ノダっち

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前線本体よりも・・・

ノダっち

21年9月8日(水) 18:00

天気の話なノダ

前線が通過しました。

前線南側で
雨雲の素になる暖かく湿った空気が
入ってきたため、
前線の南側にできた雨雲が
朝にかけて流れ込んで、
雨の朝を迎えた所が多くなっています。

ただ、宮崎市内は
この雨が西から近づいてきて、
東に晴れ間もあったため、
少しも見えていました。
太陽高度が低い時間でしたので
とても大きな虹だったと思います。

虹が出来る空の場所は
太陽との確度で決まるため、
太陽が低いと大きな弧になり、
太陽が高いと低い虹になって、
太陽が高くなりすぎると
自然の状態では虹が出来ません。

今日のように
西から雨雲がきているとき、
朝虹が出ているということは、
雨が降ってくる
ということを意味しています。

虹は、雨粒に反射するときに
雨粒の中で分光して見える現象ですので、
虹が見えている方向では
雨が降っているのです。

朝に虹がでるのは、
必ず太陽の反対の西の空で、
西から風が吹いていれば、
やがてその雨雲がやってきます。
(夏の宮崎は、
 東から雲が入ってきて、
 雨が降ることもありますので、
 朝虹は雨、とも限りません。
 東から雨雲が来ているときに
 朝虹が見えたら、
 やがて晴れてくることになります)


朝は、
この前線南側の雲がかかってきましたが、
この雨雲は県内で時間とともに弱まり、
日中は雨雲が少なくなりました。

前線本体による雨雲の方は
かなり限定的になっています。

やはり、きのう解説したように
前線本体としての活動は
あまり強くなかったようです。

日中は各地で日差しがでて、
蒸し暑さも強まりました。

とくに、朝からの日差しが
多かったところで気温が上がって
最高気温は日向や西都で32度でした。


あすは、高気圧に覆われます。

上空の太平洋高気圧が
九州南部上空で強まりそうです。

しっかり晴れやすく、
内陸を中心に暑さが強まるでしょう。

真夏に逆戻りの暑さです。

あすも、引き続き、
シッカリと熱中症予防を心がけて
お過ごしください。

金曜日までは、
引き続き晴れやすくて、
内陸を中心とした
暑さにも続きそうです。


土曜日は、太平洋高気圧の強さが
どの程度残るかで変わってきます。

弱まれば、
前線の影響が出てきて、
雨が降る所もありそうですが、
強さが残れば晴れ間もあるでしょう。

その中間くらいの可能性もあります。

もう少し様子を見ましょう。

日曜日以降は、
雨雲がかかる可能性が高い予想ですが、
その程度は、やはり
高気圧の強さとそして台風14号の動きが
どうなるか次第です。


台風14号
急速に発達しています。

中心気圧が
きのうの夜9時で990hPa
きょうになって
午前0時が980hPa、
午前3時が960hPa、
午前6時も960hPaで、
午前9時には945hPaの
非常に強い勢力に成長しました。

雲域はそれほど広くないものの、
中心のつぶらで引き締まった目が
午前9時現在の衛星画像で
はっきり見えていて、
非常に発達したことを示しています。

今後の動きが気がかりです。

台風が発達したことで、
その外側での下降流を強めて
太平洋高気圧が
強まるかもしれませんが、
台風が台湾付近に進むと
陸地の影響を受けて
台風自体も次第に弱まる見込みで、
それによって、
高気圧がまた弱まるのが
どのくらいになるか、、、

といったあたりの兼ね合いが
読めません。

まだ資料も、
新しくなるたびに変わっていたり、
資料の種類によっても変わっていたり、
落ち着きがありませんので、
現状では、中国大陸に向かう可能性も
東シナ海で北東に向きを変える可能性も、
どちらも考えられます。

様子を見ましょう・・・


なお、あすの午前は、
ラジオの出演をお休みさせていただいて、
健康診断に行ってきます。
午後のラジオとCheck!は、
通常通り出演予定です。

210908_1
午前9時の
衛星可視画像
210908_2
午前9時の
台風部分を拡大

引き締まっています。

中心付近は
非常に危険な状況です。

2021年台風14号発生

ノダっち

21年9月7日(火) 17:34

天気の話なノダ

もう少し雲が多そうな
きょうの予報・資料でしたが、
けっこうよく晴れています^o^;

