キキクルの活用を

ノダっち

21年6月3日(木) 17:08

すっかり梅雨空に戻りましたね。

明け方から
やや活発な雨雲もかかって
やや強い雨を降らせています。

午前にかかった雨雲は、
低気圧の東側に延びる
温暖前線側の雨雲でした。

どちらかというと
温暖前線側の雨雲は、
急激な発達はしにくいのが
特徴的です。

が、そう思っていると、
時々発達したものがかかって
激しい雨を降らせたりもするので
油断できませんので、
コンピュータの資料で
発達したものがあるときには
やはり注意しておきたいものになります。

きょうの雨雲の様子や
風の状況を見ると、
温暖前線付近には
やや発達した雨雲の塊があり、
前線の北上に伴って
かかってきたように見えました。

一方、前線の南側に入ると
雨雲の素がたっぷりあるエリアで
きっかけがあると
どこでも発達した雨雲が出来
気が抜けません。

気が抜けない一方で、
このエリアでの雨雲の予想は
コンピュータが正確に
雨雲の発生を予想できないことも多く、
これまた難しいエリアです。

このため、
流れ込んでくる空気から
発達する可能性を考えて、
発表された情報とともに
お伝えしています。

今夜からあすの明け方にかけては
この前線南側の
どこでも発達した雨雲が出来る
可能性があるエリアになりますので、
急な雨雲の発達に要警戒です。

また、すでに先行して
雨が降っていますので、
発達した雨雲がかかってくると、
急激に危険度が上がることが心配されます。

また、とくに、前線があまり動かなくて
停滞した時が一層心配です。

キキクル(危険度分布)
最新の状況などもぜひご確認ください。

こちら
気象庁HPのキキクル、雨雲、
注意報警報、気象情報が
一覧で見られるように
まとめておきました。

また、
前が霞むように降ってきたときには
道路の冠水にもご注意ください。
あすも、通勤通学の時間に
雨が強まる恐れがありますので、
早めに出られる準備がおススメです。


あすの日中以降は、前線北側での
雨になりそうですので、
基本的には発達した雨雲が
かかりにくくなりますが、
離れ切らない影響で
総雨量は増えそうです。

日中も
危険度の高い状態が続くかどうかは、
今夜からあす朝にかけて降る
雨の量次第になります。
あす朝からお伝えする
新しい情報でもご確認ください。

南部は、土曜日も前線が離れ切らず、
午前を中心に
雨雲が残る可能性があります。

この予想は、
きのうから続いていて
あまり変わらなくなってきましたので、
確度が高くなってきました。

さらに日曜日に関しても、
まだ前線が南下しきらず、
午前中に南部に雨雲がかかりそうな
資料が出てきています。

明日まで様子を見ますが、
こういう時は、
あす晴れ側に予報が変わったとしても、
にわか雨の可能性を
考えておいた方が良いです。

火曜日以降は、
梅雨前線が北上傾向の予想ですが、
来週後半に関しては、
南の太平洋高気圧が強まって
前線を押し上げそうなものと、
高気圧の強まりが控えめなものと
分かれています。

信頼度の高い資料が
高気圧控えめなのですが、
このあたりは、あすでも
まだ固まりそうにありません。

月曜日に傾向について
お伝えすることになるでしょう。

今後も、
新しい予報の確認をお願いします。


なお、きょう発表された一カ月予報では、
少なくともこの一か月以内での
梅雨明けが見えません。

ただし、
気温、降水量、日照ともに
傾向は弱い予想です。

信頼度は低いと見ます。

210603
少し雨が強まった
宮崎市内

景色が霞むほどの
雨の強まりでは
ありませんでした

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