雲がジワジワ

ノダっち

21年10月8日(金) 17:41

不安定な天気になってきました。

宮崎県上空で高気圧が弱まったことで
東からの湿った空気の影響が
出やすくなってきています。

きょうは、朝にかけても
所々を弱い雨雲が通過しています。

朝にかけての雲が増えたことで
朝にかけての寒さが弱まりました。

一方、昼間の日差しが
きのうより弱めの時間があったものの、
しっかりと日差しもあったことに加え、
朝の気温が高めだった分、
今日も昼にかけては
汗ばむ暑さの所が多くなっています。

しかも、湿った空気も入って
蒸し暑さも感じられたでしょうか。

きょうは、
西都、延岡市古江、えびの市加久藤、
日向、都城、日南市油津
真夏日になりました。

10月の真夏日日数が
きのう最多タイ記録だった西都と加久藤は
きょう最多記録を更新しました。

都城は、1961年の7日に次いで
2番目に多い、6日目の
10月に入っての真夏日日数です。

日向3日目と古江2日目も
2番目の多さになっていますが、
絶対数が少ないですね。

油津は、今月1回目の真夏日でした。


一方、きのうお伝えした
本州南東の雲の塊は、
崩れることなくじわじわと西に進んで
近づいてきました。

あすの日中を中心に
県内にかかってくる可能性が
高くなっています。

一部の資料では、
沿岸付近で風がぶつかって
やや発達した雲を作りそうなものもあり、
念のため、局地的な
雨雲も発達には気を付けておきたいです。

資料を見ても、
雨雲の停滞性はないと思われますが、
とくに、
先月の大雨による土砂崩れがあった地域で
まだ地盤がむき出しの所は、
最新の雨雲の状況など
気を付けておきましょう。

一方で、
少し南寄りにずれてくれれば・・・
という期待もしつつ・・・

なお、あすは、
日中に雨が予想されますので、
暑さは収まりそうです。

あすの運動会は、沿岸部を中心に
なかなか厳しいかもしれません。

朝は降り出していなくて、
始まったとしても、
傘やカッパ、タオルを多めになど
準備してお出かけください。

熊本県に近い地域は
ほとんど降らない所もありそうです。


この雨雲の塊が通過した後、
日曜日は、
少し雲の隙間が出来るタイミングも
ありそうです。
南部を中心に晴れ間が覗くかもしれません。

ただ、その後も、湿った空気が流れ込んで、
油断できない空模様が続くでしょう。

日曜日の雨は、午前中は北部が中心で
午後は夕方以降を中心に
広く予想されます。

ただ、この雨の予想については、
空間的にも時間的にも
誤差を多くを含んでいると思いますので、
晴れ間があっても、
雨が降る時間もある不安定な天気、
と解釈していた方が良いでしょう。

その意味では、日曜日の運動会は
あすよりは出来る可能性のある地域が
多くなります。

ただし、やはり日曜日の運動会も
雨への準備をしての開催でしょう。

晴れ間が出たところは
蒸し暑さが強まる可能性もあります。
熱中症にお気を付けください。


なお、今週の暑さの要因としてお伝えした
フィリピン東での上昇気流で出来た雲が
一つまとまってきて、
台風18号になりました。

九州に直接の影響は無さそうですが、
超大型となっていて、
強風域が広いため、
広範囲で波を立たせそうです。

海へのうねりなどは
気にかけておきましょう。

一方、来週中ごろには
また湿った空気の流れ込みが強まって
秋雨前線が南下する影響などで
雨が降りやすくなるタイミングが
ありそうです。

来週末には、
寒冷前線が通過すれば、
そのあとに冬型になるかもしれません。

この辺りはまだ先ですので、
また月曜日からお伝えしましょう。

ということで、、、
今週末から来週にかけて
イプシロンの打ち上げが再設定された場合は、
しばらく観測できる期待は薄いです。

211008_1
朝の宮崎市の空
211008_2
午前9時と午後3時の
衛星画像
(気象庁HPより)

きのう載せた画像とも
比べてみると、
本州の南の雲が
ジワジワと近づいてきたのが
よくわかります。

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