梅雨末期型の週末から週明け

ノダっち

21年5月17日(月) 16:47

土曜日には、
九州北部も梅雨入りが
発表されましたが、
そんな、梅雨入り早々の
けさにかけての熊本県内に
線状降水帯が停滞して、
危険度が上がっていました。

その雨雲の一部が
県内の北部山沿いにもかかって、
土壌雨量指数が悪化した所があります。

先週も少し書きましたが、
梅雨前線が
太平洋高気圧に北に押し上げられた後で
南下してくるときは、
雨雲のもとになる
夏の温かく湿った空気が
たっぷりと流れ込んだところに
前線が南下してくるため
大雨が起きやすいパターンです。

梅雨末期によくある形で、
まさに週末から
梅雨末期を感じさせる
気圧配置の状況でした。

夏の空気に覆われたきのうは、
梅雨前線が北にしっかり離れたため、
平野部を中心に晴れ間が広がり、
各地で真夏日になって、
梅雨入り前の真夏日とは違う、
夏らしい蒸し暑さの
真夏日を感じられたでしょう。
(やはり晴れたなぁと、
 思ったきのうの朝でした)

きのうの最高気温は、
宮崎空港で32.7度まで上がって
今年の県内最高を更新しています。

そのまま、夜の気温が下がりにくく、
宮崎市では
朝にかけて 25度を下回らない
熱帯夜になりました。

この5月の時期から
熱帯夜だったり、
線状降水帯だったり、
この先の梅雨が思いやられます・・・


ただ、前線は今夜にかけて
九州の南岸まで南下するため、
次第に前線の北側に戻ってきて、
夜には、けさよりも
気温が下がってくる予想で、
きょうの最低気温としては、
夜ものもが記録され、
熱帯夜は幻となるでしょう。
(宮崎市は、5月に
 25度以上の最低気温の記録は
 ありません。)

前線がしっかり南下すれば、
いったん、雨の降り方も
小康状態になりそうです。

ただ、明日も前線が離れ切らないため
雨が降るタイミングもあるでしょう。
ひきつづき、お出かけの際は、
傘をご準備ください。

また、やや発達した雨雲が
かかる可能性もありますので、
急な激しい雨にも注意しておきましょう。

激しく降ってきたときには、
危険度が上がりやすい状態ですので、
最新のキキクルの状況なども
確認する癖をつけていければと思います。

あさってから木曜日も、
梅雨前線は九州南部付近をウロウロして
雨が降ったり止んだりでしょう。

さらに、金曜日には、
前線の活動が強まりそうな
資料があります。

梅雨入り後の断続的な雨で、
地面の中の雨の量が増えてきていて、
地盤が緩みやすくなりつつありそうです。

雨の降り方によっては
危険度が上がりやすい可能性がありますので、
最新の情報にご注意ください。

梅雨末期感があった
週末から週明けでしたが、
まだまだ始まったばかりです・・・


金曜日の雨の後は、
(土曜日まで残る資料もあり)、
いったん前線が南下して離れる傾向で、
日曜日あたりは、また
晴れ間が出るかもしれません。

来週は、そのまま
南に前線が離れる資料が優勢ですが、
近くにあってぐずつく資料もあり、
まだ様子見が必要です。

ただ、早すぎる梅雨入りとともに
諦めかけていた
先月末の満月の時に書いた
来週26日の皆既月食が
見える可能性も垣間見える、
来週の資料になっています。

日本で見える皆既月食は
およそ3年ぶりなのですが、
2018年の日記を見ると、
部分月食段階しか見えず
皆既月食は2連敗と書いています。

ということは、
2015年の4月4日以来、
皆既月食が
ちゃんと見えていないようです。

皆既状態で上ってくる
珍しいタイプですので、
楽しみにしているのですが・・・

最新の予報に注目していきましょう。

210517_1
恋しくなってきていた
青空が見えたきのうでした

9時ごろの青空
210517_2
夕方16時ごろの
不安定感のある空と
濁った大淀川

大雨によって
濁っているあたりにも
梅雨末期感がありました

が、まだまだ
始まったばかりです。

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