10号もまもなく発生か

ノダっち

21年8月4日(水) 17:22

午前9時に台風9号が発生しました。

きのう、中国大陸の南にあった熱低です。

一方、南西諸島南の
注目していた雲も熱低となって、
24時間以内に台風になる見込み、
と発表されています。
(04日15時現在)

日本に影響するのは、
この南西諸島付近の雲の方が先です。

今の所、予想の中心は
九州より南寄りですが、
北にずれた場合には
週末にかけて
影響が大きくなる可能性もありますので、
今後の予想も注目しておきましょう。

一方、9号は、
北東に進んでくる予報円ですが、
今後は、中国大陸や台湾など
陸地の影響を受けながら進みますので、
しばらくは発達しにくいです。

東シナ海に入ってから
発達する可能性がありますが、
その程度は、はっきりしません。
また、進路についても
まだ予想にかなり幅がありますので、
今後の予想の変化に注目しましょう。


いずれにしても、海のうねりは、
次第に高くなりそうです。

昨日解説したように、
ウネリは、沿岸で急に高い波になりやすく、
とくに、小さい子供を連れて
波打ち際に行くときなどは
海の様子、子供の様子から
目を離さないようにしてください。

台風や熱低の進路、状態によっては
さらに上がってきそうです。


きょうは、
やはり晴れたり雨が降ったりの
変わりやすい天気になりました。

東からの雲の塊が入った
タイミングを中心に
各地でザっと雨が降りながら、
雲と雲の間では晴れています。

蒸し暑さがかなり強く
感じられているかもしれません。

今夜からあすにかけては、
いったん、雨雲の流れ込みが
少し減ってきそうです。

にわか雨の可能性があるものの、
晴れ間も多くなるでしょう。

引き続きこの時期らしい蒸し暑さです。

熱中症に注意しましょう。

また、海は熱低の状態次第で
ウネリが上がる可能性もありますので、
最新の情報をご確認ください。


あさって以降は、
沖縄付近の熱低の動きによって
雨雲がどのくらいかかるのか、
あるいは、晴れるのか、
といったあたりが微妙な状況です。

週末は、台風9号と
沖縄付近の熱低から変わる台風の位置次第で
この二つに挟まれたタイミングは
晴れ間が出やすくなる可能性があります。

一方で、近くを通ってしまうと、
影響が出る可能性も捨てきれません。

沖縄付近で発生しそうな台風も、
台風を動かす風が弱く、
本州の南を北上する熱低もあって
それらとの相互作用が働くなどして
複雑な動きをする可能性もあります。

とにかく、それぞれ読めません。

また明日以降にお伝えする予想を
ご確認ください。

210804_1
不安定な天気の時は
虹を見るチャンスです。

朝は西の空に
出ていました。
210804_2
正午の衛星画像
(気象庁HPより)

ピンクの丸は
正午の天気図にて
熱低・台風と判定されていた
周辺の雲のエリア・情報を
ノダが加筆

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