年平均気温も観測史上最高の可能性あり

ノダっち

24年12月17日(火) 17:50

昨日に比べると
時々雲が目立つ
宮崎の空になっています。
 
寒気が特に強いわけでもないですが、
逆に冬型が緩んで
気圧の谷の影響を受けて
雲が流れ込んでいるようにも見え、
一部には弱い雨雲もかかりました。
 
一方、空気はきょうも乾燥していますが、
きょうは40%は切っている所が無くて、
少しマシです。
 
朝にかけては
平年並みか平年よりやや低めの
気温になった所が多くて、
日中の最高気温も
平年並みか平年よりやや低めでした。
 
 
きょう、17時台の
お天気チェックで話をするために、
今年の気温の振り返りをしてみたら、
どうも年平均気温が
過去最高を更新する
可能性があるっぽくみえます。
 
きのうまでの12月の平均気温で
年平均気温を出すと、
19.4℃でした。
 
これまでの年平均気温の最高は
1998年の19.2℃で、
近年の暑い年でも
なかなかこの気温を
超えられなかったのですが、
今年は超えそうな気配です。
 
計算してみると、
この先の日平均気温が6.8℃程度が14日続くと
年平均気温が四捨五入9.3℃になります。
 
ちなみに、今月に入って
一番平均気温が低かったのは
先週月曜日(9日)で、
宮崎市は今季最低の1.1度まで下がって
最高が14.6度の日でした。
 
今年の1月の寒かった日を見ると、
最低-0.4℃、最高14℃の1月26日が
平均気温6.7℃、
最低-0.1℃、最高10.5℃の1月8日が
平均気温5.5℃となっていて、
この先、年末にかけて
1月並みの寒気が入れば、
このくらいの気温になる日は
恐らくあるでしょうが、
それが続くのが、
9.3℃を下回る条件です。
 
12月下旬の平均気温が
平年で8.8℃ということも考えると、
平年より相当強い寒気が
続かないと9.3℃未満になる可能性は低く、
今出ている長期予報の傾向を見ても、
年平均気温が過去最高になる可能性が
高まっていると予想しました。
 
年明けに、
答え合わせをお伝えしますので
またご確認ください。
 
気候変動という面で、
今年のこの高温は、
注目すべき一つのトピックスになると
思われます。
 
 
あすも、平年よりは
やや低めの気温で、
この時期らしい寒さが続きそうです。
 
一方、上空では
寒気が次第に夜にかけて強まるため、
寒気を連れてくる気圧の谷で
明日も雲が出やすいでしょう。
 
所によってにわか雨の可能性があって
県境付近の標高が高い所は
雪になる可能性もあります。
 
風が強まる所があって
余計に寒さを感じそうです。
 
最高気温は、きょうよりも
やや低めになる所も多くなるでしょう。
 
空気の乾燥した状態は続くため
火の取り扱いには
引き続きご注意ください。
 
あさって木曜日は
冬型の気圧配置が強まって
平野部を中心に広く晴れそうです。
 
冬らしい寒さの一日になるでしょう。
 
きょうの予想だと、
放射冷却的に、内陸では
木曜日の朝よりも
金曜日の朝の方が冷えそうな
予想になってきています。
 
 
金曜日から土曜日の崩れの予想は
所々で一時的に降りそうな予想から
ほとんど降らない予想もあり、
まだバラつきがあります。
 
明日以降の新しい予報でも
ご確認ください。
 
日曜日も寒気が強めで
明日と同じような寒さを予想します。
 
一方、よくあるクリスマス寒波は
今のところ気配が見えません。
 
どちらかというと
きょうの資料だと
暖気が入るステージに見えます。
 
その反動で
年末は寒気側の予想が
強めに見えますが、
まだ幅があるようです。
 
こちらも、今後、
随時お伝えしていきます。
241217
きょう昼頃の
少し青空も見えた
雲の多めの宮崎の空

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