秋になりきらない空気

ノダっち

24年9月4日(水) 18:00

まだ秋になりきっていない
県内の空気です。
 
8月のひところに比べると
たしかに朝は
涼しくなっていますし、
昼の暑さも、平年並み程度なのですが、
まだ蒸し蒸しした暑さも感じます。
 
秋の空気が入ると、
乾いた空気が流れ込むため
これがカラッとした暑さになるのです。

秋の高気圧は、
まだ北の方を通っていて、
上空の乾燥具合を見ると、
九州のすぐ北のあたりまで
秋の空気があるように見えます。
 
ただ、まだ
どちらかというと夏の空気があって
その中で、平年並みくらいに
地上の熱が落ち着いているような
状況です。
 
 
きょうは、
地上付近では大陸から進んできた
高気圧にしっかり覆われたので
良く晴れて暑くなっています。
 
あすになると
この高気圧の影響が弱まって
東からの湿った空気の流れ込みが
今日よりも強まりそうです。
 
午後は、山沿いを中心に
所々でにわか雨があるでしょう。
 
平野部でも、日中に
一部で通り雨の可能性があります。
 
あすも、
猛暑日ほどの暑さは無いので、
ムシムシした暑さになりますので、
昼間は、引き続き
熱中症予防を心がけましょう。
 
そのまま、日曜日くらいまでは
同じように晴れて
午後の山沿いを中心に
所々でにわか雨があるくらいで
広い範囲での大きな崩れは無さそうです。
 
昼は夏の暑さで
朝は涼しさが感じられる日も続きます。
 
 
月曜日以降の予報は、
南からの雲の動きと
その周辺の湿った空気が
どう流れ込むかで変わってくるでしょう。
 
上空は、まだ高気圧がありそうなので
その勢力によって、変わってきます。
 
なお、その気にしている
関東南東の熱低と台風11号の間の雲が
きょう正午の天気図から
熱低として記されてきました。
 
きょうの各国のコンピュータは
まだまとまりが弱い中で
計算していますので、
その進路の予測については
ハッキリ言ってあてになりません。
 
あす明け方以降に見える計算結果から
注目してみましょう。
 
秋になりきらないという観点でも、
秋台風らしく素直に動くか、
まだ夏台風の動きをするのか、
そのあたりにも注目したいと思います。
240904_1
水蒸気が多くて
少し白っぽかった
朝の空

気温が上がった昼も
水蒸気で白い空で
青が弱い空でした。

高気圧が弱かったら
雨雲がたくさんできたでしょう。
240904_2
午後3時の衛星可視画像
(気象庁HPより)

ノダが
熱低がありそうな所に
ピンク丸を付けました。

連続で見ると丸の中で
緩やかに渦が出来始めている
ように見えます。

赤外画像では分からないので
まだ下層の渦のみで、
発達した雲は南側に偏っています。
まだしばらくは動かない予想で、
その間に発達してくるかどうか
注目です。

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