引き続き雷雨に注意

ノダっち

21年7月15日(木) 17:35

きのうは、結局、
一昨日より雷が激しくなりました。

高気圧が強まって感じたのは
幻だったでしょうか。

午後にかけて弱まったのか・・・
それよりも強い上昇気流が出来たのか?

いずれにしても、
まだしばらく
雷が発生しやすい雲が
出来る可能性があります。

雷が聞こえる範囲では
次に自分の所で落ちても
不思議ではない状況といわれます。

安全な場所に避難するようにしましょう。
(参考:気象庁HP
 雷から身を守るには

また屋外でレジャーや作業に入る場合は
予め、避難できる場所を
確認しておくこともお勧めします。


きょうも、昼前から
所々に雨雲が発生してきました。

きのうお伝えしたように、
上空の寒気が
きのうより強まっています。

加えて、きのう予想したよりも
朝からしっかり晴れたため
地面もしっかり温められて
地面付近の気温が上がったため、
早い時間から
上昇気流が起きやすくなったのでしょう。

ただ、その後、
今日特に早めに雨雲が発達したのは、
熊本県側でした。

自己メモですが、
この傾向はGSMが上手く表現しています。


上空の寒気の中心部分の寒冷渦は
あす九州南岸付近を通過した後、
あさってにかけて
東シナ海に進みそうです。

このため、県内には、
下層から上空にかけて
南東からの空気の流れ込みが
起こってしまいます。

暖かく湿った空気の流れ込みが強まると、
県内の山で発達した雨雲が
断続的に出来るのが心配です。

降ったり止んだりで、
特に夜以降、発達した雨雲が
平野部を中心にかかる資料もあって、
あさってには心配な
雨雲の発生を予測する資料もあります。

このパターンは、とくに、
沿岸部から少し内陸に入った地域で
降水量が多くなりやすいです。

あすの夜以降は、道路の冠水にも
再び注意が必要になるでしょう。

沿岸部で晴れ間が見えても、
油断はできない空と思ってください。

場合によっては、
警報級の大雨となる恐れがあり、
日曜日にかけて総雨量がかさむと、
災害の危険度が上がるかもしれません。

あすから週末にかけては、
再度防災の意識を高めて、
キキクルをつかって
最新の危険度を確認するようにして下さい。

ただし、明日に関していえば、
きょうの雨雲の傾向を
上手く予想していたGSMだと、
日中は沿岸部に雨雲がかかるくらいで
内陸にはかかりそうにありません。

日中には
しっかり止むタイミングもありそうで、
降りやすくなってくるのは
夜の深い時間になりそうです。

さてどうでしょう・・・

難しいですが、
この場合は、やはり、
傘は持って出かけて
用心しておくのをおススメします。

なお、この資料でも、
週末、とくに土曜日は
発達した雨雲がかかりそうです。


一方、来週の中ごろには
いったん晴れ間が広がりそうです。

寒冷渦の南でできた
雲の塊の動向も気がかりで、
さらにその南のフィリピンの東にかけて
いくつかの雲の塊があり、
どれがどうまとまってどう動いてくるか・・・

もう少し様子を見たいですが、
気象庁の予想天気図では、
あすの夜にも、南西諸島の南東の
北緯20度付近で熱低が出来る
予想にもなっています。

これがどう動くか・・・

そして、別のものがどう動くかで
来週の天気が変わってくるでしょう。

この辺りは、明日以降、
雲がまとまってこないと
まだよくわかりませんので、
まとまり次第、お伝えしますので、
こちらに関しても
今後の情報にご注目ください。

なお、きょう発表された一ヶ月予報だと
平年並みに晴れる日が多い、
となっているものの、
降水量の予想は、
少:並:多=2:4:4で、
日照時間は、4:3:3です。

もともとの資料を見ても
太平洋高気圧があまり強くなくて
安定感が乏しいような良そうに見えます。

台風などが出来ると、
状況を変えるかもしれませんが・・・

210715_1
昼前のMRTから
北西の空の積乱雲

国富付近にできた
発達した雲で
雷もなりましたが、
大規模な組織化は
ありませんでした。
210715_2
午後3時ごろの
宮崎市内から南西の空

きのうに比べると
明るい空で、
雲の頂も低かったです。

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