9号に振り回された連休

ノダっち

21年8月10日(火) 16:50

台風9号は、
金曜日の予想よりも早めに
中国大陸上から
台湾海峡の海の上に出たため、
気象庁が予想したよりも弱まらず、
熱低化せずに、台風のまま
進んでくる予想に
土曜日の朝に一気に変わってきました。

ただ、台風は
北側の雲が発達していて、
中心の南側は
発達した雲が少ない構造で、
北側の発達した雲が通過したタイミングで
特に雨が強まりやすかった県内です。

この時間に、一気に
災害の危険度が上がった所もあります。
また、この雨雲の通過時に
突風を伴ったところもありました。

最大瞬間風速は、
宮崎空港で28.8m(東南東・8日17時48分)
宮崎(気象台)で28.5m(東・8日17時51分)
田野で26.5m(南南東・8日17時49分)
となっています。

この時間帯は、
一時的に気圧も下がっていて、
同様な気圧の低下は、
都城や油津でも見られました。

また、田野のアメダスの風向きが
時計回りに変化していましたので、
宮崎の内陸部(田野より西)を、
何らかの低気圧性循環を持った擾乱が
通過した可能性があります。

竜巻被害が報告されていないので、
もしかしたら、予想されていた
別の熱低のような擾乱が
通過したということもあるかもしれないと
想像しているノダです。


台風9号は、
九州付近でも中心付近の渦の特定が難しく、
温低化も進みながら
県内を通過していました。

結局、中国地方に達していた
9日の午前9時で温帯低気圧とされ、
その後は、日本海に抜けたようです。

一方、きのうの県内は、
南部からキレイな青空が広がってきました。

温低に変わったことで
広い範囲での強めの風も残って、
厳しい暑さになった所もあります。

ただ、北部は
午後にかけても不安定で、
雨雲が残った所もありました。


夜もきれいに晴れていたので、
ノダは、久しぶりに
夜空と戯れに出かけて、
写真を撮ってきたので載せておきます。

高岡の去川の大イチョウで撮っていたら
雲が出てきたので
帰ろうかと思ったのですが、
市内まで戻るときれいに晴れていたので、
そこから、また
青島まで南下してみました。

12日のペルセウス座流星群のピークが
近づいていることもあって、
青島では1時間で数個の流れ星を
見ることも出来ました。
(写真には写らず^o^; )

今夜もチャンスはあると思います。

ピークほどは流れませんが、
いつもよりは
流れ星が見えやすいでしょう。

空の暗い所に出かけてみるのを
おススメします。

なお、国立天文台によると
今年のペルセウス座流星群のピークは
13日の午前4時ごろとのことです。

毎年安定してみることができるので
おススメの流星群で、
今年は月明かりの影響も小さいため
かなり楽しみにしていたのですが、
天気的に条件がよく無い
予想になってきています。
(ただ、平野部はチャンスあるかも)

それもあって、昨夜は出かけたのですが、
今夜も、晴れ間がチャンスありそうです。


きょうも、
朝から南部を中心に広く晴れましたが、
北部は気圧の谷がしつこい所がありました。

最高気温は、
33度前後まで上がっています。


あすになると、
きょう九州から本州の南に延びていた
雲の帯が北上してきそうです。

この雲の帯の南にある
太平洋高気圧が強まって
押し上げてくる予想になっています。

あすは、
大陸からの前線も伸びてきそうです。

夜にかけて
次第に前線が九州付近を北上して、
県内は前線の南側になって、
南からの
暖かく湿った空気の流れ込む午後は
発達した雨雲がかかる可能性
あります。

きのうの雨が抜けきっていない所もあり、
危険度が上がりやすい所もありそうです。

最新の注意報警報などをご確認ください。

その分、暑さは落ち着きます。


あさって以降は、
梅雨前線線、もとい、秋雨前線の
場所や活動具合によって
雨の降り方が変わるでしょう。

基本的には、前線の南側なので
平野部では南部を中心に
雨と雨の間で晴れ間もありますが、
山沿いを中心に
雨雲の出来方次第で
発達した雨雲がかかる可能性
捨てきれない状況です。

気象台は、午後の発表で
12日と13日に
警報級の可能性を「中」とされました。

少し防災意識を高めて
最新の情報を
ご確認いただければと思います。

210810_1
昨夜撮影した
去川の大イチョウと
天の川と夏の大三角

宮崎にきて
もうすぐ20年ですが、
秋以外に
ココに行ったのは、
初めてでした。
210810_2
土曜日夕方の
宮崎市上空

雲の間から
台風前っぽい、
少し色のついた
夕焼けが見えていました
210810_3
月曜日朝の
台風一過の青空と
増水した大淀川

たくさん木切れなどが
散乱した場所があったため、
一時的に冠水もあったようです。
大潮の高潮の影響も
あったのだと思います。
210810_4
気圧変化
(気象庁HPより)

もっとも下がったあたりが
台風の中心が
もっとも近くなった頃です。

一方、夕方にも
急激な気圧変化があって、
何か小規模な
低気圧性の擾乱が
通過したと思われます。

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