へび雲の正体を考察

ノダっち

25年1月7日(火) 17:44

年始に、県内では
各地でヘビ年にちなんだかのように
へびのように長く伸びたり
ウネウネした雲
見られたようですね。
 
MRTにも
たくさん写真や動画を
送ってくださっていましたので、
きのうの18時台の
お天気チェックの中で
紹介と招待について
考察させてもらいました。
 
1月2日については
間違いないと思いますが、
1月1日については
別の説があるかもしれません。
 
いずれにしても、
上空の風の流れが
作り出した雲で、
1月2日のものは、
明らかに5500m付近上空の
強風が作り出したものでした。
 
きのうのOAの様子を
書き起こしして下さり
一部補足も加えて
ので、
あの雲を見て、
何だろう?と思われた方、
ご参考にご覧ください。
 
今後とも、面白い雲を見つけたり、
自然現象がありましたら、
またMRTアプリからの投稿を
お待ちしています。
 
なお、その際は、
撮影された日時と場所、
方角などを記載いただけますと、
幸いですm( _ _ )m
 
 
さて、きょうは
予想通りに冬らしい空気が
戻ってきました。
 
1週間過ごした山口県から
日曜日に宮崎に戻ってきて、
さすがの宮崎の暖かさに
ホッとしていたのも束の間です(笑)
 
でも、それでもやはり、
山口の寒さの後では
まだマシに感じます。
 
一方で、やはり
昨日からの落差が大きいので、
余計に寒さも感じられるでしょう。
 
山沿いで
寒気による雲がかかりやすかった所は
さらに寒さを強く
感じられていると思います。
 
平野部は風が強めに吹いた所もあって
その影響で、寒さを
強く感じやすかった方も
いらっしゃったでしょうか。
 
きょうの最高気温は、きのうに比べると
5度前後低い所が多くなりました。
 
 
あすにかけては、
ほんの少し寒気が後退しそうです。
 
気圧の谷が通過する見込みで、
きょうよりも平野部も午後を中心に
雲が増えるでしょう。
 
山沿いを中心に
所々でにわか雨や
標高が高い所は
にわか雪の可能性もあります。
 
洗濯物は厚手のものが
乾きにくい所が多いでしょう。
 
朝にかけては、
けさよりも放射冷却が効いて、
やや冷える予想ですが、
日中は、寒気の弱まりで
最高気温がきょう並みか
きょうより少し高いくらいの予想です。
 
ただ、日差しが弱くて
暖かさを感じるほどには
なりにくいのではないかと思います。
 
あすの気圧の谷が通過した後、
あさってには、きょうよりも
もう一段階寒気が強まりそうです。
 
一方、乾燥注意報は続く見込みで、
気象台から発表されています。
 
引き続き、火の取り扱いには
ご注意ください。
 
 
あさってから金曜日にかけては
今季一番の寒気が流れ込んできそうです。
 
一冬一回レベルの強さになります。
 
寒気が強まる過程の
木曜日の後半を中心に
雪雲が山沿いにかかりそうです。
 
峠道の積雪などに注意しておきましょう。
 
土日は、少しずつ
寒気が抜けて行きそうな予想に
なってきました。
 
その影響で
日曜日は気圧の谷が通過して
雨雲がかかりそうな予想に
変ってきています。
 
ただ、まだこの辺りは
変る可能性もありますので、
今後の新しい予報もご確認ください。
 
連休明けにかけて
上空の気温の予想も
バラつきが大きくなってきましたが、
来週も、もう一度
寒気南下の気配も出ています。
 
もう少し様子見です。
 
 
なお、
去年の日本の年平均気温について、
きのう、気象庁のHP上で
確定が出ていました。
 
画像欄に載せておきますが、
日本全体では、
一昨年も1898年以降の
過去最高を大幅に更新していて、
去年は、さらに
それを上回る結果となっています。
 
この日本の平均気温は
長期の観測記録があって、
都市化の影響が小さい中で、
地域の偏りがないように
北海道の網走,根室,寿都(すっつ),
山形,石巻(宮城),
伏木(富山県高岡市),
飯田(長野),銚子(千葉),
境(鳥取),浜田(島根),
彦根(滋賀),宮崎
多度津(香川),名瀬(鹿児島・奄美),
石垣島(沖縄)
の15地点のデータが使われていて、
宮崎の気象台の数値も
日本の気候変動を探るうえで
重要な位置づけなのです。
 
※本日の17時台のお天気チェックで
 石巻(岩手)と表示していましたが、
 宮城県の誤りです。
 お詫びして訂正いたします。

いずれにしても、
今後の気候変動の行方にも
注目しましょう。
250107_1
元日夕方に見えたヘビ雲
(視聴者提供:
宮崎市から南の空)

遠くの空の高い所の巻雲を
横から見ているのではないか、
というのがノダの説です。

クロスしているようにも見えるので
何本も薄い雲が並ぶ
巻雲の特徴に合います。

地球は丸いので
空も丸くなっているので
空の高い所の雲は
遠くに行くと横から見るように
なるのです。

単純に三角関数的に計算すると、
10kmくらい上空の雲は
200~300kmくらい先のものが
地平線の少し上あたりに見えます。
(地球が丸いことを考慮すると
もう少し近くなると思いますが、
私には
その計算の技術は無いですm(_ _)m
250107_2
1月2日の白ヘビ雲
(視聴者提供:撮影場所は野尻)

こちらは、次に載せる
衛星画像で見える
九州の南の
雲の境目で間違いないでしょう。

上空5500m付近の
強い風の流れに対応している
雲です。

こちらの解説は
ニュース記事をご覧ください。

雲に近い串間付近では
もっと影の部分が大きく見えて
白い部分が小さくなっていました。
250107_3
1月2日午前10時半の衛星可視画像

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