ノダっち

3873件

1 ...107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 ...775

変わった台風は変わった温低に変わった

ノダっち

22年7月5日(火) 18:00

天気の話なノダ

ギリギリ台風として北上した台風4号

午前6時前に長崎県佐世保市付近に上陸し、
その後、午前9時に
温帯低気圧に変わった
と、気象庁から発表されました。
 
海外の解析機関の中には
台風としての勢力が
もっと前からなくなっていたと
していたものもありましたし、
きのうの雲の分布も、
台風らしくないものだったのですが、
温帯低気圧に変わったと
発表された後も、
前線を伴わない温低になりました。
 
温帯低気圧は、
構造的な特徴として
暖かい空気と冷たい空気の
ぶつかり合いというものがありますので、
温低になると前線を伴うことが
多いのです。
 
台風4号は、台風の時点でも台風らしくなく、
温低になっても、
温低らしくない姿をしています。

この二つの間の
亜熱帯低気圧というものを
言われることもあり、
今回は、この特徴を
持っているように見えるのです。
 
ただ、亜熱帯低気圧については
気象庁が明確に定義したものがないため
ココでは、そういうものがある、
と紹介する程度にとどめます。
 
いずれにしても、
台風中心の雲が
偏ったまま北上しながらも、
上陸した後も、
台風中心付近の南東側には
熱低に特有の
発達した雲もあったので、
もし九州南部に上陸していたら
県内でもう少し
被害が広がったかもしれません。
 
一方で、九州に上陸すると、
きっちりと反時計回りの
風がアメダスで観測された一方、
台風らしい風の強まりは
観測されませんでした。
 
このあたりが、
ホントに台風だったのだろうか?
と思ったゆえんです。
 
 
県内は、昨夜、
門川から延岡付近にかけて
発達した雨雲がかかりやすくなって
猛烈な雨となったと解析されました。
 
一方で、この雨雲が過ぎた後は
明瞭な発達した雨雲はかからずに
今日の昼を迎えています。
 
午後になると、
きのう書いたように
少し晴れ間が出たところもあって、
蒸し暑さが強まりました。
 
3日ぶりに真夏日も復活しています。
 
 
あすも、西からの風の吹き付けで
山沿いを中心に雲が多いものの、
平野部を中心に晴れ間もありそうです。
 
ということは、
湿った風が山を越えて、
平野部に降りてくると
気温が上がるフェーン現象も
加わる可能性がある形になります。
 
午後になると
西風が吹きやすい状態が弱まって、
風も弱くなっていきそうなので、
限定的かもしれませんが、
平野部では、33度前後まで
上がる所もありそうな予想です。
 
十分に熱中症予防を心がけましょう。
 
山沿いを中心に
念のための熱中症にもお気を付けください。
 
あさって七夕は
太平洋高気圧が九州付近で強まりそうなので
晴れ間が出る可能性もありますので、
またあすの新しい予報もご確認ください。
 
 
8日から9日ごろは、
大陸に上陸した台風3号が弱まって
熱低化したものが温低化して、
日本付近に進んできそうで、
それに伴って、
台風崩れの暖かく湿った空気が
再び流れ込みそうです。
 
急な雨雲の発達には
気を付ける必要が出るかもしれません。
今後の予想を注目してみます。
 
日曜日以降は晴れそうですが、
イマイチ、スッキリには見えません。
この辺りももう少し様子見です。
220705_1
台風4号が
温帯低気圧に変わった
午前9時の衛星画像
(気象庁HPより)
220705_2
少し晴れ間が見えてきた
昼過ぎのMRTから
南西の空

ギリギリ台風のまま接近中

ノダっち

22年7月4日(月) 17:24

天気の話なノダ

台風4号は、
ジワジワと北上して、
日曜日に沖縄付近を通過した後、
東シナ海をジワジワ北上しています。
 
沖縄の南東にあった
土曜日の正午から最大風速23mになって
18時から中心気圧が994hPaに下がって
ココが発達のピークだったようです。
 
日曜日は、
中心気圧が996hPaだったものの、
9時に最大風速が18mまで下がって、
ギリギリ台風でした。
沖縄の陸の影響を受けたためでしょう。
(17.2m以上で台風、それ未満は熱低)
 
昨日午前11の衛星画像でも、
台風中心の渦巻きは
可視画像で観ることが出来るものの、
赤外画像だと見えません。
 
赤外画像は、雲の温度を撮影していて、
空の高い所の冷たい雲ほど白く写りますので、
これは、背が高い雲が
台風の中心にないことを意味していて、
台風としての発達が弱いことも
示していました。
 
