ノダっち
やはり台風のままです・・・
21年9月16日(木) 17:20
天気の話なノダ
気象庁の台風14号の予報は、
やはり、あすの段階では
そこで温低??
21年9月15日(水) 17:49
天気の話なノダ
昨夜も、
南から北上する雨雲があったり、
沿岸付近に発達した雨雲が出来ていて、
ヒヤヒヤしていたのですが、
昨夜の発達した雨雲は、
一昨日の夜に比べて、
ほんの少し海側(東)にズレてくれて、
助かりました。
北上する、
北上する、
と毎日お伝えしていた前線ですが、
昨日の夜も北上しなかったようで、
今朝まで南岸に解析されています。。。
ということで、
昨夜と一昨日の夜は、
前線の場所という点で、
同じような条件になっていました。
では、なぜ
ほんの少しズレてくれたのかな、
とみてみたら、
主要因そうなのは台風の位置です。
ほぼ停滞状態になっている
台風14号ですが、
ほんの少し、きのうは
東にずれてきていました。
その分、風がぶつかる部分が
東に移動したのではないかな、
と想像しています。
この台風の東へのズレは、
東から張り出してきた
太平洋高気圧の弱まりとも言えそうです。
その分、きょうの昼間も、
台風の外側の、
雨雲の少ないエリアに少し入っています。
一方、台風は、
次第に弱まってきました。
きのうの夕方6時で
早々に暴風域が無くなって、
きょうの午前9時で
中心気圧が996hPaとなっています。
ただ、過去に
ギリギリ台風だったものと比べても、
東シナ海での雲の様子は、
しっかり台風らしい姿です。
弱まりつつも、
だんだんと東にずれてきていて、
台風外側の渦巻きの一部の雲が
九州に近づきつつあります。
きょうは、
雨雲が少なくなってきたものの、
これらの雲の動きも、気がかりです。
また、台風は、ほぼ停滞状態ながらも
今後、一旦北西寄りにじわっと動く予想で、
ホントにこう動くのかどうかも、
見ておく必要があります。
このまま東にじわじわ動いた場合は、
台風周辺の雲の影響というのも、
もう少し気を付ける必要もありそうです。
あすは、台風が少し北寄りに進み、
県内には、台風南東側の
暖かく湿った空気が南東から入って
(前線によるブロックもなく)
県内の山で、きょうよりも
雨雲が沸きやすくなりそうです。
引き続き、急な雨雲の発達に注意して、
土砂降りになってきた時には、
落雷や突風の発生にもご注意ください。
前線も、さすがに北上する見込みで、
雨が降っても、
ややムシムシ感じる所もありそうです。
そして、あさっては・・・
きょうの午前9時の台風予報で、
明後日の9時の時点で、
すでに台風14号が温低化すると、
発表がありました。
ただし、中心気圧は、
今日時点よりも下がって
最大風速も上がる予想です。
つまり、温低化して
低気圧としては強まります。
一方、予想資料を見ると、
どうも、まだ台風の特徴を
十分に残しているようにも見えるのです。
そもそも、
台風と温帯低気圧の違いは、
風速や中心気圧ではありません。
熱低と台風は、
最大風速の違いで決められていて、
強さの違いだけなのですが、
熱低・台風の兄弟に対して、
温帯低気圧は、そもそも、
全く違う家族のものになります。
温帯低気圧と熱帯低気圧の違いは、
その発達エネルギーです。
熱帯低気圧が
暖かく湿った空気だけが
エネルギーになるのに対して、
温帯低気圧は、
暖かい空気と冷たい空気のぶつかりあいが
エネルギーになります。
このため、温帯低気圧は
二つの違う種類の
空気のぶつかる場所を示す前線を
伴っていることも多いです。
一方、台風や熱低には
絶対に前線が出来ません。
今回も前線が近くにありますが、
これは近くにあるのであって、
台風の中心からは
前線が出ていないのです。
一方、台風や熱低の場合には、
暖かい空気だけがエネルギーですので、
上空では、中心が暖かくなっている
暖気核というのがあります。
資料を見ると、
この暖気核が明後日午前の段階で
