まだ一ヶ月は梅雨がつづくか!?

ノダっち

21年6月10日(木) 17:23

朝から景色がモヤっていました。

 
やはり、きのうよりも
湿った空気の流入が
多くなったことを示していたでしょう。
 
衛星可視画像を見ると、
とくに午前は、
宮崎県内だけが雲が多い
空になっていました。
 
東からの湿った空気が流れ込んだ時の
独特の天気分布でしょう。
 
海の上の湿った空気が
陸地に流れ込みながら
雲になって、
一部は厚みを増して
弱い雨雲にもなっています。
 
きのうより日差しが弱まった分、
山沿いの暑さは少し落ち着きました。
 
 
あすは、今日よりさらに
高気圧が東に離れる分、
湿った空気がさらに増えそうです。
 
その分、きょうよりも
さらに雲の隙間が少なくなって、
にわか雨の頻度も上がるでしょう。
 
まだ、前線的なものが
ハッキリと九州に
伸びそうには見えませんが、
夜には、暖かく湿った空気も
少し上空に入る予想があるため、
夕方以降は、シッカリと
雨が降ってくる可能性もあります。
 
傘を準備してのお出かけがおススメです。
 
 
あさってから日曜日は、
高気圧がさらに離れて
気圧の谷に入ってくるでしょう。
 
気圧の谷の中で、
前線が発生しそうにも見えますが、
典型的な梅雨前線が伸びる形とも
なんだか違います。
 
とくに発達した雨雲が出来る予想が
出ていないのですが、
暖かく湿った空気の流れ込みもあって
局地的には、発達した雨雲が
出来る可能性もあります。
 
雨は降ったり止んだりでしょう。
 
雨の合間で、
散歩などに出かけられるような時間は
あるのではないかと思います。
 
 
来週も、県内には
東からの湿った空気が入りやすい
気圧配置になりそうです。
 
少なくとも中ごろまでは
梅雨前線が
直接影響しそうな資料には
見えません。
 
梅雨の序盤っぽい形です。
 
きょう発表された一ヶ月予報では、
資料を見ると、7月に入ってからの
梅雨前線南の太平洋高気圧の
強まり傾向が見えているものの、
この一か月の間に
梅雨がシッカリ明けていきそうな、
それほどの強まりにはまだ見えません。
 
予報によると、
7月11日までの一ヶ月は、
平年並みに曇りや雨の日が多い予想で、
平年より早めの梅雨明けの気配はない、
一ヶ月予報になっています。
 
降水や日照の予想割合は、
ハッキリした傾向はありません。
春からの長期予報の傾向で
6月の降水量が多くなる可能性が
出ていたのに反して、
降水量の予想は
少:並:多=4:3:3です。
 
あとは、来月に入るくらいから
実際に太平洋高気圧が
どういう発達になるかでしょう。
 
一ヶ月予報は、
まだあまり参考になりません。
 
引き続き梅雨明けが発表されるまでは
防災の意識を高めておきましょう。
 
なお、きょう気象庁が発表した
エルニーニョ監視速報によりますと、
5月の海は、
ラニーニャの特徴がみられなくなって
去年の夏から続いていたラニーニャ現象が
終息したとみられ、
今後秋にかけては、
平常の状態の可能性が高い、
とのことです。
210610_1
午後1時の衛星画像
(気象庁HPより)

周辺に
少し流れ出していますが、
宮崎県内がとくに
雲が多くなっています。
210610_2
昨日の夕焼け

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