#39 福村あけみ(ウォーキングトレーナー)

お~い!元気しちょる?

24年11月13日(水) 20:00

福村あけみさん(都城市出身)

 

”ウォーキングで、人生が変わる!?”

あなたも、ちょっとだけ歩き方を変えてみませんか?

 

―――東京・新宿区のスタジオ。

今回の主人公は、ウォーキングトレーナーの福村あけみさん。

 

 

 

(福村さん)

「歩き方を変えると、印象が変わるんですよね。」

「たとえば、後ろ向きだった歩き方を、”あっちょっとこの歩き方だといけないな”と思って歩き方を変えると、傍から見たときの印象が変わって、結果的に、社会的とか、関わる人すべてに影響がでてきて、気が付けば本当に人生がかわるようなことになっている人がたくさんいる。」

 

正しい姿勢で歩くと、周りからの印象が変わり、自分に自信がもてるようになって、

さらに有酸素運動の効果も高まり、健康的なライフスタイルが実現できるといいます。

 

福村さんは、自身のウォーキング理論を”ウォークウェイ・メソッド”と呼び、これまで、数多くの人たちに教えてきました。

そのウォーキングの基礎を、少しだけ紹介してもらいました。

 

(福村さん)

「歩き方は、踵から指に体重が移動することの繰り返しを行なっているんですよ。」

「踵から指のこの、ローリング(※)していくような足裏の動きだけをひたすら練習していく。」

※踵から地面について指先が最後になるような動き方

 

(福村さん)

「そしてもう一点言うと、踵から指の体重移動に加えて、『前足ではなく後ろ足で地面を蹴る』ように歩くといいですよ。」

「できるだけ生活の中に歩きを取り入れてほしいし、難しい方は家の中でぜひ気を付けてほしいと思います。」

 

福村さんは、都城市出身。

都城高専に在学中からモデルとして活動し、卒業後に単身上京しました。

 

(妹・佳美さん)

「(あけみさんの上京時)私はまだ高校生だったので、そんなにすごいことだとは思っていなかったですけど、仕事もない、お金もない状況でトランク一つで東京に行ったので、今思うとすごいことだな~と思います。」

「姉は言ったらきかない性格なので、もう絶対成功するんだろうな~と思っていました。」

 

しかし上京後、モデルとして思うような結果が出せず、最後の思い出作りにと出場したMISS TOURISM QUEEN INTERNATIONAL(世界大会)で5位に入賞。

これが、ウォーキングトレーナーをはじめるきっかけとなりました。

 

(福村さん)

「ミスコンを終えて、自分自身ができるボランティアは何かなと探したときに、

 ”あっ、立ち方と歩き方って大事だし、どんなにお化粧できれいにしても、全体のイメージが綺麗にならなかったら本当の意味での完成じゃないから、土日にボランティアで姿勢と歩き方を教えよう”と始めたのがスタートです。」

 

当初は、公民館などでボランティアとしてはじめたウォーキングレッスン。

すると、ウワサがウワサを呼び、女性を中心に受講者が急増。

その後、ウォーキングスクールを運営するために会社を設立し、これまでに、述べ12万人を指導をしてきました。

 

 

 

福村さんが指導するのは、一般の女性からモデル、タレントまで、多岐にわたります。

この日は、ミス日本ファイナリストへのレッスンです。

 

(ミス日本協会・和田さん)

「私たちは”内面の美・外見の美・行動の美” この3つを基準としているんですが、ウォーキングはやっぱり”魅せる”部分であり、そしてあけみさんのウォーキングは、最初は外見の美と思うんですけど、内面の美の表現を教えてくださるので、本当に重要なポイントだと思っています。」

 

(指導中の福村さん)

「歩きは無意識の運動なので、クセになっている部分が多いんですよね。もう、普段歩く時も、コンビニ行くでも駅に行くでも、ずーっとこういう(ローリング)感じ。

すごく地味な作業なんだけど、これをやってる子とやってない子では、3か月後に会った時にわかります。」

 

レッスンでは、基礎となる足裏の動きから、ステージでのポージングまで指導します。

 

(受講者)

「”服の素材とかによって指先の伸ばし方を変えている”というところが一番印象的でした。」

「ウォーキングをやられてて、すごいカッコイイ方だなと思っていたんですけど、実際にコミュニケーションを取りながら、優しくも厳しくも(接してくれて)私にも学びが多い授業でした。」

 

―――

 

9月末。福村さんがやってきたのは、宮崎市で開催された「BEST BODY JAPAN2024」の宮崎大会。

この大会は、日本最大級の男女の年齢別ミスター&ミスコンテストです。

 

福村さんは、この大会の審査員を務めながら、公認講師として参加者に姿勢や歩き方を教えています。

 

(福村さん)

「私は人生を通して、立ち方と歩き方を日本中もしくは世界にいるみなさんに伝えたいという思いを生きがいにしていこうと決めてやっているので、”BEST BODY JAPAN”はコンテストということがキッカケなんだけども、優勝するためには姿勢と歩き方が必須なんですよ。コンテストを楽しみながら、実は私は姿勢を教えているという感じですかね。」

 

大会終了後、福村さんの元にはアドバイスを求める参加者が押し寄せます。

 

 

(福村さん)

「(宮崎大会は)ほかの地域に比べると、”自分をPRする”というのがやっぱりちょっと弱いのかなあという気はしますね。東京や大阪の人たちと同じくらい練習したら、宮崎県にいても本当に全国狙えるし、同じ価値観を宮崎から得ることができるので、やってもらいたいですけどね。」

 

 

―――

 

福村さんは、シューズのプロデュースもおこなっています。

その名も”ヌーディウォーク”。

 

 

正しい姿勢や歩き方をサポートするため、福村さんのこだわりが詰まっています。

 

(製作担当・G-STARS千野さん)

「福村先生の要望がものすごいありすぎて、インソールだけでも正直靴一足分つくれるくらい。」

 

このウォーキングシューズは、主にテレビの通販番組などで販売され、人気を集めています。

 

(製作担当・G-STARS千野さん)

「(TVの通販で)30分くらいで全数完売。一瞬で無くなって。」

 

(福村さん)

「本当に、私は足とか歩きのトラブルに困ってる方のお悩みをずーっと解決して歩き方を教えてきたから・・・でも、みなさん寄り添うことはできないじゃないですか。家まで一緒に歩いて帰るわけには行かないけども、それを、このヌーディウォークのシリーズたちがやってくれるようになって。」

 

実業家・ウォーキングトレーナー、そして、モデルとしても活躍している、福村さん。

 

 

(妹・佳美さん)

「尊敬しますね。(福村さんの活躍を)テレビとかに出たり、雑誌でみかけたりしているので、離れていても活躍が見られます。」

 

 

―――福村さんの、これからの夢は?

 

(福村さん)

「(夢が)できたんですよ、最近。」

「先月、レッスンでニューヨークに行かせてもらって、はじめて自分の歩き方というのをほかの国の方々に、現地でレッスンを開講して教えるというのをやってみて、やはりこう、今はYouTubeとかネット上でも、ほかの国に住んでいてもお伝えできるということがあるので、これからまた10年、15年かけて、日本以外の国に住んでいる方々にもちょっとずつ広げていこうかなというのは思っています。」