まだあるように見えるのです。
ただ、気象庁様が
温帯低気圧になるといわれているので、
私たちが観られない
別の特別な資料で
温帯低気圧の特徴を
捉えられているのでしょう。
で、上に書いた通り、
温帯低気圧になっても、
それは、風速の定義ではないため
弱まることを意味していなくて、
台風よりも
強い低気圧になることもあります。
そして、温帯低気圧になると、
より広い範囲で
強い風が吹きやすくなることも特徴です。
また、低気圧南側の湿った空気が
流れ込むことで、
発達した雨雲が出来る可能性もあります。
強い風や雨の降り方には、
あさっても注意しておきましょう。
ただ、雨は山沿いが中心で
平野部は晴れ間が出ることもある
パターンではないかとも思います。
台風の南側の蒸し暑い空気で、
晴れ間が出ると、
一層厳しい残暑の所も出てきそうです。
土曜日になると、
低気圧が東へ離れて、
高気圧が張り出してきますので、
天気は回復します。
やはり、厳しい残暑に要注意です。
とくに日曜日は、
スッキリと晴れやすいでしょう。
大雨に思う・・・
21年9月14日(火) 16:45
天気の話なノダ
きのう、心配されるとお伝えした
雨雲の発達が早速ありました。
昨夜、宮崎市の南部付近を中心に
発達した雨雲がかかりやすくなって、
宮崎空港では
6時間雨量が249.5ミリ、
12時間雨量が290ミリに達しています。
たった6時間で
8月や10月の月間降水量に
匹敵する雨が降りました。
24時間降り続いたら1000ミリに
達するパワーを持った雨の
降り方をしていましので、
各地で冠水が発生したようですし、
急激に地盤の緩みが想定されて
土砂災害警戒情報も出されています。
キキクルも濃い紫が出ていました。
速報的な解析では、
宮崎市付近の地上で北から北東の風が
観測されていましたので、
そこに、南東から流れ込んだ
熱帯由来の暖かく湿った空気が流れ込んで、
雨雲が発達したように見えます。
さらに、
過去の経験的には、
北東風が鰐塚山にあたることによる、
地形性の上昇が
影響している可能性もあるとの
指摘もありました。
一方、地上で
北風が吹いていたということは、
昨夜の時点では
まだ前線が北上していなかったようです。
前線がちかくにありましたので、
前線の影響もあったのでしょう。
きのうの夜、
雨雲が北西ー南東につらなった
ラインが一つ北上した後で、
やや風向に変化がみられて
雨雲の形成様相が変わったので、
もしかしたら、これで
前線が北上したのだろうかと思ったら、
気象庁の解析では、
けさになっても、前線は
九州南岸に停滞していました^o^;
たしかに、宮崎県内も鹿児島県内も
アメダスの風向きは、けさも
北寄りの風が卓越しています。
昨夜の雨雲を予想していたコンピュータが
きょう日中にも発達した雨雲を
予想していましたし、
暖かく湿った空気の流れ込みがあって
その可能性が十分にあったものの、
昨夜のような発達具合は、
そこまでは出ていません。
なかなか、このあたりは
まだまだ難しいです。
ただ、前線が
いよいよ北上していると思われ、
今夜から前線の南側になって
雨雲を発達させる力をもった空気が
流れ込んでくるため、
引き続き、急激な雨雲の発達には
注意しておく必要があります。
地盤が緩みやすくなっている所があるため、
危険度が上がりやすい所もありそうです。
とくに、
土砂災害警戒区域にお住まいの方は、
最新のキキクルなどをご確認ください。
一方、台風14号は、
予想通りに上海沖で
動きが遅くなっています。
昨夜21時以降、速度は
「ほとんど停滞」となりました。
今後も、動きが鈍い中で、
予想の中心は、きのうよりも
大陸からやや離れる動きで
クルっと小さく回る
動きになっています。
このため、きのうの予想よりは
すぐに弱まらず、
木曜日までは暴風域を伴う、
予想に変わってきました。
その後は、九州の北を通過するのが
