2025年3月

#43 南大輔(居酒屋経営)
25年3月12日(水) 20:00
南大輔さん(都城市出身)
東京・飯田橋にある、活気あふれる飲食店。
軽快なトークで接客し、お客さんに笑顔をもたらす本日の主人公・南大輔さんは、実は元お笑い芸人なんです。
南さんが経営している飲食店は、居酒屋 飯田橋「あらた」。
本格讃岐うどんと地鶏料理が評判のお店です。
(南さん)
「ランチはうどんと定食がメインのお店で、夜は鶏料理がメインで、お刺身もそうですけど、コースメニューも2カ月に1回変えてます。」
食を通して笑顔を届ける。南さんの”あらた”な展望とは―――
―――
都城市山之口町のきんかん農園。
こちらできんかんの収穫作業をしていたのは、南大輔さんのご両親。
大輔さんは、南家4兄弟の末っ子なんだそう。
(父・茂博さん)
「今は水稲とキンカンがメインですね。」
幼少期の大輔さんについて聞いてみると・・・
(ご両親)
「4人男の子ばっかりだから、もうヤンチャでしたよ。すばしっこくて。」
「要領がいいというかですね、、、」
小さい頃から明るく活発だった大輔さん。
(母・絹子さん)
「小学校・中学校は野球、高校でバスケを始めたんですよね。」
高校時代はバスケ部。それと同時期に始めたことがありました。
(南さん)
「部活が終わった後に、ダンスを始めたんですよ。友達と。
それで、文化祭でちょっとダンスを披露するっていうのをやっていました。」
高校卒業後もダンスの道を希望するほど、熱中していたそう。
(南さん)
「専門学校でダンスをやりたいなって。そこまで考えたんですけど、
兄貴3人が就職しているので、僕だけっていうわけにはいかずに就職しました。」
大阪のガソリンスタンドに就職しましたが、夢は諦めきれずに専門学校へ入学。
(母・絹子さん)
「やっぱりダンスが好きだったんでしょうね。専門学校に行くって言って。
体育系のインストラクターの資格を取るって言って。」
(南さん)
「専門学校行って、アルバイトで居酒屋に入ったんですけど、
その系列店で働いていたアルバイトの男性が、当時大阪のNSCの25期で、
彼から一緒にやろうよ(って誘われた)。」
そこから、大阪で芸人としての活動をスタート。
しかし、思い通りには行かず27歳の時に上京し、ワタナベエンターテインメントの養成所に入りました。
(南さん)
「ワタナベの養成所を出た先輩と後輩がいて、その2人が組んでいたコンビの中に入ってトリオでやったんですけど。」
徐々にライブを中心に活躍するようになりましたが、それでも、生活は苦しかったそう。
(南さん)
「親に借金しながら、給料前とか1週間1000円くらいで生活するんで(大変だった)」
(父・茂博さん)
「30歳ぐらいまでにはもうケジメをつけて、続けるかどうかはっきりしなさいと言っていた」
お父さんの助言もあり、32歳で芸人を引退し、ずっとアルバイトをしていた飲食業界へ。
(南さん)
「東京に来ても、ずっと(アルバイトは)飲食だったので、そのまま働こうかなってなって。
芸人辞めてもう、すぐそのまま社員ですね。」
そのお店が、ここ、飯田橋「あらた」でした。
系列店の立ち上げなどに携わり、マネジメント力をつけた南さん。
コロナ禍で影響を受けた「あらた」を買い取り、2022年に独立しました。
(南さん)
「ありがたいことに、そのままの、この店の屋号と、スタッフも残りたければ継続して良いとの事だったので、スタートは結構スムーズにいけました。」
お店の名物、特大のから揚げが評判を呼び、ランチも大盛況!
夜は、刺し盛りや創作料理でファンを増やしてきました。
お店では、実家で作るキンカンやへべすの加工品も販売しています。
(南さん)
「親孝行もありますが、全然返せていないので...あとは、お米を月に100キロぐらい頼んでます。」
(父・茂博さん)
「まあ、頑張っているかなと。親の恩も ちょっとはわかってるかな」
お店の良さを常連さんに聞いてみると・・・
(お客さん)
「やっぱり南さんの人柄ですかね」
「ごはんがおいしい」
―――常連さんのお話を聞いていると、電話が鳴りました。
すると、南さんはお店の外へ・・・。
実は、近所にもう1店舗、姉妹店があるんです。
(南さん)
「(2つの店が)近いっていうのが一番のメリットなので。本当に出す理由っていうのはこの距離というか。」
2年前の夏にオープンした「Strada」(ストラーダ)。
和食の「あらた」とは違い、洋食がメインのお店。
生パスタミートソース専門店&鉄板ダイニングバーです。
店内には、芸人時代の仲間からの御祝いが飾られています。
その中には、ワタナベエンターテインメントの先輩、ハライチの澤部さんのお名前も。
(南さん)
「ランチはもう生パスタ専門でやっていて、夜はパスタも残しながら鉄板焼きがメインです。
今名物にしてるのは【和牛のタタキのカルパッチョ】ですね。」
「店舗が出来ることによって仲間が増えるし、お客さんも増えて、飯田橋という町の中で絡めながらできるし、仲間がどんどん増えていく方が僕はうれしいですね。」
実は、姉妹店「Strada」の店長を任されているのが、南家の三男、直也さん。大輔さんのお兄さんです。
(直也さん)
「お互いのことも分かっているので楽ですよね。信頼関係が最初から出来ているので。」
「(大輔さんは)明るいし常に前向きですね。」
営業終りに、スタッフとカンパイ!
スタッフのほとんどが、芸人時代からの知り合いが多いんだそう。
(南さん)
「(スタッフのみんなで)こんなのやろうかみたいな話はします。あとは、もう好きなことやってもいいって話をしています。自分で。」
今は、お弁当のデリバリーなど事業の拡大も考えているそうですが、
“あらた”な夢も広がったそうです。
―――
実は大輔さん、5年前に結婚。去年の5月には、愛娘の満月ちゃんが誕生し、父親になったのです。
(妻・梓さん)
「(娘ができて)元気に一生懸命働く気持ちが強くなったのではないでしょうか」
(南さん)
「この近隣に住んでいる子どもに、こども食堂的な感じで提供できる場所を作れたらいいなと(考えている)。
まあ、いつになるか分からないですけどね。」
両親からの贈り物やビデオメッセージを受け取り、笑顔がこぼれる南さんご夫婦。
(南さん)
「うちの両親は4人育ててますからね。恩返しできていないというか、返せていない部分も大きいので...
(今は)東京で仕事をしていますけれど、ゆくゆくは宮崎でもやれるんだったらやりたいなとか。
この「わけもん!」を見て、うちの会社で働きたいとか、独立して自分で飲食やりたいなっていう人とか、応募受け付けます!」
「僕もいろいろ挑戦して、新しいことをやっていきたいなと思っています。」
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