台風14号は中国大陸東岸付近へ

ノダっち

21年9月13日(月) 17:33

注目の台風14号は、
猛烈な勢力のまま台湾の東を北上しつつ、
陸地の影響で少し勢力を弱めたものの、
非常に強い勢力を維持して、
与那国島の西をきのう通過しました。

その後、きょうは
東シナ海の中国大陸に近い位置を
北上しています。
このため、西側が
陸地の影響を受けていることがあり、
中心気圧960hPaまで
気圧が上がってきました。

今後は、
台風を動かす風が弱いエリアに入るため、
動きが鈍くなりそうです。

中国大陸に近い所で停滞しそうですので、
さらに陸地の影響を受ける見込みで、
木曜日には、
暴風域が無くなる予想になってきました。

その後、偏西風の南下に伴って
東に向きを変えそうな予想は、
先週金曜日に
お伝えしたものと同じですが、
予報円の中心は、
九州の北を通っています。

予想通りに、暴風域が無くなるまで
台風の勢力が落ちてくれ、
十分に北上してから東に進めば、
県内への影響は
限定的なものになりそうです。

ただし、、、

まだ、油断はしていません。

予報より沿岸から離れて停滞して
暴風域が無くならない可能性や、
もっと早めに
偏西風が南下する可能性も、
念のため、考えています。

あす以降も、最新の情報を
ご確認下さい。

(午後の資料には
 あまり弱まらない様に
 見えるものもあります)

また、県内は、
前線や
台風の東側を北上してくる
熱帯由来の湿った空気の影響による
雨雲の発達も心配です。


一方、九州付近には、
秋雨前線が伸びてきています。

土曜日は、
午前を中心に晴れ間があったものの、
朝から南部の一部に分厚い雲がかかって
弱い雨雲の反応もレーダーでありました。

午後は、夜にかけて
だんだんと前線がはっきりしてきて、
しっかり雨も降り出し、
そのまま、きのうは、
九州中部付近に停滞した前線によって
雨が降りやすかった日曜日でした。

やや雨脚が強まった所もあります。

雨が降りやすかったことで、
昼の気温上昇が鈍くなりました。

最高気温は25度前後の所が多く、
10月上旬から中旬並みの所が
多くなっています。


きょうは、
秋雨前線が九州付近を北上しています。

朝は、南岸に解析されていて、
日中にかけて、
いったん活動が弱まりましたが、
今夜にかけては台風が上海付近に
北上するのに伴って
その東側の前線を押し上げそうです。

前線には、台風の東を
台風とともに北上してきた
熱帯由来の
暖かく湿った空気が流れ込んで、
活動が強まってくる可能性があります。


あすは、九州北部付近に前線が停滞し、
県内は前線の南側になって、
発達した雨雲の発生に要注意です。

とくに、雨雲の素の空気が
東から入ってきそうですので、
平野部を中心に
激しい土砂降りの雨に注意しておきましょう。

景色が霞むような降り方が続いたときには、
道路が冠水するような可能性も出てきます。

また、落雷や突風の発生にも要注意です。

熱帯由来の空気が流れ込むため、
ややムシムシと感じる所もあるでしょう。

このムシムシする空気こそ
雨雲を発達させる可能性がある空気です。


あさってから木曜日ごろまでは
台風の状況があまり変わらに見込みで、
前線もあまり大きく動かないため、
同じように、
前線の南側での雨雲の発達に
注意しておく必要があるでしょう。

(上に書いたように、
 台風の動きが現在の予想の中心と
 違ったものになれば、
 県内の雨の予想も変わります)

金曜日は、予報円の中心付近を進めば
台風が九州の北を通過するため、
風が強まる可能性はありますが、
警報レベルの可能性は低いです。
いまと同等の強風域があれば
入る可能性があります。
17日9時の予想気圧が
996hPaとなっていますので、
強風域も狭くなるでしょうが、
温帯低気圧に変わるときには、
広い範囲で強い風を伴いやすくなるため、
強風域が逆に広がるケースもあるため、
注意報レベルの風の強さは
想定しておきましょう。

その後、週末は、
台風(または温低)が
東に離れるにしたがって
天気が回復に向かいそうです。

210913_1
土曜日朝の
宮崎市の青空
210913_2
土曜日は、
自転車で市の
集団ワクチン接種に出かけて、
その帰り道に
桜並木を通ったら、
すっかり秋の景色でした。

別の場所の
市内の公園の桜も
葉っぱが散っています。

さすがに早い気がするのです。

皆さんの地域はどうですか?
210913_3
きのうは、
家族で他の人との接触を避けつつ
雨の中をドライブをしてきました。

都農町の
都農ワイナリーの駐車場です。

晴れていたら、
眺めが良いんですけど^o^;
210913_4
きょう正午の衛星画像
(気象庁HPより)

台風14号の雲から
前線の雲が
一体化してきています。

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