予想の中心で変わりませんが、
中心線はやや南にずれています。
この時点の台風の予報としては
このくらいのずれは、
想定の範囲内です。
九州の北では暴風域が
無くなる予想になっているため、
注意報レベル程度の
風が吹く可能性はありますが、
引き続き、台風本体の影響は
県内にとって
限定的な予想となっています。
(暴風警報級に関して
「中」以上の発表はありません)
ただ、さらに南に変化しないか、
とか、
暴風域を伴ったまま移動しないか、
など、
もう少し注目して確認しましょう。
台風が、上海沖で停滞する間、
九州付近の気圧配置も
大きくは変化しにくいです。
あす、あさってともに、
上にも書いた通り、
急激な雨雲の発達に注意して過ごしましょう。
土砂災害に警戒するほかにも、
景色が霞むような降り方が続いたときは、
道路の冠水にも注意が必要です。
アンダーパスの通行などは
慎重に見極めて、
少しでも水があったら迂回しましょう。
また、
落雷や突風の発生にも注意が必要です。
台風が順調に進めば、
土曜日には天気が回復してきて、
3連休はおおむね晴れるでしょう。
せっかく晴れても・・・
な連休かもしれませんが、
密を避けて、
おいしい空気を吸いやすい天気、
とも思うことも出来そうです。
さて、引き続き、金曜日くらいまで
雨の降り方に
注意・警戒しておきたい状況ですが、
8月の長雨について
気象庁において検討が行われ、
異常気象だったという情報が
発表されました。
詳しいメカニズムなどは
専門的すぎますので
ココでは割愛しますが・・・
要は、ラニーニャも
エルニーニャもなかったものの、
インド洋やフィリピン周辺の
海面水温が影響して
モンスーンに変化が出たり、
上空のジェット気流の流れや
蛇行がいつもの年と違うことで、
高気圧の分布にも変化が出たことなどが
要因として挙げられています。
専門的な解説に興味ある方は、
こちらから
ご覧になってみてください。
なお、この中で
ノダが特に気になったのは、
ページ番号7(PDF10ページ)の
地球温暖化の影響の項目です。
以下、本文の一部を引用し
引用部分を斜体にて表示します。
8月 12 日~14 日の西日本を中心とした大雨について、地球温暖化に伴うこれまでの気温上昇量がなかったと仮定した場合と現在の実際の気候を反映した場合のそれぞれについて、高解像度の気象モデルを用いた再現実験を気象研究所で速報的に行った。その結果、地球温暖化に伴う気温上昇量がなかったと仮定した実験に比べ、現在の気候状態を反映した実験のほうが、降水量が明らかに多くなった(特に九州地方において)。この実験結果は、西日本を中心とした今回の大雨において、地球温暖化に伴う気温上昇によって降水量が増加した可能性を示唆している。
引用以上(文字色はノダが付加)
長雨になった要因は別として、
その時に降らせる雨の量は、
温暖化によって多くなっている可能性がある、
ということでしょう。
気温が高いほど、
空気中に含むことができる水蒸気量が
多くなることは、
小中学校の理科でも習う分野です。
(飽和水蒸気量)
このことがあるため、
理論的には、温暖化によって
雨の量が増えるだろうということは
容易に想像できるのですが、
実際にコンピュータ上の
再現実験で可能性が確かめられた
といことに意義があるでしょう。
結論としては、さらに
詳細な検証が必要であって、
この実験は決定的なものではありませんが、
九州に住む私たちにとっては、
このことについても、
今一度、考えるきっかけにしたいと思い、
ココに記載します。
台風14号は中国大陸東岸付近へ
21年9月13日(月) 17:33
天気の話なノダ
注目の台風14号は、
猛烈な勢力のまま台湾の東を北上しつつ、
陸地の影響で少し勢力を弱めたものの、
非常に強い勢力を維持して、
与那国島の西をきのう通過しました。
その後、きょうは
東シナ海の中国大陸に近い位置を
北上しています。
