ラニーニャ継続か

ノダっち

22年5月12日(木) 16:56

梅雨前線が北上してきました。

前線上の低気圧も
九州南部付近を通過していて、
広く雨が降って
雨脚が強まった所もあります。

ただ、アメダスでは、
1時間30ミリを超えるほどの雨は
観測されませんでした。

一方、きょう午後1時現在で
24時間雨量は
日向や都農で引き続き180ミリを超えていて、
48時間雨量は
200ミリを超える大雨になっています。

日向や都農付近を中心に
地盤が緩みやすい状況です。


前線は、今夜にかけて
いったん活動を弱めますが、
あすの午後は、活発な部分が
再び近づいてきます。

このため、あすの午後も、
雨が強まる所があるでしょう。

資料には、きょうよりも
発達した雨雲が予想されています。

気象台の発表も、局地的に
あす午後に1時間50ミリの
非常に激しい雨の予想となっていて、
道路の冠水に注意が必要な
降り方をする可能性がある予想です。

また、これまでの雨がありますので、
地盤が緩みやすくなっている所で
危険度が上がってくるでしょう。

最新の注意報、警報の発表状況を
あすもご確認の上、
崖の近くの方は、特にお気を付けください。


土日に、前線がいったん南下する予想
あまり変わりません。

晴れ間も出そうです。

ただ、土曜日は、晴れて気温が上がって
上昇気流が起きるなどして、
いったん晴れた後で
局地的に雨雲が出来そうな予想もあります。

土曜日も、雨具の準備がおススメです。

日曜日は、午前ほど雨の可能性が低いですが、
午後は、月曜日にかけて
活発化する前線の影響が出てきて、
南部を中心に
弱い雨雲がかかってくる可能性があります。

招待高校野球は、
出来る可能性が高いですが、
フルで、コンディション良く出来るかは、
微妙な予想が続いていて、
個人的にも、落ち着きません・・・^o^;

月曜日は、前線がしっかり北上しないものの、
活動が活発になって、
北に広がる雨雲がかかってきそうです。

火曜日からはさらに前線が南下傾向になって
木曜日にかけて、高気圧も進んでくるでしょう。

ということで、
来週のこの前線の南下が
まだ梅雨本番ではないという、
ことになりますかね。

ただ、きょう発表された一カ月予報は、
再来週も、周期的な天気変化ながら
平年よりも曇りや雨の日が多い予想です。

これも、どう判断するか・・・ですが、
28日からの2週間は、
平年並みに曇りや雨の日が多い、
と予想されました。

平年の梅雨入りは5月30日ですので、
ということは、この辺りには
梅雨本番になっている予想と解釈できます。

なお、もう一つ気になる情報として、
春で終わる予想だったラニーニャ現象が
夏まで食い込みそうな予想に変わってきたと、
気象庁から発表されました。

ラニーニャ現象が起きているときは
太平洋高気圧が北に強まりやすく、
冷夏にはなりにくい傾向があります。

ということで、夏は暑そうで、
早めに梅雨前線が北上する傾向も
後押しする現象ともいえるでしょう。

再来週には3カ月予報も出ますので、
そのあたりの傾向も注目してみます。

220512_1
(気象庁HPより)

簡単に言うと、
今後、
エルニーニョ、
ラニーニャ現象が
発生する確率を
示した図になります。


監視海域の海面水温の
基準値との差の
5か月移動平均値が
+0.5℃以上/
-0.4℃?+0.4℃/
-0.5℃以下の範囲に入る確率

気象庁は、
監視海域で
5か月移動平均値が
+0.5℃以上(-0.5℃以下)
の状態で6か月以上持続した場合に
エルニーニョ(ラニーニャ)現象の
発生としています。
220512_2
ラニーニャ現象が
発生しているときの
夏の気温傾向

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