いよいよ梅雨末期へ

ノダっち

21年7月2日(金) 17:26

沖縄の梅雨明けが発表されました。

ということは、こちらが
梅雨の本番となるのが
いつもなのですが、
九州南部は、一気に
飛び越えそうな雰囲気もあります。

きょうも、梅雨前線は
すぐそこにあるものの、
九州付近ではあまり活動していません。

この前線、あすには
もう九州北部付近に
上がっていきそうなのです。


きのう「分がありそう」と書いた方の
資料の予想側で朝から推移して、
所々で青空も出ています。

一方、前線に串間や日南付近は
朝から雨雲もかかりました。

とくに、きのうの資料は
午後にかけての
梅雨前線の北上による
雨雲の広がり具合に関して、
資料によって大きく差が出ていて、
惑わされたのです。

結果的には、
午後もあまり雨雲が広がっていません。

梅雨前線の活動が
あまり強くなかったということでしょう。

このあたりは、相変わらず
難しい梅雨の予想ということになります。

雨が降りません、といって
油断した所に
大雨になった時に被害が出るよりは、
雨が降る予想が空振りしたほうが
被害が小さく済むだろう、という
防災的な観点もあって、
雨が強まりそうな予想と、
降らなそうな予想があると、
降らなそうな予想は選びにくいです。

ただ、
きのうのCheck!でもお伝えしたように、
きょうも、地域によって
空模様が様々でした。

そのあたりは予想通りだったと思います^o^;


あすは、梅雨前線が、夜にかけて
九州の北まで北上していきます。

県内は前線の南側で
暖かく湿った空気が流れ込んで、
前線が近い午前を中心に
雨が降るでしょう。

南西からの雨雲の素の流れ込みで、
山沿いほど雨雲がかかりやすく、
平野部を中心に午後の遅い時間ほど
雨の合間で晴れ間ものぞくような
天気になってくると思います。

前線南側は、
雨雲が発達しやすいエリアですので、
何かのきっかけでできる
発達した雨雲も心配です。

急な激しい雨や落雷、突風の発生など
ご注意ください。

景色が霞むような雨が
30分以上続いてきたら
急激に危険度も上がる恐れもあります。

きょうのCheck!の17時台で
開設させていただく予定のキキクルなど
いつも乗せている、
気象庁HPのこちらから、
最新情報をご確認ください。

ムシムシとした暑さにもなります。

熱中症にもご注意ください。


熱中症に特に注意が必要なのは、
日曜日です。

まだ体が暑さに慣れていない時期ですので、
35度に届かないような気温でも、
十分に注意が必要でしょう。

また、日曜日は、
前線南側の夏本番の湿度も含んだ空気で
汗が発散されにくくなります。

のどが渇く前の
こまめな水分補給を心がけて、
屋外で運動などする際には、
木陰での休憩をとってください。

なお、環境省と気象庁が発表している
WBGT(暑さ指数)に関しては、
こちらで、県内の情報を見ることができ、
地点をクリックすると、
3日先までの予測が出てきます。

ご参考にどうぞ。

夏空がしっかり広がって、
雨が降ってこなければ、
一層暑さが強まるでしょう。

ただ、山沿いを中心に
急なにわか雨の可能性がありますし、
その際には、ザッと強まる可能性も
考えておく必要があります。

油断はできない空でしょう。

こんな不安定な夏空
来週は続きそうです。

きょうの資料では、
明瞭に九州南部付近まで
梅雨前線の予想は無いように見えますので
晴れ間が出るでしょう。

とはいえ、スッキリ離れ切れず、
太平洋高気圧の縁も近いため、
安定した夏空にもなりにくくて、
山沿いを中心とした
にわか雨の可能性も捨てきれません。

急な雨雲の発達も心配なエリアです。

梅雨明けの判断が難しいかもしれません。

みなさん、それぞれで
真夏の始まりを感じてみてください!

来週の暑さの見通しや
天気については、
また月曜日に詳しくお伝えします。

210702_1
昼前の宮崎市の空
210702_2
青空が見えた
朝の宮崎市の空

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