午前はたしかに
しっかり雲が多かった時間が
多くなったのですが、
昼頃からは
だんだん雲の隙間のほうが
多くなってきました。

上空5800m付近では、
きょうの九州は
気圧の尾根になってきたよう、
つまり、少しだけ
高気圧の影響が強まったようです。

日差しが多くなっている所もあって、
きょうも30度前後までは
上がってきています。

朝晩は
だいぶ秋らしい空気感も
感じられてきていますが、
昼間は日差しが多くなると
暑さがまだまだ強い時期です。

引き続き、
熱中症予防も心がけましょう。


一方で、
西から近づく前線に伴う雨雲の帯も
レーダーで見えています。

この前線は、あすの日中くらいに
九州付近を通過しそうです。

この通過するタイミングで、
各地で、ザっと雨が降るでしょう。

ただ、あすの資料を見ても、
この前線による雨雲がかかる前後では
晴れ間もありそうです。

洗濯物は、あすも、
空模様を見ながらの対応がおススメで、
きょうよりもにわか雨の可能性は
しっかりあるように見ています。

ただ、雨の継続時間は
それほど長くなさそうです。

この前線が抜けた後は、
夜からしっかりと晴れてきて、
あさっては、
今週の中では一番よく晴れそうな
予想になっています。

その分、あすも、あさっても
厳しい残暑になるでしょう。


きょうの資料を見ると、
金曜日から土曜日にかけても、
太平洋高気圧が
九州南部付近に張り出しそうで、
晴れ間もありそうに見えます。

(安定した晴れでは無さそうですが)

土曜日に運動会がある所は
出来るのではないでしょうか。

この太平洋高気圧の張り出しによって
少なくとも、この週末にかけて
台風が近づきそうにない
予想にもなってきました。


きょう、注目していた熱低が
台風14号になっています。

台風14号は、毎年、
その呼び名だけでも
ドキッとするのですが、
今年も注目の存在です。

週末にかけては
暖かい海上を進んで発達しながら
台湾付近に進む予想になっています。

ただ、台湾付近からの動きが
まだハッキリしません。

予報円を見ると、
そのまま中国大陸に行きそうな
勢いすら見えますが、
週間予報の資料などでは、
そんなに単純ではない予想もあります。

また、
太平洋高気圧が弱まったタイミングで
秋雨前線も伸びてくると、
台風の東を北上する
熱帯からの空気が流れ込んで
前線を刺激する恐れもあって、
台風が近づかなくても
雨の降り方に
注意が必要になるかもしれません。

と、仮定の話です。。。

前線の動きについても、
高気圧の動きについても、
台湾付近からの台風14号の動きについても、
まだまだ、予想が出るたびに
どんどん変わっています。

ということで、
いまはまだ
日曜日以降の予報の確度、
雨の降り方について、
ハッキリ分かりませんm( _ _ )m

いずれにしても、
台風の進路も秋雨前線の位置も、
この先の太平洋高気圧の強さが
カギを握っています。

台風が強まれば、
高気圧を強める効果も
期待できる一面もありますし、
そういう意味では、
台風の発達具合もカギを握りそうです。

明日以降の予報でも
確認していきましょう。

210907
昼頃の
宮崎市から南西の空

不明瞭でも厄介な存在

ノダっち

21年9月6日(月) 17:28

天気の話なノダ

秋雨前線は、
土曜日に九州付近をゆっくり南下して、
夜になって
県内付近まで南下しました。

前線の南側だった日中に、
南部の一部に発達した雨雲が出来て、
ザッと雨を降らせましたが、
前線の活動としては
控えめだったようです。

前線は、
日曜日になると九州の南まで抜けて
九州の南では活動を弱めて
不明瞭になった解析となっていました。

ただ、やはり、
湿った空気があって不安定で、
きのうの午後は
都城市に大雨警報(浸水)が
出るくらいに、
発達した雷雲が出来きて、
解析雨量では60ミリ
非常に激しい雨となった所も
あったようです。

キキクルの浸水で
紫の表示もあったため
一部で
道路の冠水があったかもしれません。

一方で、きのうは、
日が差すとストムシムシした暑さも
あったのですが、
風には、涼しさも含まれていました。

最高気温は30度前後で、
宮崎市が28.8度など、
平野部でも真夏日を脱出した所もあります。

このあたりで、
前線の北側に入ったことが
感じられたかもしれませんね。


きょうも、前線は
九州付近で途切れて解析されていますが、
雲の帯がばらけているあたりが
前線が不明瞭ということを
示していそうなのですが、
ただ、ばらけながらも連なっていますし、
朝から鹿児島県付近に雨雲がありました。

