相変わらず気まぐれな停滞前線

ノダっち

21年9月3日(金) 17:10

朝の時点で、
秋雨前線が九州南部付近に
南下していませんでした。

停滞前線の南北の動きの予想では
よくあることではあります。

南北に動くものの予想は
コンピュータが苦手な分野です。

また、前線の活動自体も活発で
福岡県付近では大雨になっています。

とはいえ、資料では
前線がもう少し北にありそうな気配も
示していたものがあったので、
その資料が正解だったということでしょう。

なかなか難しいです。

一方、前線が
九州北部付近にあった午前は、
前線から遠い南部を中心に
各地で日差しもあって、
昼にかけて気温が上がって
暑くなりました。

暖かく湿った空気の流れ込みもあり、
熱中症の危険度も高い暑さです。

南部は32度前後まで
上がった所が多くなっています。

一方、高千穂や五ヶ瀬町鞍岡は、
日差しも少なくて26度前後止まりでした。

前線の南下は
きのうの予想より遅れましたが、
北部は雲が多めで
経過している所もありますし、
午後にかけては
徐々に南下してきているように見えます。

南下とともに、
前線が活動を弱めてきているようで、
雨雲もまとまりがなくなりました。

ただ、午後になって
県内の一部にも
雨雲の反応が出ています。

資料は、あすにかけても
九州付近に南下した前線が
活動を弱める予想で、
それほど強い雨雲の予想が出ていませんが、
念のため、雨雲の様子には
気を付けておきましょう


前線の活動が弱い予想ですので、
この土日の予想は、
きのうまでの予想の
雨の降りやすいものとは
少し違ってきていますし、
まだあすは蒸し暑さもしっかりありそうです。

前線が近くにある予想のわりには、
あすも晴れ間もありそうな予報です。

ただ、午後を中心に
所々に雨雲がかかる予想もあります。
散歩などに出かけるときにも、
レーダーを確認して出かけるのが
おススメです。

黒い雲が近づいたら、
雷などにもご注意ください。

一方、日差しが多くなるとことほど
蒸し暑さも強まります。

十分な熱中症予防を心がけて
お過ごしください。


日曜日は、
前線がさらに南下傾向で、
前線に近い南部を中心に
雨の降る時間がありそうです。

一方、北部ほど
雨雲があまりかからない可能性もあります。

前線の北側になってきて、
暑さは落ち着くでしょう。

ただ、来週はもう、
前線がすぐに北上しそうな
予想になってきました。

来週後半以降も、
太平洋高気圧の強さと
前線の動き次第で
予報が変わってきそうですので、
新しい予報の確認をお願いします。

また、フィリピンの東から
マーシャル諸島付近にかけて
あちこちで雲が沸いてきていて、
この辺りの雲の動きも
気になる季節です。

一部の10日予報の資料などで
気になる動きもありますので、
来週は、こちらに
注目することになるかもしれません。

また月曜日以降にお伝えしていきます。

210903_1
正午の衛星画像
(気象庁HPより)

熱低になりつつある
雲のエリアに
丸を付けておきました

気象庁による解析では
今日午前9時現在で
まだ熱低とも
低圧部とも
天気図上に記載がありません
210903_2
8月19日と
9月2日の海面水温

先月下旬から
夏らしく高気圧に覆われて
広く晴れた影響で
日本の南海上は
広く海水温が上がって
平年比でも少し高めに
なってきています。

台風が発達しやすい環境です

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