ミニ熱低だったのか・・・

ノダっち

21年9月28日(火) 17:08

きのう見ていただいた小さな渦は、
中心に暖気核が解析されていたようで、
ということは、
温帯低気圧というよりは
熱帯低気圧の性質をもった
ミニ低気圧だったようです。

このミニ熱低の北側の風の吹付で、
昨夜はやや発達した雨雲がかかって
土砂降りとなった所もあったと思われます。

とくに、先日の集中豪雨で
土砂崩れが起きている地域に
再び発達した雨雲がかかった時間もあり、
不安に思われた方も
いらっしゃったでしょう。

地盤の雨のは
抜けきっていないものの、
平常時近くまで下がってはいる
推定の値になってきています。
ただ、
むき出しの斜面への影響は心配でした。

このミニ熱低は、
今日の朝の段階で
奄美付近に進んでいて、
だんだんと形を崩してきています。

きょうの県内には、
引き続き東から湿った空気が流れ込んで
平野部を中心に
所々に雨雲がかかりました。

本州付近を覆っている高気圧の
南ふちを吹いている東風が
東海上から湿った空気を運んできて
県内に雨を降らせています。

ただ、単純な高気圧縁辺の
東風による雨よりは
雨雲が
発達しているように見えますので、
きのうのミニ熱低が残していった
暖かく湿った空気が、
高気圧縁辺の風によって流れ込んで
雨雲を発達しているのかもしれません。

さらに、陸上のアメダスが
北風を観測していますので、
その風とのぶつかりもあって
発達した所もありそうです。

宮崎市内では、
一時的に浸水キキクルで薄紫も
出ていましたので、
一時的に道路が川のようになった時間も
あったかもしれません。

ただ、午後になると、
雨雲が減少傾向です。

湿った空気の流れ込みが
弱まってきているものと思われます。


あすも、
東からの湿った空気が流れ込んで、
所々で雨が降る可能性もありますが、
きょうよりも
湿った空気の流れ込みが弱まる見込みです。

その分、雨雲が減って
だんだん晴れ間も増えるでしょう。

ただ、まだ
洗濯物を安心しては干しにくく、
油断できない空模様です。

一方、日が差したところほど
蒸し暑さも出てきますので、
熱中症予防も心がけましょう。


あさってになると、
台風16号が日本の南で
北東に向きを変え始める予想ですが、
外側の雲がどの程度かかるかな
というあたりで空の感じが変わります。

今日の資料では、
あまり雲がかからずに、
しっかり日差しがありそうです。
薄雲はありそうですし、
にわか雨の可能性は捨てきれませんが、
しっかり雨が降るような可能性は
低くなってきました。

一方で、海のうねりは、
木曜日が最も高くなりそうです。

晴れてきても、
波打ち際に近づくのは
慎重な判断が必要になります。


その後、金曜日は
台風16号が関東の南を通って
日本の東に進む見込みで、
県内はスッキリ晴れやすくなるでしょう。

週末にかけても
おおむね晴れる見込みです。

週末も、真夏日の所があるでしょう。

運動会の所も、
熱中症に気を付ける必要がありそうです。

210928_1
昼前に
宮崎市内で強まった雨
210928_2
きょう午前9時の
衛星画像
(気象庁HPより)

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