植物には恵みの雨でしょう

ノダっち

24年8月19日(月) 18:00

帰省した娘が
夏らしいことをしてないなぁ、
というので、きのう
落ち着いた海に遊びに行ってきました。
 
富土海水浴場は
このご時世ということもあって
お客さんも少なめで
適度に台風7号のウネリも残って
波遊びをするのに
ちょうど良い波もあって楽しかったです。
 
海水浴場では、
いざという時の避難経路の説明と
足がつく所で遊んでください、
という措置が取られていましたが、
心配したクラゲもいなくて
快適でした。
 
 
一方、週末は
東シナ海を
ゆっくり北上した寒冷渦の影響があって
やはり大気の状態は不安定で、
とくに土曜日は、
かなり大規模に雨雲が各地で
発達していました。
 
予想通りでしたが、
心配した川の事故が起きたのが
上流で降った雨の影響があったのかどうか
気がかりです。
 
蒸し暑さも続いた週末でした。
 
 
きょうは、
寒冷渦自体は朝鮮半島から
日本海に抜けようとしていて、
県内への影響は
小さくなってきている一方、
高気圧の弱い所が北上して
それとともに
暖かく湿った空気が入ってきて、
大気の状態が不安定になっています。
 
とくに宮崎市内など
平野部では約3週間ぶりの
本格的な雨になった所も多く、
植物にとっては
恵みの雨となったでしょう。
 
激しい雨を観測した所もありました。
 
一方、
先週金曜日に
先島諸島付近で熱低とされていたものが
台風9号にきょう未明になりましたが、
ギリギリ台風勢力で
このままギリギリ台風勢力のまま
東シナ海を北上する予想です。
 
気象台は、この台風周辺の
暖かく湿った空気が流れ込んで
大気の状態が不安定と発表していますが、
なんだか強引だな、と感じます。
 
たしかに、南から北上してくる
暖かく湿った空気の流れ込みはあって、
それは、先週から書いてきた通り、
予想されていたもので、
果たして台風に伴うものというのが
正しいのかどうか・・・
 
むしろ、太平洋高気圧の
周辺を流れる湿った空気、
という方がしっくりきますし、
もう一つ別の
小さな弱い熱低的な存在が
九州西岸付近を北上するような予想も
コンピュータがしているようにも見えます。
 
一般の方には、
どちらでも良いかもしれませんが・・・
 
と午前から下書きしていたら、
きょうの正午から、九州の西にも
新たに別の熱低が
解析されてきました。
 
ということで、むしろ
この熱低の影響による雨です。
 
 
ちょっと愚痴のようになりましたが、
いずれにして
ギリギリ台風の勢力で
影響範囲の強風域も大きくない台風が
東シナ海の真ん中あたりを北上するため、
直接の影響は無いでしょう。
 
あすも、この台風周辺の空気や
太平洋高気圧周辺の空気の影響で
大気の状態が不安定になりますが、
晴れ間もあって、
危険な暑さも戻ってきそうです。
 
再び熱中症への警戒も必要になります。
 
さらにあさってから木曜日は
高気圧がいったん強まるため、
再び猛暑日の所も出そうです。
 
ただ、安定感はなくて
やはり夕立は起きやすいでしょう。
 
 
週末は、前線が南下しそうな
資料に見えます。
 
しっかり南下しきれば
暑さが収まるのでしょうが、
そこまで南下しそうな
予想にもない所は
雨が続くかもという点においても
少し気になる予想です。
 
さらに、気になる熱低が
日本の南の北緯20度付近に
解析されてきています。
 
これから週末にかけての
太平洋高気圧の張り出し具合的に、
この位置の熱低の動きは
気になる場所になりますが、
まだ明瞭な予想には
至っていないようです。
 
一方、さらに
今も南海上では
熱低が発生しやすい環境が
続いているようにも見えますので、
来週にかけても
南海上の雲のまとまりなどに
注目していきましょう。
240819_1
きのうの富土海水浴場
240819_2
土曜日昼過ぎに
南の空に発達した
積乱雲

上部の雲が
上層の風に流されて
手前にやってきていました

この雲は単独峰でしたが、
このあとは、
山沿いに大規模に
発達した雨雲が出来ていました
240819_3
昼に高千穂通を歩くと
クスノキに新芽が出ていました

この時期は、
いつも出ていましたかね?

雨の影響でしょうか?
240819_4
きょう正午の衛星可視画像
(気象庁HP画像に加筆)

台風9号は、
上空の風の流れが
強い所に出来たため、
動きが早くて
形が維持できずに発達しません。

同様に
九州西の熱低も
発達しませんし、
北緯20度付近の熱低も
明瞭な発達予想は無いです。

さらに画像右下隅の雲のかたまりは
気になる存在になります。

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