この雨雲のエリアが徐々に
午後にかけて北に広がってきて、
鹿児島・宮崎県境付近を中心に
かかってきています。

一方、雲が多くて
日差しが少なめになっていましたので、
最高気温は、きょうも
30度前後でした。


あすは、
九州の南の前線はさらに不明瞭になって、
西から別の寒冷前線が
近づきそうな予想です。

県内には、
引き続き暖かく湿った空気が入って、
気温が上がる午後を中心に
大気の状態が不安定になるでしょう。

急な雨雲の発達による
激しい雷雨に要注意です。

空が暗くなったら、
早めに洗濯物を取り込むなど
身構えておきましょう。


この前線が抜けていくあさってから
木曜日にかけては、
いったん、晴れ間が広がりそうです。

この晴れ間は、
有効に使っておきましょう。

その後、週末以降は、
再び前線の影響を受けやすくなりそうです。

ただし、この前線の活動具合は、
下に各要素との兼ね合いや、
一方で、太平洋高気圧の強さの予想によって
資料によってまだ意見が割れています。

注目しつつ、もう少し様子を見ましょう。


なお、先週金曜日に注目した
南海上の怪しい雲の塊は、
きょう熱低になっています。

引き続き
気になる資料もありますので、
今後の情報に注目しましょう。

210906_1
土曜日の夕方の空

モクモク雲も
遠くで夕陽を受けていて
不安定感の強い空でした。
210906_2
日曜日の
都城に警報を出させたくらいに
発達した雨雲
(気象庁HPより)

雷も
盛んに伴っていました。
210906_3
午後3時の衛星画像
(気象庁HPより)

フィリピンのすぐ東に
熱低の渦巻きが一つあり、
もう一つ、そこから右上に
少し離れたところにも
熱低の渦巻きがあります。

渦は、次第に
しっかりとしてきているようです。

と書いていたら、
フィリピンのすぐ近くのものが
台風13号と発表されました。

14時台に出た
あす朝の予想天気図では
まだ熱低だったのですが・・・

 

相変わらず気まぐれな停滞前線

ノダっち

21年9月3日(金) 17:10

天気の話なノダ

朝の時点で、
秋雨前線が九州南部付近に
南下していませんでした。

停滞前線の南北の動きの予想では
よくあることではあります。

南北に動くものの予想は
コンピュータが苦手な分野です。

また、前線の活動自体も活発で
福岡県付近では大雨になっています。

とはいえ、資料では
前線がもう少し北にありそうな気配も
示していたものがあったので、
その資料が正解だったということでしょう。

なかなか難しいです。

一方、前線が
九州北部付近にあった午前は、
前線から遠い南部を中心に
各地で日差しもあって、
昼にかけて気温が上がって
暑くなりました。

暖かく湿った空気の流れ込みもあり、
熱中症の危険度も高い暑さです。

南部は32度前後まで
上がった所が多くなっています。

一方、高千穂や五ヶ瀬町鞍岡は、
日差しも少なくて26度前後止まりでした。

前線の南下は
きのうの予想より遅れましたが、
北部は雲が多めで
経過している所もありますし、
午後にかけては
徐々に南下してきているように見えます。

南下とともに、
前線が活動を弱めてきているようで、
雨雲もまとまりがなくなりました。

ただ、午後になって
県内の一部にも
雨雲の反応が出ています。

資料は、あすにかけても
九州付近に南下した前線が
活動を弱める予想で、
それほど強い雨雲の予想が出ていませんが、
念のため、雨雲の様子には
気を付けておきましょう


前線の活動が弱い予想ですので、
この土日の予想は、
きのうまでの予想の
雨の降りやすいものとは
少し違ってきていますし、
まだあすは蒸し暑さもしっかりありそうです。