このため、西側が
陸地の影響を受けていることがあり、
中心気圧960hPaまで
気圧が上がってきました。
今後は、
台風を動かす風が弱いエリアに入るため、
動きが鈍くなりそうです。
中国大陸に近い所で停滞しそうですので、
さらに陸地の影響を受ける見込みで、
木曜日には、
暴風域が無くなる予想になってきました。
その後、偏西風の南下に伴って
東に向きを変えそうな予想は、
先週金曜日に
お伝えしたものと同じですが、
予報円の中心は、
九州の北を通っています。
予想通りに、暴風域が無くなるまで
台風の勢力が落ちてくれ、
十分に北上してから東に進めば、
県内への影響は
限定的なものになりそうです。
ただし、、、
まだ、油断はしていません。
予報より沿岸から離れて停滞して
暴風域が無くならない可能性や、
もっと早めに
偏西風が南下する可能性も、
念のため、考えています。
あす以降も、最新の情報を
ご確認下さい。
(午後の資料には
あまり弱まらない様に
見えるものもあります)
また、県内は、
前線や
台風の東側を北上してくる
熱帯由来の湿った空気の影響による
雨雲の発達も心配です。
一方、九州付近には、
秋雨前線が伸びてきています。
土曜日は、
午前を中心に晴れ間があったものの、
朝から南部の一部に分厚い雲がかかって
弱い雨雲の反応もレーダーでありました。
午後は、夜にかけて
だんだんと前線がはっきりしてきて、
しっかり雨も降り出し、
そのまま、きのうは、
九州中部付近に停滞した前線によって
雨が降りやすかった日曜日でした。
やや雨脚が強まった所もあります。
雨が降りやすかったことで、
昼の気温上昇が鈍くなりました。
最高気温は25度前後の所が多く、
10月上旬から中旬並みの所が
多くなっています。
きょうは、
秋雨前線が九州付近を北上しています。
朝は、南岸に解析されていて、
日中にかけて、
いったん活動が弱まりましたが、
今夜にかけては台風が上海付近に
北上するのに伴って
その東側の前線を押し上げそうです。
前線には、台風の東を
台風とともに北上してきた
熱帯由来の
暖かく湿った空気が流れ込んで、
活動が強まってくる可能性があります。
あすは、九州北部付近に前線が停滞し、
県内は前線の南側になって、
発達した雨雲の発生に要注意です。
とくに、雨雲の素の空気が
東から入ってきそうですので、
平野部を中心に
激しい土砂降りの雨に注意しておきましょう。
景色が霞むような降り方が続いたときには、
道路が冠水するような可能性も出てきます。
また、落雷や突風の発生にも要注意です。
熱帯由来の空気が流れ込むため、
ややムシムシと感じる所もあるでしょう。
このムシムシする空気こそ
雨雲を発達させる可能性がある空気です。
あさってから木曜日ごろまでは
台風の状況があまり変わらに見込みで、
前線もあまり大きく動かないため、
同じように、
前線の南側での雨雲の発達に
注意しておく必要があるでしょう。
(上に書いたように、
台風の動きが現在の予想の中心と
違ったものになれば、
県内の雨の予想も変わります)
金曜日は、予報円の中心付近を進めば
台風が九州の北を通過するため、
風が強まる可能性はありますが、
警報レベルの可能性は低いです。
いまと同等の強風域があれば
入る可能性があります。
17日9時の予想気圧が
996hPaとなっていますので、
強風域も狭くなるでしょうが、
温帯低気圧に変わるときには、
広い範囲で強い風を伴いやすくなるため、
強風域が逆に広がるケースもあるため、
注意報レベルの風の強さは
想定しておきましょう。
その後、週末は、
台風(または温低)が
東に離れるにしたがって
天気が回復に向かいそうです。
来週にかけて最新情報の確認を
21年9月10日(金) 16:54
天気の話なノダ
午前3時に目が覚めて、
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