かわいかったね(笑)」

その後も、小学生、中学生と、宮崎ラグビースクールでラグビーに打ち込みました。

(メイン平選手)
「ラグビーはめちゃくちゃ好きでしたね。学校から帰ってからも動画とかでラグビー見てたので。」

そして高校は両親の勧めもあり、奈良県のラグビー名門校・御所実業に進学。

(メイン平選手)
「(御所実業は)監督に言われてやるのではなくて、選手たちが自分たちで練習メニューを組み立てて、自分たちの足りないところを自主的にやるというスタイルがすごく好きで、
そこに魅かれていきましたね。」

御所実業では、高校1年生で花園デビューを飾り、見事ベスト4入り。高校ではラグビー以外のことも学んだといいます。

(メイン平選手)
「人間性の部分ですね。寮生活だったので洗濯も自分でやるし、食器洗い、ごはんを炊いたりも全部自分でやってたので、見えないことに感謝することも学びましたね。」

そして、高校3年生のときには国際大会にも出場。

(メイン平選手)
「しんどい練習が多くて途中でやめたいなと思ったこともあったのですけど、実際に出場してみて、1試合目で脳しんとうになって残りの大会出れなかったのですけど、他の仲間たちが勝ってくれて銅メダルがとれたので。」
「若いうちから世界の舞台に立って試合ができるというのはあまりないので、それは今に活きているかなと思います。」

高校時代から注目されていたメイン平選手。強豪大学からの誘いもありましたが進学はしませんでした。選んだ道は父のふるさと・ニュージーランドへのラグビー留学。


 

(メイン平選手)
「小さい時からの夢だったのでニュージーランドでプレーすることが。レベルはもちろん高いので、自分のためにもなるし、修行というか、チャレンジしてみたかったですね、どこまでできるのかというのを。」

しかし、ラグビー大国・ニュージーランドの壁は想像以上に高かったといいます。

(メイン平さん)
「もっとニュージーランドで活躍できるかなと思っていたのですけど、いきなりラグビーのレベルの高い国に行って自分を表現してみんなに知ってもらうのは時間がかかるということも学びましたし、ラグビーのレベルが高かったので難しかったですね。」

息子の挑戦についてお父さんは。

(父)
「ニュージーランドでラグビーをやりながらいろんなアルバイトをしていた。学校の掃除とか色んな仕事をしていた。高校から直接大学やチームに入っていたらラグビーをできる環境が当たり前になる。今ならわかるはず、普通の仕事がキツいということも。」

2020年10月、リコーブラックラムズに入団した平選手。
スタメンレギュラーを目指し、練習に打ち込んでいます。

チームの同期・西川大輔選手に印象を聞きました。

(西川大輔選手)
「センスあるプレイヤーだと思っていて、パスやキック、アタック(攻撃)も瞬時に何をするかの判断だったり、すごいプレイヤーだと思います。」

(メイン平選手)
「僕は2年目なので、仲間からの信頼を得るってことと、今シーズン終わったあとに、やり切ったなと思えるシーズンにしたいと思っています。」

宮崎の家族からは。

(父)
「スターティングフィフティーンに入ることができれば嬉しい。トライできればもっと嬉しい。」
(姉)
「プレッシャーとか感じずにのびのびとプレーしてほしい。」

息子の活躍を期待するお父さん。平選手とって一番の理解者です。

(メイン平選手)
「優しい父なのですけど、ラグビー関してはいつもそばにいてくれてすごくいい声かけをしてくれるので、いいコーチですね。」
 



これからの夢は?

(メイン平選手)
「日本代表にはなりたい、目標でもあるので。ラグビーワールドカップとか大きな舞台に出たいというのが目標です。」

宮崎の父から東京の息子へ。

(父)
「Go!Taira!Do your best!宮崎の人たちみんな応援するよ!だから頑張って下さい。

(メイン平選手)
「いつも応援ありがとう。また頑張るのでこれからも宜しくです。」