土曜の霞は黄砂でしょう

ノダっち

22年3月7日(月) 17:04

土曜日は、

晴れて気温が上がりましたが、
やはり風が強くて、
そして、霞んでいましたね。
 
宮崎地方気象台は
黄砂の正式な観測を行っていないものの、
福岡や鹿児島の気象台で
黄砂が観測されていましたので、
あの土曜日のカスミは、
黄砂だった可能性が高いです。
 
一方で、県内に設置されている
ポールンロボも、
一日の平均個数が
今年最大の観測数でした。
 
この強い風は、南寄りではなかったため
九州南部では春一番にはなっていません。
(東海や関東などで観測)
 
先週は水曜日も多くて、
今季最大を更新していたのですが、
水曜日の約1.5倍にも上っています。
先月最多だった28日(月)に比べると
約6倍強です。
自動観測ですので、
黄砂の粒子もとらえていたかもしれませんが、
花粉症の方は、黄砂の影響もあって
日曜日にかけて
症状がひどくなった方が
多いかもしれません。
 
朝にかけて暖かい空気が入って、
日中からは
冷たい空気を運び込むときに吹く風が
強まったのですが、
それでも、西風の影響もあって
平野部で20度を超えた所が多くなりました。
 
今年の県内初の20度超えです。
 
たいてい、1,2月のうちには
20度を超えていた記憶があったので
しらべてみると、
初の20度以上が3月になったのは
1994年以来でした。
 
それだけ、この1,2月が
今年は寒い日が多かったということを
示しています。
 
きのうは風が弱まったので
土曜日の半分程度でしたが、
それでも、今年3番目の多さです。
 
土曜日よりは気温も下がった昨日ですが、
風が穏やかになったので、
春らしい陽気も感じられた
宮崎市内でした。
 
ただ、確実に
冷たい空気も入ってきていたので、
山沿いは、平年より低めだった所もあります。
 
 
未明にかけて晴れたところも多く、
放射冷却もあったため、
きょうの最低気温は、平年並みか
平年よりやや低めになってきました。
 
日中は、南部ほど雲に覆われて
日差しが少なくて、
冬の空気の冷たさも感じられたでしょう。
 
一方、北部は
時おり晴れも出ています。
 
最高気温は、10~11度前後の所が多く、
各地とも平年より低くなっていて、
真冬並みの所も多くなりました。
 
晴れ間もあった北部でも
10度を少し超えるくらいしか
上がっていない所が多いですから、
それだけ冷たい空気が入ったことも
示しているでしょう。
 
レーダーは、
弱い雨雲の反応も出ていますが、
地面付近が乾いていますので、
ほとんど雨粒は地面まで
届かなかったと思います。
 
 
今夜には晴れてくる所が多く、
あす朝にかけては、放射冷却もあって
けさ並みか、けさよりも
さらに少し低くなる所が多い予想です。
 
あす朝も、
この時期にしては、
強めの朝の寒さになります。
 
一方、昼間も良く晴れて、
きょうよりは昼の気温が
高めになってきそうです。
 
きのうくらいの
陽気に戻る所もあるでしょう。
 
空気の乾燥した状態が続きますので、
火の取り扱いには注意が必要です。
 
あさっても晴れて、
さらに寒気の弱まりもあるため、
さらに気温が上がってくるでしょう。
ただ、朝にかけては、
放射冷却もあるため
まだ内陸を中心に冷えそうです。
 
朝と昼の寒暖差も大きくなるでしょう。
 
木曜日も晴れて
さらにお花見をする頃の陽気の所も
出てきそうです。
 
金曜日以降、20度前後の
最高気温の予想になっていますが、
体感的には
晴れ具合によって変わるでしょう。
 
あす以降の資料で
詳しく見ていきます。
220307_1
土曜日の
ぼんやりした景色の
宮崎市内

大淀川も
強風で波立っていました。

約20キロ先の鰐塚山が
完全に隠れるほどでは
無かったですので、
大きな影響は無かったと
思いますが、
車などには少し汚れが付いた所も
あったかもしれません。
220307_2
日曜日のスッキリ晴れた空

風も穏やかでした。
220307_3
きのう夕方の
標本木のつぼみ

まだまだです。

ただ、今後、
高温傾向の日が多くなると
加速する可能性もありますので
気温の状況を観つつ、
またお知らせします。

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