種子島レーダー更新中

ノダっち

22年4月12日(火) 17:01

なかなか、
不安定な空になっています。

朝は少し晴れ間が見えたと思いきや
昼頃まで
弱い雨が降ったり止んだりしました。

昨日解説した通り
このタイプの雨の予想は
なかなか厄介です。

ただ、今回は
概ねイメージ通りに推移しています。

そのイメージがうまく
伝わったかは不安ですが・・・

一方、レーダーで
雨雲がまったくかかっていないのに、
雨が降っている・・・
って思われた方もいらっしゃるでしょう。

実はいま、気象庁のレーダーのうち、
種子島にあるレーダーが
機器更新のために停止しています。

このため、宮崎県付近の雨雲は
福岡、奄美、室戸などの
離れた所にあるレーダーが
頑張って見張ってくれているのですが、
レーダーの特性上、
遠くになるほど
レーダー波が地面から離れていき、
その下にある雨雲を
捉えることが出来ないのです。

一方、今日の県内にかかった雨雲は
東からの低い所の
湿った空気の流れ込みによって出来た
とても低い雨雲でした。

このため、
気象庁のレーダーでは
捉えることが出来ていなかったのです。

一方、雨雲を見る手段として
国交省のレーダーがあります。
こちらは、川の防災情報のサイトから
観ることが出来ます。
(レーダー雨量(XRAIN)というコンテンツです)

こちらでは、何とかギリギリ
県内の弱い雨雲も捉えていました。

今日昼前の雨雲の表示具合の比較を
画像欄に載せておきます。

もし、気象庁系のレーダーを
表示しているサイトで
雨雲がないのに、雨が降っていて、
おかしいなとか思ったときには
ココを見てみると良いかもしれません。

XRAINは、1分おきに更新されていて、
なかなか優秀です。

ただし、強い雨雲がかかった時に
その向こうの雨雲が弱く表示されるという
欠点もあるものですので、
大雨の時などは、これだけに頼らずに
様々な資料を見る必要もあります。

なお、種子島レーダーは今月28日に
新たな機器での観測が始まる予定です。
それ以降は、今までよりも
活躍してくれることでしょう。


午前の平野部を中心に
雨雲がかかった県内ですが、
午前から
山沿いを中心に晴れも出て、
気温も上がっています。

平野部でも、昼過ぎからは
晴れ間も見えてきました。

山沿いの所々で夏日にもなっています。

平野部も、日が差すと
蒸し暑ささえ感じるくらいでした。


あすは、午前の北部を中心に
各地で晴れ間がありそうです。

ただ、湿った空気の流れ込みが
引き続き予想され、
南部では午前中にも
雨雲がかかりそうな資料があります。

また、午後になると、
気温が上がって軽くなった空気が
上昇して雲を作って
山沿いを中心に雨雲が湧きそうです。

念のための傘の準備をおススメします。

あすの雨は、
南下する前線本体におるもの、
とは考えにくくなってきました。

あすも、日が差したところほど
ムシムシした暑さも感じそうです。


あさっては、
南下する前線と
南からの暖かく湿った空気で
雨が降るでしょう。

東に離れた高気圧の
縁を流れる暖かく湿った茎が
流れ込んできそうです。

雨のタイミングについては
また明日の予想もご確認ください。

金曜日については、
この前線の影響が
どの程度残るかで変わりそうです。

大陸から張り出す高気圧が強ければ
回復に向かう可能性もあります。

台風の直接の影響はないものの、
台風が大型になっていて、
大陸から張り出す高気圧との間で
等圧線が込み合ってくる可能性もアリ、
その場合は、風が強まるかもしれません。

このあたりも、
また明日以降の資料を見て
お伝えします。

土曜日はいったん晴れますが、
日曜日以降の予想についても、
もう少し様子を見たいです。

ぐずついた天気が続くというよりは、
短い周期での天気変化、
という方向に変わりそうにも見えて
高温傾向が落ち着く気配もあります。

220412_1
きょう午前11時10分の
左が
国交省レーダー
(XRAIN)
右が
気象庁レーダー
(雨雲の様子)
です。


国交省レーダーは
国土交通省
川の防災情報ホームページより、
気象庁レーダーは
気象庁HPの
雨雲の様子より、
上記を
ノダが一枚にまとめる加工
220412_2
午後3時の衛星可視画像
(気象庁HPより)

1号から
大型で強い台風に
成長した雲は
大きな雲域を持っていて、
中心の目も
しっかりと見えてきました。

 

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