#9 谷口兄弟(ステーキ&バーSANKYU)

お~い!元気しちょる?

22年5月4日(水) 19:55

谷口 大輝(だいき)(40歳・串間市出身・ステーキ&バーSANKYU オーナー)
谷口 陽(よう)(31歳・串間市出身・ステーキ&バーSANKYU 調理担当)

 

東京・世田谷区の池尻大橋。
個性あふれる隠れ家的な飲食店が点在するエリアで兄弟で飲食店を切り盛りしています。

 

 

「ステーキ&バーSANKYU」
お店のコンセプトは?
(オーナー・谷口 大輝さん)
「気軽に宮崎牛が食べれるお店というか、お酒一杯だけでもお肉だけでもとかそんなフランクなお店ですかね。」

 

お店で出しているのは、二人の兄・兼光さんが育てた宮崎牛。
自慢のメニューは“宮崎牛のカルパッチョ”宮崎産の甘めの醤油がかかっています。

 


(調理担当・谷口 陽さん)
「牛のカルパッチョっていうのをたぶん皆さん食べたことない人が結構多いんで、シンプルに間違いない(味)ですね。めちゃくちゃ美味しい。」

 

“宮崎の炙り肉寿司”

 

(調理担当・谷口 陽さん)
「軽く炙るので、ほどよく脂もまた溶けて、小さめのシャリとお肉と、宮崎の刺身しょう油にとろみをつけて上にチョロっと。これだけ食べにくるお客様もいます。」

 

一番人気のメニューは?

 

(調理担当・谷口 陽さん)
「ランプ・サーロイン・フィレの3種盛です。」

 

“宮崎牛ステーキ3種盛り合わせ”
食べ応えのある赤身ランプ肉、脂が甘くとろけるサーロイン、さっぱりいただけると女性に大人気のフィレ。3種類の部位がリーズナブルに楽しめる人気メニューです。

 

(お客様)
「めっちゃ柔らかくてジューシー!」

 

(調理担当・谷口 陽さん)
「日本一なんで!宮崎牛は。みんなにもっと知ってもらいたいですね。」

 

スタッフの雨森さん。このお店に惚れ込みアルバイトするようになりました。

 

(アルバイト 雨森さん)
「テレビでたまたま、宮崎牛がクローズアップされている番組を見たことがあるんだけど、(東京では)すごく高いの。100グラムで1万円超えとか普通のステーキで。なのにここだと安いでしょ。そう考えるとすごい安く美味しいものをこうやって広げるために提供してくれてるんだなと、その気持ちがやっぱり伝わりました。」

 

(オーナー・谷口 大輝さん)
「松坂牛・佐賀牛とかと比べてブランド的にまだ弱いので、ただ物自体(肉質)は変わらないというか、もっと美味しいかもしれないし、そういう面では自信を持ってるんで、値段的にも安くして皆さんに気軽に宮崎牛を知っていただけたらなとは思ってました。」

 

ところで
なぜ、東京でお店を開いたのですか?
(オーナー・谷口 大輝さん)
「なんの根拠も自身もなく、勢いで出店しましたね。最初は。
オープンの1週間前か3日前に初めて親に電話して...実はこういうこと(出店すること)になったよ!というのが12年前ですね。(親は)びっくりしてたし、心配はしてましたね。」

 

(二人の兄・兼光さん)
「心配でした。東京でね、やっぱりすごい飲食店が並ぶとこで、そしてまた宮崎牛で勝負するっていうので、すごい期待もあったけど期待以上に心配の方が本当に大きかったです。」

 

 


お店をオープンしたのは、12年前(2010年3月)
その矢先2010年4月に口蹄疫が発生。宮崎の畜産業が窮地に陥っていました。しかし...
(オーナー・谷口 大輝さん)
「この池尻っていう街が、小っちゃい村というか小っちゃい街なんで、逆にそのオープンして来てくれた常連さんとかが(宮崎のことを)気にしてお店に来てくれたり、実際コロナの時も元々常連さんがついてくれていたり、そういう部分では助かりましたね。」

 

今では東京で4店舗を経営する大輝さん。
そんな兄を“支えたい”と弟の陽さんもお店で働くようになったといいます。

 

陽さんがやるとなってどうでしたか?
(オーナー・谷口 大輝さん)
「いや、うれしかったですよ。やっぱり!頑張ってくれるのを分かっていたので。」

 

陽さんにとって大輝さんはどんな存在ですか?
(オーナー・谷口 大輝さん)
「頼りになる兄貴というか...東京に兄弟が他にもいるので、東京のトップじゃないですけど」

 

他にも兄弟がいる!?3人兄弟では?
(二人の兄・次男 兼光さん)
「9人兄弟姉妹です!僕が2番目で大輝が3番目、陽が8番目ですね。男の中で一番下の末っ子です。7男2女ですね。野球チームができるって昔からほんと言われていました。」

 

 
兄弟姉妹の仲は?
(二人の兄弟・長男 大海さん)
「昔からなのですけど“年功序列”というか、兄が間違ったことを言ってもそれが正しくなってしまう家族でしたね。」

 

(オーナー・谷口 大輝さん)
「年の近い兄弟とケンカをよくするので、僕は次男の兼光と。高校で同じ野球部に入って寮に入ったので親元離れてことで兄のありがたさ・心強さをすごく感じました。」

 

7男2女の谷口兄弟姉妹。大人になった今では?
(調理担当・谷口 陽さん)
「一言でいうとみんな“仲のいい兄弟姉妹”」

 

(二人の兄・長男 大海さん)
「ほんとに仲いいですね。ひとりひとり誰かが辛い時はみんなが寄って来てくれるのがうちの兄弟姉妹ですかね。」

 

(オーナー・谷口 大輝さん)
「コロナ禍の最中でもしょっちゅう連絡きたり、心配してくれたり、応援してくれたり、他の人が言ってくれないことをちゃんと言ってくれたりとかもしてくれるので、兄弟姉妹の愛は感じます。」
 
離れていても兄弟姉妹“家族の絆”で繋がっています。

 

大輝さんと陽さんのこれからの夢は?
(調理担当・谷口 陽さん)
「SANKYUをもっと大きく、店舗も増やして。例えば飲食店だけじゃない事業ももしかしたらとか...その為にも兄貴のサポートなど、兄貴ができない事を僕ができたらなと。」

 

(オーナー・谷口 大輝さん)
「支えてくれている従業員とかスタッフもいっぱいいるので、目の前の近くにいる人たちから幸せに出来たらなというのはありますね。」

 

串間の家族へ
(オーナー・谷口 大輝さん)
「ほんと感謝しかないし、みんなのおかげでこっちも頑張れているのがあります。まだまだ僕に刺激をください。」

 

(調理担当・谷口 陽さん)
「帰った時は、9人きょうだい家族11人。みんなでまた宴会して楽しみましょう。」

 

串間市の家族から東京で暮らす兄弟へ
「大輝、陽、いまコロナ禍で大変ですけど、これからまた一緒に頑張っていきましょう。また兄弟みんなで集まれる日を楽しみにしています。待ってるよ~!」