少し季節が早めに進んでいたのか?

ノダっち

22年6月1日(水) 16:59

梅雨前線は

微妙な北上具合の予想だったのですが、
そんな微妙なさじ加減で
雨が降ったり晴れたりが変わるのが
この時期の天気です。

きょう実況で解析された前線の位置は
きのうの予想よりもしっかりと
九州南部に近い所まで北上して解析されていて、
きょうは県内南部を中心に
しっかりと雨雲がかかりました。
 
ほとんどかからない予想と
しっかりかかる予想とあったのですが、
最近の雨雲の予想傾向が良い資料を
重視して良かったです。
 
気象庁のグローバル資料が
最近は頑張っている印象があります。
 
とはいえ、
前線の位置の予想自体が
前日予想の時点でも、
きょうのようにまだ差が出るのが現状です。
 
きょうから
気象庁が線状降水帯の予測を発表する
ということも始めましたが、
前線の位置ですら、前日段階では
まだキッチリ予測できないので、
さらに線状降水帯、
(とくに動かない危険な線状降水帯)の
予測は難しいです。
 
なので、この情報に頼らずに
(線状降水帯発生のいかんにかかわらず)
今まで通り、
大雨の恐れがある情報が出たら
最新の気象情報を確認するなど
防災意識を高めてお過ごしください。
 
さらに、週間予報の期間になると
まだまだまだ日替わりが大きくなります。
 
日本の北を吹いている上空の偏西風が
大きく蛇行していて、
寒冷渦がたびたび南下したりして、
この動きが予測が難しいこともあり、
週間予報後半部分の予想は
信頼度が上がって来ません。
 
さらに、南の太平洋高気圧が
一カ月予報の資料で予想されたほど
強まってきていないため、
梅雨前線も押し上げてきにくく
なっているように見えます。
 
来週の予報に関しては、
まだ様子を見ましょう。
きょうは曇りマークが並んでいますが、
ハッキリしません。
 
この来週のくもりも、
梅雨前線によるものというよりは
そもそも動きの予測が難しい寒冷渦による
不安定な天気がどの程度現れるか、や
県内には東からの湿った空気が
どの程度入ってくるか、
等で変わってきます。
 
 
とはいえ、
あすは、また前線がしっかり南下して、
晴れ間が出てくる予想です。
 
洗濯物も気持ちよく乾かせるでしょう。
 
日差しが強まりますので、
また暑さも戻ってきます。
 
そのまま、あさっても
広く晴れて暑さが続きそうです。
 
内陸を中心に暑くなるでしょう。
 
土曜日も晴れますが、
あす、あさってに比べると
空の高い所の雲が濃くなってきて、
日差しは弱まりがちになってくる
可能性もあります。
 
東からの湿った空気が入ってくるため
ややムシムシ感じる所もありそうです。
 
一方、日曜日に早まった雨が、
土曜日にさらに早まってこないか、
今後の予想の変化に注目もしています。
 
 
日曜日には、前線上の低気圧が近づいて
雨が強まるかもしれませんので、
あす以降の予想も注目していきましょう。
 
まだ梅雨の気配はしっかり見えませんが、
梅雨前線の影響でなくても、
上の方に書いたような理由で
くもりや雨の日がふえるということで、
梅雨入りとしちゃう可能性もあるのか、
にも注目していきます。
 
 
なお、きょうから
気象の統計の世界で夏に入りました。
 
ということで、春の天候を
ざっくり見てみると、
3ヶ月の平均気温は
平年より+0.5~+0.8度前後高めの所が多く、
降水量が平年比で
100%~130%前後の所が多く、
雨が少し多めだった所が多くなっていて、
日照時間は、平年の9割前後と
日差しが少なめになった所が多くなっています。
 
4月後半から5月前半にかけての
たけのこ梅雨や梅雨の走りが
影響しているでしょう。
 
なんとなく、数字的には
少し早めに季節が進んでいた、
ということも出来そうです。
220601_1
朝の宮崎市上空

朝は青空も
見えていたのですが、
やはり昼頃から
降ってきました。
220601_2
きょうの昼の天気図
(気象庁HPより)

梅雨前線は
きのうの予想よりは
やや北に北上していたようです。

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