つまり、台風としての発達が
弱いことを示しています。
 
一方、台風の北東側には
台風のシステムと一体とは言いにくい
やや発達した雲の塊があって
昨日からかかってきていました。
 
土曜日は、
湿った空気の流れ込みによる雨雲が
予想に比べてなぜかかなり少なかくて
晴れ間もしっかりあったので
蒸し暑くなりましたが、
日曜日からは、この雲の影響で
シッカリと雨が降ってきています。
 
とくにきょう明け方からは
台風周辺の風の動きと
雨雲の動きの向きがそろったため
線状に並んだ発達した雲によって
一気に危険度が上がった所もありました。
 
台風の動きが遅いため
雨雲の動きも遅めで
雨雲の向きがそろうと、
強雨が続きやすくなっています。
 
朝の時間に
道路が冠水するなどして
通勤通学が大変だった地域も
あったでしょう。
 
 
台風4号は、
気象庁のきょう午前9時の予報では、
九州接近時のあす午前9時が
ギリギリ台風勢力で、
その後、本州付近に予想される
6日午前9時は
温低の予想になってきました。
 
実際には、今後は、
陸地の影響を受けて
さらに台風としての構造が
崩れてくることでしょう。
 
どこまで、台風のままと
気象庁が発表するのか、
注目しています。
 
とはいえ、風は
強風注意報レベルで
そこそこに強まるでしょう。
 
あすの日中は、強い風にも
ご注意ください。
 
また、台風が九州に近づく前は、
台風東側の雲が
県内に入りやすい状態が続きますので、
雨の降り方には、
引き続き警戒しておきたい状況です。
 
きょうにかけての雨で
地盤が緩みやすくなってきていますので、
その点でも警戒しましょう。
 
夜中でも、雨の音で目が覚めるなどしたら
キキクルの確認をお願いします。
 
一方で、上にも書いたように
この台風は、
中心付近に発達した雲がありません。
 
あす、日中に台風が九州に接近した後は
雨のピークは越えて、
晴れ間が見えることも出てくるでしょう。
 
晴れ間が出ると、
また蒸し暑さも強まります。
 
いったん、暑さが弱まりましたが、
あすからは、また
熱中症にならないように
十分にご注意ください。
 
 
あさってから木曜日ごろにかけては
いったん天気が回復傾向でしょう。
 
晴れ間が出る可能性は十分にあります。
 
ただ、週末は
また不安定になってきそうな資料もあり、
ハッキリしません。
 
あす以降、台風が過ぎたら
だいぶ予想がまとまってくると思いますので、
新しい予報でご確認ください。
 
いずれにしても、
あさって以降は、再び
暑さも強まってきそうですので、
熱中症への警戒が
再び必要になってきそうです。
220704
日曜日午前11時の
衛星画像
(気象庁HPより
ノダが加筆・
横並びに編集)

本文に書いたように
可視画像では
キレイな渦が見えますが、
赤外画像では
渦が見えません。

台風4号発生

ノダっち

22年7月1日(金) 17:10

天気の話なノダ

台風4号が発生しました。

 
今週、随時お伝えしていた
南海上の雲の中で
熱低から足早にきょう午前9時で
台風と判定されています。
 
熱低での北上と予想していましたが、
一気に予想以上に成長したようです。
 
台風4号は、あすは
沖縄の南を北上して、
日曜日には東シナ海に入る予想で、
ココまでの進路に関しては
おおむね固まってきています。
 
ただ、
この3日(日)の午後から先の進路が
まだかなりハッキリしません。
 
肝心の3日以降の動き次第で、
県内の雨の降り方が変わってきます。
 
今のところ、台風としての発達は、
「たいしたことない」予想です。
熱帯低気圧から少し強まった状態で、
暴風域を伴うほどに
発達する可能性は低い予想ですので、
よほど接近しない限りは
直接の台風の影響を
気にする必要はないでしょう。
 
とはいえ、、、
 
予想以上に早く台風になったこと、
まだ予想の幅がかなりあること、
などを考えると、
今の予想よりも発達して
そして県内に近づくケースも
念のため、想定しておきたい状況です。
 