前線が近くにある予想のわりには、
あすも晴れ間もありそうな予報です。

ただ、午後を中心に
所々に雨雲がかかる予想もあります。
散歩などに出かけるときにも、
レーダーを確認して出かけるのが
おススメです。

黒い雲が近づいたら、
雷などにもご注意ください。

一方、日差しが多くなるとことほど
蒸し暑さも強まります。

十分な熱中症予防を心がけて
お過ごしください。


日曜日は、
前線がさらに南下傾向で、
前線に近い南部を中心に
雨の降る時間がありそうです。

一方、北部ほど
雨雲があまりかからない可能性もあります。

前線の北側になってきて、
暑さは落ち着くでしょう。

ただ、来週はもう、
前線がすぐに北上しそうな
予想になってきました。

来週後半以降も、
太平洋高気圧の強さと
前線の動き次第で
予報が変わってきそうですので、
新しい予報の確認をお願いします。

また、フィリピンの東から
マーシャル諸島付近にかけて
あちこちで雲が沸いてきていて、
この辺りの雲の動きも
気になる季節です。

一部の10日予報の資料などで
気になる動きもありますので、
来週は、こちらに
注目することになるかもしれません。

また月曜日以降にお伝えしていきます。

210903_1
正午の衛星画像
(気象庁HPより)

熱低になりつつある
雲のエリアに
丸を付けておきました

気象庁による解析では
今日午前9時現在で
まだ熱低とも
低圧部とも
天気図上に記載がありません
210903_2
8月19日と
9月2日の海面水温

先月下旬から
夏らしく高気圧に覆われて
広く晴れた影響で
日本の南海上は
広く海水温が上がって
平年比でも少し高めに
なってきています。

台風が発達しやすい環境です

ジワリと前線南下中

ノダっち

21年9月2日(木) 17:19

天気の話なノダ

秋雨前線が
九州付近を徐々に南下していて、
県内も、朝から北部を中心に
雲が多くなりました。

ただ、
前線から遠い南部ほど
青空もしっかり見えて、
日差しもしっかりと出ています。

最高気温は、
日差しが多い南部平野部ほど上がって
宮崎の気象台と空港が33.5度と
なっています。

一方、北部は朝から雲が多く、
最高気温は、
鞍岡が26.9度までしか上がりませんでした。

午前中のうちから
南下した雨雲が近づきましたが、
九州山地で弱まったようです。

午後3時までは、
県内のアメダスで1ミリ以上の雨を
観測していません。

ただ、熊本県側に
所々にやや活発な間雲があって、
熊本の北部からも
発達した雨雲の帯が南下中ですので、
今夜以降も、山沿いを中心に、
九州山地を超えて流れ込む雨雲に
注意しておきましょう。

(17時ごろになって
 県内の北部山沿いに
 やや活発な雲が流れ込んできました。)


前線は、あすにかけて
九州南部付近まで
南下してきそうです。

ただ、九州南部付近では
それほど活発な予想ではありません。

あすも北部や山沿いを中心に
所々で雨が降るものの、
南部平野部を中心に
晴れ間が覗く所もありそうな
予想になっています。

前線は近くにありますので、
晴れ間が見えていても、
傘を持って出かけておくのが
安心な空模様でしょう。

また、洗濯も
空模様を見ながらの対応が必要です。


そのまま、週末にかけて
前線は九州南部付近に予想されます。

とくに土曜日の後半から
活動がしっかりしてきそうです。

降り出すタイミングなどは
あすの資料でも
もう少し様子を見てみたいですが、
再び雨が降る週末に
戻ることになるでしょう。

少なくとも、
来週の中ごろくらいまでは
この前線の影響が続きそうです。


ところで、きのう、
梅雨入りと梅雨明けの確定値が
発表されました。

九州南部は、
当初の発表から変化がなかったものの、
九州北部で当初発表より4日早まって
九州南部と同じ5月11日になっています。

そんな感覚はありますね。

また、四国と中国地方も、
当初発表より早まっています。

一方で、近畿地方と東海地方は
当初発表の5月16日より
大幅に遅れて
6月12日と13日になりました。

今年の、このあたりは難しかったですね。

ラニーニャも
エルニーニョもない夏だったのに、
いつもの季節変化と
すこし違っていた感じが
なんだか気になった夏でもあります。


秋の始まりのこの一カ月の気温は、
平年より高い見込み、
というきょう発表の一カ月予報です。

ただ、雨や日照の予想は
ハッキリとした傾向が見えません。

秋雨前線や
南から北上する雲の塊の
動き次第でしょう。

最新の予報で確認していきましょう。

210902
午後5時ごろの
MRTから西の空

太陽の右側が
すこーし幻日っぽく
見えました

昼間は、きょうも
宮崎市内で
ハロも出ていたようです

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