猛烈11号

ノダっち

22年8月31日(水) 17:18

台風11号は、昨夜9時に、

台風としての最強カテゴリになる
猛烈」な勢力になりました。
 
中心の最大風速が
54m以上がこのカテゴリです。
 
そのままの最強台風が920hPaで
南大東島を通過して、
沖縄に接近しています。
 
あすまでは南西寄りに動きますが、
先島諸島の南で
あすの午後以降、動きが止まってきそうです。
中心気圧は915hPaまで下がる予想です。
 
11号の南にできた熱低は、
衛星画像をみると、
カタチが崩れてきたように見えますが、
気象庁は、台風になる予想を
引き続き発表しています。
 
いずれにしても、
猛烈に強い11号があるので、
11号の流れに取り込まれていき、
だんだんと不明瞭になりそうです。
 
この熱低を取り込むことで、
台風11号は、
強風域を広げるのではないか、
と考えられています。
 
ただ、取り込まれた雲域がどうなるか?
 
かなり不均一な
台風の雲にもなりそうな気もします。
 
この相互作用にも注目です。
 
一方、台風自体の予想は、
きのうよりもやや西寄りに
シフトしました。
 
台風自体が強まって
北にある高気圧を強めた効果で
高気圧の南を吹く東風が続いて、
より西に流される予想になったのではないか
とみています。
 
沖縄本島の南から北上してくるよりは
先島諸島付近から北上してきてくれた方が
宮崎的には少し助かるでしょう。
 
ただ、先島諸島の南から
北に動き出した後の進路の予想は
まだまだ大きな幅があります。
 
どこを通ってくるのか、
今後の情報にご注意ください。
 
 
一方、きょうも、
県内は広く晴れています。
 
ただ、やはり、
昨日よりは雨雲も増えていて、
時々通り雨が起きている宮崎市内です。
 
午後には、山沿いに
活発な雨雲が出来たところもありました。
 
この状況からすると、
台風によって強まった上空の高気圧は
もう、きょうは弱まったようです。
 
ただ、この後の雲の様子を見ても、
あすにかけても、晴れ間はあるでしょう。
 
晴れたり雨が降ったりして、
また朝夕に虹が見える可能性もあります。
 
晴れ間が見えても、
急な激しい雨や落雷の発生などに
ご注意ください。
 
とくに山沿いは、
秋雨前線による雨雲が
かかりやすくなる所もありそうです。
この前線の動向次第でも天気が変わります。
 
あさっても、やはり、
その傾向ではないかと思いますが、
秋雨前線がどうふるまうかにもよって
変わってきそうです。
 
 
土曜日以降は、
台風の北上のタイミングや、
取り込まれていく熱低の雲の状態、
北上するときのコースによって
県内の天気が大きく変わるでしょう。
 
資料によっては
土曜日までは晴れ間があっても
不思議ではないものもあります。
 
一方、日曜日以降は
雨が強まる可能性がある資料もあり、
今後の情報に注目していきましょう。
 
気象台からも、
日曜日から警報級の可能性が
「中」として発表されてきています。
 
一方、海の波は、
きょうから注意報レベルになっています。
 
海のレジャーは慎重に波を見極めてください。
 
数時間に1度くらい
4m級の高波が来る可能性があります。
 
 
なお、あすは、
夏のまとめが気象庁から発表され、
その中で、
梅雨の見直しも書かれてきますので、
注目です。
 
(すでに、一部報道で、
 見直される見込み、と
 出ちゃってますが・・・^o^; )
220831_1
きょう正午の衛星可視画像

県内には
時おり雲の筋が入って
にわか雨が起きていますが、
東海上には晴れ域もあって
雨が降り続く、
という状況ではないです。
220831_2
台風付近の
衛星可視画像のアップ

台風中心の
目の壁が見えます。
15キロ前後の
高い壁になることもあり、
発達した台風ですので、
それくらいあっても
おかしくないと思われます。

眼の底には
低い雲が映っています。
220831_3
同じく正午の衛星赤外画像
(気象庁HPより)

赤外画像では
低い雲が映らないため、
目の中は真っ黒で
良く晴れているように映っています。

一方、台風11号の渦巻きの南に
熱低の雲がありますが、
形にまとまりがありません。

あす朝の予想天気図では、
台風11号の東に
998hPaの台風として書かれています。
220831_4
モクモク雲と
濃い青空があった
きょう昼前の
MRTから南西の空

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