山沿い中心にしっかり安全確保を

ノダっち

24年8月28日(水) 18:00

台風10号は、
非常に強い勢力のまま
九州の南をゆっくりと北上しています。
 
太平洋高気圧の縁辺の風が弱くて
ジワジワの北上です。
 
一方、西からも
上空の高気圧が張り出しているので
西の高気圧は南向きの風を
上空で噴かせていますので
余計に動きが遅いのかもしれません。
 
それでも、徐々に北上しているのは
東からの高気圧の縁辺流が
勝っているということでしょう。
 
今後、台風は
早く北上してくれるほど
偏西風に乗りやすくなりますが、
なかなか北上しない場合には
乗り遅れると影響が長引きます。
 
このあたり、
九州付近からの動きは
進路に幅がある予想です。
 
きょう午前までの
気象庁の予報円の中心線は
簡単に偏西風に乗れないコースの
予想になっているように見えて、
県内にとっては
雨量が多くなりやすくて
非常に怖い予想です。
 
土砂災害や河川のはんらんなど
重大な災害の発生に
厳重に警戒してください。
 
山沿いほど危険度が高い雨の予想ですが、
平野部も、台風を取り巻く雲の状況や
進路次第で危険な雨の可能性もあります。
 
今後、
九州付近からの動きがどうなるかで
県内での雨の降り方や
影響時間も変ってきますので、
今後の新しい予報もご確認ください。
 
 
強風域の中の台風の雨雲の腕の一本が
同じ場所にかかりやすい状況になり
昼頃から
宮崎~小林付近にかけて
ほぼ線状降水帯が出来ていました。
(気象庁による、線状降水帯の発表基準には
 条件が揃わなかったようです)
 
ただ、解析雨量で
3時間に160ミリという数字も見えたので
急に道路が冠水しやすかったりした
可能性があります。
 
また、この雨雲によって
突風が吹いたのかもしれないと思われる
被害の情報も入ってきました。
 
常にお伝えしています通り
発達した雨雲の下は
突風を伴うことがありますので、
引き続き、暴風域に入らなくても
雨が激しく降ってきたときには
大雨による災害とともに
突風被害にもご注意下さい。
 
台風の進路や進み具合にもよりますが、
少なくともあすは、山沿いを中心に
暴風域に入る可能性が高い予想です。
 
これまでにも書いてきた通り、
暴風域に入るとさらに状況が
悪化しますので、
厳重に経過してお過ごしください。
 
 
今の予想の中心で進めば
土曜日には天気が回復して
猛暑の予想が続いています。
 
土曜日に青空が見えることを祈って
くれぐれも
安全を確保してお過ごしください。
240828_1
けさ7時ごろの東の空

雨の止み間で
愛犬の散歩に
少し出られました
240828_2
上と同じ時刻の南東の空には
うっすら青空も・・・

土曜日に
また散歩に安全に
出られますように・・・

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