あす以降の、新しい予報も
ご確認ください。
 
何かあれば、
ノダのSNSでも発信しようと思います。
 
 
一方、きょうの県内は、
あすからの天気の崩れが
信じられないくらいに
スッキリと青空が広がりました。
 
南海上の雲の上昇気流が
こちらで下降して
いっそう青空が濃くなっている効果も
あるかもしれません。
 
きょうも、加久藤が35度まで上がって
猛暑日にもなっています。
 
 
あすは、台風とは別で
台風の雲の北を北上している雲が
流れ込んできそうです。
 
東からの風も吹きこんでくるため、
平野部を中心に
雨が降りやすくなるでしょう。
 
もしかすると、
晴れ間が見えるかもしれませんが、
晴れ間が見えていても、
傘を持って出かけるのをお勧めします。
 
一方、午後を中心に
発達した雨雲がかかって
激しく降る恐れもありますので、
雨の降り方や落雷の発生なども
注意しておきましょう。
 
日曜日は、上に書いた通り
台風の動き次第で変わってきますが、
東シナ海をやや離れて北上しても、
湿った空気の流れ込みがあるため
雨脚が強まる可能性は十分にあります。
 
土日ともに、
景色が霞むような雨の降り方が
1時間以上続くようなときには、
キキクルをご確認ください。
 
 
さらに、来週の雨の降り方、
予報に関しても、
この台風の動きによって変わってきそうです。
 
雨が続いて、総雨量が多くなり、
土砂災害に関する警報の発表なども
考えられます。
 
気象台からの発表は、
今の所、
あすから4日にかけて
警報級の可能性が「中」
発表されていて、
最新の情報の確認が必要です。
 
新しい予報の確認もお願いします。
220701_1
昨夜は、予想通り
満天の星空でした!

皆さんに、
ぜひ見てみて、
とも言ったので、
私自身も、
綾に出かけて
写真も撮ってきました。

空の天の川は、
さそり座近くの
天の川銀河の中心方向です。
水田の水に
星も写してみました。
220701_2
こちらは北の空

北斗七星と
カシオペアが分かると思います。

さて、北極星は
どうやって探すのでしたでしょうか?

昨夜の綾は、
ホントにすごい星空でした!!
220701_3
昼過ぎの宮崎市上空の
澄んだ青空
220701_4
午後3時の衛星画像
(気象庁HPより、
ノダ加筆)

台風4号の北にある雲が
まずあすから
かかってきそうです。

満点の夏空

ノダっち

22年6月30日(木) 17:54

天気の話なノダ

スッキリ夏空です。

暑くなっていますが、
夏好きにはワクワクする空でもあります。

午後になって、
あ〇ちみつるさんの漫画に出てきそうな
青空と入道雲が湧いてきて、
余計に夏空好きには
これまたワクワクしましたが、
30分後には、ワクワクと言っていられない
発達した雲になってしまいました。

レーダーで見ると、
山之口付近に発生していたものと
思われます。
この雲の真下では、
土砂降りの雨となっていたことでしょう。

気温が上がって、
大気の状態が不安定になっていました。

昨日は発達が抑えられた雲ですが、
きょうは、局地的に
発達しています。

きのうよりも高気圧が
弱まっているということは無いです。

地上の気温や
風の収束などで
なにか下降気流を突破する
強い上昇気流が出来るきっかけが
あったものと思われます。

風が、きのうよりも
南東からの吹込みになってきたので、
それによって
鰐塚山を駆け上がった風が
上昇気流を作ったのかもしれないです。

一方、やはりきょうも
内陸を中心に暑くなっていて、
えびの市加久藤で
今年の県内最高を更新する
36.2度まで上がっています。

この加久藤の36.2度は、
6月としての観測史上最高で、
県内での
6月としての過去最高タイになりました。
宮崎で1934年6月28日に観測されて以来、
88年ぶりの宮崎県内での36.2度です。

また、鞍岡が3日連続で、
6月の観測史上最高を更新しています。


あすも、引き続き晴れて、暑くなりそうです。

あすも、十分な
熱中症予防を心がけてお過ごしください。

夕立は、ごく狭い範囲に限られるでしょう。

ただ、夜になると、
南から北上してくる雲がかかってきて、
南部には遅い時間になると
雨雲がかかってくる可能性もあります。

金曜日の夜で、
お帰りが遅くなる予定がある方は、
傘の準備がおススメです。


きのう、おとといとお伝えしていた
南から北上してきそうな雲は、
熱低としてまとまる可能性が
高くなりました。

熱低本体は、
九州の西を北上する見込みです。

熱低の東に伴われて北上する
熱帯からの暖かく湿った空気が
県内に東から流れ込むため、
局地的に発達した雨雲がかかる可能性があります。

土曜日から来週のはじめにかけて
雨の降り方に注意していきましょう。

この雨の降り方については、
熱低のコースによって変わってきます。
(近いほど強まる可能性が高まる)

