早くも梅雨入り!

ノダっち

21年5月11日(火) 16:58

かなり早く
梅雨の足音が聞こえてきました。

と、午前から下書きをしていたら、
午後2時に梅雨入り発表です。

過去の
九州南部の梅雨入りの早い記録は、

1956年 5月1日
1954年 5月13日
1993年 5月17日
1976年 5月19日
1991年 5月19日

となっていて、
統計的な早い時期に
5月1日という桁外れに
早いものがあったのですが、
それに次ぐ2番目の早さになります。

また、5月中旬の梅雨入りで区切れば
93年以来28年ぶり、
5月前半で区切れば、
1954年以来47年ぶりです。

防災的な意味のある
気象庁からの梅雨入りの発表ですので、
もうきょうの雲も雨も梅雨前線のもので、
あすも梅雨前線のものですし、
いきなり強まる可能性もある中で、
雨の季節に入った意識を
皆様に持っていただくためにも、
梅雨入り発表の必要性も感じていました。

ということで、
今年のこのタイミングでの梅雨入りは
ノダの感覚的には異論ないです。


きょうは、朝まで晴れ間がありましたが、
梅雨前線北側の雲が
鹿児島県に近いエリアに午前からかかって
雨が降った所もありました。

きのうの予想よりも、
南部の崩れはかなり早かったです。

ただ、午後はこの雨雲が
そのまま広がってきませんでした。

この辺りにも、
気まぐれな梅雨前線を感じます。

それでも徐々に雲が分厚くなっていて、
まとまった雨雲も近づいてきました。

ややムシムシした体感の昼間で、
この辺りにも梅雨感がありますね。


あすは、梅雨前線が
熊本から宮崎県付近を横切る形で伸びて、
前線上の低気圧も通過しそうです。

この低気圧に向かって
暖かく湿った空気が流れ込むため、
発達した雨雲もできるでしょう。

日中は激しい雨の可能性もあります。

一方、北部を中心に
前線の北側のエリアになる時間も長く、
昼の気温は上がりにくいでしょう。

暑いくらいになった
週末から週明けに比べると、
ヒンヤリ感じるくらいになりそうです。


その後、あさっても
前線が九州南岸付近に
横たわる予想があります。
前線の状態次第によっては
雨の量が増えるかもしれません。

金曜日は、
いったん前線が弱まるものの、
土曜日は前線が北上しながら活動を強め、
日曜日は、いったん前線が
朝鮮半島付近まで北上する
予想になっています。
夏の太平洋高気圧が
九州南岸まで張り出してきそうです。

このため、
夏空が広がる可能性があります。
前線の南側になると、
The梅雨空というよりは、
夏っぽい青空になかでの
不安定な天気になりやすいです。
(つまり、日曜日は晴れ間があるかも)

その後、月、火と
再び梅雨前線が南下してきます。
前線が北に上がった後で
南下してくるときは
雨が強まりやすくなるため
雨降り方に要注意です。
しかも、前線が
南下しきらずに途中で止まると、
同じところに発達した雨雲がかかって
大雨になりやすいので、
気がかりなパターンになります。

というのを、この5月半ばから
気にしないといけないなんて・・・

梅雨入りが早くても、
梅雨明けが早まる傾向はないので、
この先の2カ月が思いやられます。

また、明日以降の
新しい情報もご確認ください。

ただし、おそらく
中休みもしっかりあるでしょうし、
来週の資料にしても、
梅雨前線の南側の日が続いて、
晴れ間がしっかりありそうな
気配があるものもあります。

最新の予報をご確認ください。

(と言いつつ、
 この調子で太平洋高気圧が
 早目に強まれば
 早目に開けるパターンも
 あるのではないかと、
 少しだけ期待します)

210511
梅雨入りが発表された
午後2時のごろの
大淀川河川敷のシロツメクサと空

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