不明瞭でも厄介な存在

ノダっち

21年9月6日(月) 17:28

秋雨前線は、
土曜日に九州付近をゆっくり南下して、
夜になって
県内付近まで南下しました。

前線の南側だった日中に、
南部の一部に発達した雨雲が出来て、
ザッと雨を降らせましたが、
前線の活動としては
控えめだったようです。

前線は、
日曜日になると九州の南まで抜けて
九州の南では活動を弱めて
不明瞭になった解析となっていました。

ただ、やはり、
湿った空気があって不安定で、
きのうの午後は
都城市に大雨警報(浸水)が
出るくらいに、
発達した雷雲が出来きて、
解析雨量では60ミリ
非常に激しい雨となった所も
あったようです。

キキクルの浸水で
紫の表示もあったため
一部で
道路の冠水があったかもしれません。

一方で、きのうは、
日が差すとストムシムシした暑さも
あったのですが、
風には、涼しさも含まれていました。

最高気温は30度前後で、
宮崎市が28.8度など、
平野部でも真夏日を脱出した所もあります。

このあたりで、
前線の北側に入ったことが
感じられたかもしれませんね。


きょうも、前線は
九州付近で途切れて解析されていますが、
雲の帯がばらけているあたりが
前線が不明瞭ということを
示していそうなのですが、
ただ、ばらけながらも連なっていますし、
朝から鹿児島県付近に雨雲がありました。

この雨雲のエリアが徐々に
午後にかけて北に広がってきて、
鹿児島・宮崎県境付近を中心に
かかってきています。

一方、雲が多くて
日差しが少なめになっていましたので、
最高気温は、きょうも
30度前後でした。


あすは、
九州の南の前線はさらに不明瞭になって、
西から別の寒冷前線が
近づきそうな予想です。

県内には、
引き続き暖かく湿った空気が入って、
気温が上がる午後を中心に
大気の状態が不安定になるでしょう。

急な雨雲の発達による
激しい雷雨に要注意です。

空が暗くなったら、
早めに洗濯物を取り込むなど
身構えておきましょう。


この前線が抜けていくあさってから
木曜日にかけては、
いったん、晴れ間が広がりそうです。

この晴れ間は、
有効に使っておきましょう。

その後、週末以降は、
再び前線の影響を受けやすくなりそうです。

ただし、この前線の活動具合は、
下に各要素との兼ね合いや、
一方で、太平洋高気圧の強さの予想によって
資料によってまだ意見が割れています。

注目しつつ、もう少し様子を見ましょう。


なお、先週金曜日に注目した
南海上の怪しい雲の塊は、
きょう熱低になっています。

引き続き
気になる資料もありますので、
今後の情報に注目しましょう。

210906_1
土曜日の夕方の空

モクモク雲も
遠くで夕陽を受けていて
不安定感の強い空でした。
210906_2
日曜日の
都城に警報を出させたくらいに
発達した雨雲
(気象庁HPより)

雷も
盛んに伴っていました。
210906_3
午後3時の衛星画像
(気象庁HPより)

フィリピンのすぐ東に
熱低の渦巻きが一つあり、
もう一つ、そこから右上に
少し離れたところにも
熱低の渦巻きがあります。

渦は、次第に
しっかりとしてきているようです。

と書いていたら、
フィリピンのすぐ近くのものが
台風13号と発表されました。

14時台に出た
あす朝の予想天気図では
まだ熱低だったのですが・・・

 

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