あすお伝えする予報も、
まずはしっかりとご確認下さい。

ということで、あすの日差しで
シーツなどの大きな洗濯物や
布団干しも済ませておくのを
おススメします。


来週中ごろ以降の予報は、
熱低が過ぎた後の
高気圧の強さや
湿った空気の動きによって
変わってきますので、
まだはっきりしません。

ただ、きのうも書いたように、
七夕の夜空は怪しいです。
月の状態から考えても、
今夜の空で楽しんでおくのがおススメです。


きょう発表された一カ月予報では、
前半は、平年より曇りや雨の日が多く、
後半は、
平年並みに晴れる日が多い予想になりました。

前半に関しては、、、
先週発表されたものと
180度変わったじゃないか・・・
と突っ込みたい気分ですが・・・

中旬以降は、また
高気圧が強まってきて、
暑い日が続きやすくなりそうな予想、
ということになりそうです。

220630_1
午後1時25分の
MRTから南西の空

青い空に
モクモク湧いてきた雲が
絵にかいたような
夏の空でした。
220630_2
午後2時ごろの
MRTから南西の空

山之口付近で
雲が発達していました。

かなとこ状になって
発達した積乱雲の完成形です
220630_3
14時45分ごろの西の空

雲は弱まりながら
南西に流れていました
上の巻雲部分は
維持されていますが、
下の部分が良く見えないものの、
レーダーの状況からして
おそらく、下の部分が
かなり薄くなっていたと
思われます。

今のうちに天の川

ノダっち

22年6月29日(水) 17:10

天気の話なノダ

久しぶりに、
夜空と戯れてきました。
 
雲もあったので
満天の星空とまでは
行かなかったですが、
月が暗い夜なので、
宮崎市内の加江田川の河口で
十分に天の川も見えていて、
蒸し暑い夜でしたが、
思い切って出かけて良かったです。
 
一枚、写真も載せておきます。
 
来週の七夕は、、、
 
怪しいです。
 
今夜もきれいな星空だと思います。
 
七夕の一週間前ですが、
織姫星・彦星、白鳥座、天の川を
観ておくチャンスの夜です。
 
 
一方、きょうも
朝から濃い青空が広がっています。
 
背が高い太平洋高気圧を感じる
空の青の濃さです。
 
たしかに、
梅雨明け直後らしい暑さが続いていて、
きょうも内陸部ほど暑くなりました。
 
シッカリと高気圧に覆われているため
地面付近の気温上昇と上空の寒気などで
大気が不安定になっているものの、
発達した雨雲の発生は
高気圧の下降気流によって
抑えられているようです。
 
 
この高気圧にしっかり覆われる状況は、
あすも続きます。
 
引き続き広く晴れて暑く、
夕立の発生も限定的でしょう。
 
熱中症に要警戒です。
 
また、一方で、
念のためにはなりますが、
午後に黒い雲が広がってきたら
急な雷雨には注意しておきましょう。
 
 
あさっても、
シッカリ高気圧に覆われますが、
夜以降は
高気圧が弱まってきて、
湿った空気が入ってくるかもしれません。
 
また、あすお伝えします。
 
土曜日以降は、
雨が降ったり止んだりする可能性が
高まってきました。
 
昨日もお伝えした、
南西諸島の南にある当たりの雲が
高気圧の縁に沿って北上して
近づいてきそうです。
 
雲としてのまとまりがなければ
大した降り方にはならないでしょうが、
今後の推移を念のため注意して
観ておきたいと思います。
 
また、フィリピンの西の雲は
まとまりつつあって
熱低から台風になる可能性も
予想されてきました。
 
一方、フィリピンのすぐ東辺りでも
雲がまとまる気配もあります。
この動向によっては
湿った空気の流れ込みが
強まるかもしれません。
 
もう少し様子見です。
 
いずれにしても、
週末にはいったん、
このスカッとした夏空は
お休みになるでしょう。
 
戻り梅雨というほど
ぐずついた雰囲気ではなくて、
晴れたり雨が降ったりという
不安定なケースが多い
気圧配置のパターンですが、
週末から来週は
再び洗濯物を干すのも
大変になるかもしれません。
 
あす、明後日の日差しで
お布団干しなども
やっておくのをおススメします。
220629_1
昨夜、
加江田川の河口で撮影した
天の川とさそり座
220629_2
天の川と夏の大三角
220629_3
これぞ宮崎の
夏の青空!
という昼頃の空

3873件

1 ...107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 ...775

投稿月