流れは変わってきています

ノダっち

21年8月18日(水) 17:57

しかし、ホントによく降ります。

先週から
その雰囲気は予想していましたが、
今週後半には解消していくだろうと、
予想に対して半信半疑な
自分がいました。

先週と比べると、
少し形が変わってきてはいるのですが、
引き続き秋雨前線が近くて、
上空の寒気の影響もあったりして、
きょうも雨が降って
強まった所もあります。

とくに、午前9時前からは
大隅半島付近で急速に雨雲が発達し、
この雨雲が県内を通過したため、
串間で60ミリ超など
非常に激しい雨が降った所もありました。

土壌雨量が特に多いと
推定される南部山沿いは
この雨雲がかすめた程度で
一気の状況悪化までいかなかったですが、
引き続き、土壌雨量が高く、
少しの雨の強まりでも、
警戒したい状況です。


あすも、
秋雨前線が九州の西では
南北に立った形になります。

これは、朝鮮半島付近にある
上空に寒気を伴った低気圧、
いわゆる寒冷渦
南下してきたためです。

寒冷渦の南東側では、
発達した雨雲が
急激にできやすい場所にもなりますので、
前線の影響と相まって
あすも、急激な雨雲の発達には
気を付けておきたい状況になります。

土壌雨量は簡単に改善しません。

引き続き、雨が強まってきたときは
土砂災害の発生に警戒しましょう。

普通だと
土砂災害が起きないくらいの雨でも
崖の様子に気を付けておいて、
いつもと違う様子が見られたら
念のためにも
早めに安全な場所に移動して
身の安全を確保してください。

なお、崖から
小石が落ちてくるとか
水が噴き出すとか
ひび割れが見えるとか、
山鳴りや異様なにおいがするとか、
そういった前兆現象が
崖崩れの前には
起きるといわれます。

ただ、この前兆現象が見えたら、
かなり差し迫った危険な状況に
なっている可能性もあるとのことです。

周りの人や役場などにも知らせて
安全なところに身を寄せてください。

なお、あすは、
午前中に所々で晴れ間もありそうな
資料にもなっていて、
予報でもそう出てきました。

晴れ間が見えても、
油断できないソラ模様と思って
備えておいていただければと思います。


あさっても、
午前中くらいまではこの寒冷渦があり、
後半になると、解消していきそうです。

そうなると、次第に
状況も改善するでしょう。

ただ、そのまますぐに
南の太平洋高気圧が強まってくれば
分かりやすく回復しそうなのですが、
そうも見えません。

来週の前半にいったん
太平洋高気圧が強まって
前線を押し上げても
高気圧の強さが安定しない予想が
優勢になっています。

来週後半には、
また前線が南下しそうな気配も・・・

210818
きょう正午の衛星画像
(気象庁HPより)

本州の南の晴れの区域は、
太平洋高気圧のもので
東シナ海は、
上空の寒冷渦のものです。

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