ノダっち
9日ぶりの日差し
21年8月19日(木) 17:38
天気の話なノダ
こんな雨続きで
やっと晴れ間が出たけさ、
映画「天気の子」を
ふっと思い出しました。
県内の広い範囲で
しっかりと日照を観測したのは、
9日ぶりです。
日差しが出た分、
気温も上がっていて、
県内で5日ぶりの真夏日も出ました。
この時期の県内で、真夏日がない日が
4日も続くことの方が異例なのですが・・・
少し夏差し差が戻ってきましたね。
ただ、昨夜遅くから未明にかけては、
発達した雨雲が
南部や沿岸部を中心にかかって
雷雨となった所があります。
前線南側で
暖かく湿った雨雲の素が流れ込んでいて、
さらに、朝鮮半島付近に中心がある
寒冷渦
(上空の寒気を伴った低気圧)の影響で
雨雲が発達しやすくなったのです。
この暖かく湿った空気の流れは、
朝にかけてはやや東に移動したため、
四国から近畿地方で
今日の日中は雨が強まっていて、
甲子園もまた大変な運営になっていました。
一方、県内は、寒冷渦が近づいたことで
晴れ間も広がっています。
あすは、次第に
上空の寒冷渦が解消してきそうです。
一方で、南の太平洋高気圧が次第に強まり
いったん東に移動した
暖かく湿った空気の流れ込みの中心が
今夜からまた九州付近に来そうに見えます。
この影響で、
今夜からはまた雨が降りやすくなって、
あすにかけて、発達した雨雲が
所々に再びかかりそうです。
今日の晴れ間くらいでは、
地面の中の水は抜けきりません。
きょう午後2時の時点でも、
まだ南部山沿いを中心に
ひと月分くらいの雨が
残った所が多くなっています。
まだすぐに、土砂災害の
危険度が上がる可能性がある状況ですので、
あすも、防災意識を高めて
最新の情報を確認しながら
お過ごしください。
とくに、あすは
午前中に激しい雨の恐れがあって、
とくに、朝の通勤時間帯のころに
非常に激しい雨の予想が出ています。
雨雲のまとまり方によって
雨の降り方は変わってきますが、
念のため、早めに
家を出られるように準備しておくと
良さそうです。
道路の冠水や河川の増水、
落雷や突風の発生にもご注意ください。
週末には、
秋雨前線の活動が次第に弱まりそうです。
ただ、九州付近は、
来週の初めまで太平洋高気圧の縁で、
暖かく湿った空気の流れ込みが
続きやすい場所になると予想されます。
来週後半になると、
高気圧が強まりそうな資料です。
一昨日、高気圧に与えた
ワタシの頭の晴れパワーは、
そのあたりで効いてくるでしょうか^o^;
流れは変わってきています
21年8月18日(水) 17:57
天気の話なノダ
しかし、ホントによく降ります。
先週から
その雰囲気は予想していましたが、
今週後半には解消していくだろうと、
予想に対して半信半疑な
自分がいました。
先週と比べると、
少し形が変わってきてはいるのですが、
引き続き秋雨前線が近くて、
上空の寒気の影響もあったりして、
きょうも雨が降って
強まった所もあります。
とくに、午前9時前からは
大隅半島付近で急速に雨雲が発達し、
この雨雲が県内を通過したため、
串間で60ミリ超など
非常に激しい雨が降った所もありました。
土壌雨量が特に多いと
推定される南部山沿いは
この雨雲がかすめた程度で
一気の状況悪化までいかなかったですが、
引き続き、土壌雨量が高く、
少しの雨の強まりでも、
警戒したい状況です。
あすも、
秋雨前線が九州の西では
南北に立った形になります。
これは、朝鮮半島付近にある
上空に寒気を伴った低気圧、
いわゆる寒冷渦が
南下してきたためです。
寒冷渦の南東側では、
発達した雨雲が
急激にできやすい場所にもなりますので、
前線の影響と相まって
あすも、急激な雨雲の発達には
気を付けておきたい状況になります。
土壌雨量は簡単に改善しません。
引き続き、雨が強まってきたときは
土砂災害の発生に警戒しましょう。
普通だと
土砂災害が起きないくらいの雨でも
崖の様子に気を付けておいて、
いつもと違う様子が見られたら
念のためにも
早めに安全な場所に移動して
身の安全を確保してください。
なお、崖から
小石が落ちてくるとか
水が噴き出すとか
ひび割れが見えるとか、
山鳴りや異様なにおいがするとか、
そういった前兆現象が
崖崩れの前には
起きるといわれます。
ただ、この前兆現象が見えたら、
かなり差し迫った危険な状況に
なっている可能性もあるとのことです。
周りの人や役場などにも知らせて
安全なところに身を寄せてください。
なお、あすは、
午前中に所々で晴れ間もありそうな
資料にもなっていて、
予報でもそう出てきました。
晴れ間が見えても、
油断できないソラ模様と思って
備えておいていただければと思います。
あさっても、
午前中くらいまではこの寒冷渦があり、
後半になると、解消していきそうです。
そうなると、次第に
状況も改善するでしょう。
ただ、そのまますぐに
南の太平洋高気圧が強まってくれば
分かりやすく回復しそうなのですが、
そうも見えません。
来週の前半にいったん
太平洋高気圧が強まって
前線を押し上げても
高気圧の強さが安定しない予想が
優勢になっています。
来週後半には、
また前線が南下しそうな気配も・・・
涙雨
21年8月17日(火) 17:39
天気の話なノダ
宮崎商業の甲子園辞退は、
元高校球児としても
なんともつらいニュースです。
この目に見えない小さい
コロナウィルスとかいう奴を
もう何度恨んだかわかりませんが、
改めて恨みます。
せめて感染した皆さんが、
ひどくなりませんように・・・
そして、自分を責めないでほしい・・・
彼らの心のケアも
しっかりとしてあげてほしいと
心から望みます。。。
雨続きで、
甲子園の大会自体も
大変な運営になっています。
きょうの第一試合も、なんとか
試合を消化したかったのかもですが、
最後は非常に厳しい状況で
コールドになってしまいました。
それにしても、甲子園のグラウンドは
すごく水が浮いていたのに
ぬかるんでいなくて、すごいなぁと、
妙なところには感心したノダです。
何とかいい状態で
せっかくの舞台を楽しんで
プレーしてもらえたらと望みます。
が、、、、
この先もまだしばらく、
空との戦いも続きそうです。
決勝戦まで
ちゃんと行うことができるのかどうかも、
日程的に
不安な状況にもなってきました・・・
きょうは、再び北上した秋雨前線で
西日本の広い範囲で雨が降っていて、
所々に活発な雨雲もかかっています。
ただ、午後2時現在、
九州では心配されたほどの
活発な線状降水帯は
出来ていないようですが、
四国から大阪湾付近にかけて
気になる雲の並びが出来てきました。
この雲も、コンピュータは
予想出来ていません。
一方で、それっぽい予想は
まとまりきっていません。
難しいです。
とはいえ、きょうも
県内は雨雲が引き続きかかっていて、
山沿いには、鹿児島県や熊本県から
発達した雨雲が入って
雨脚が強まった所もありました。
北にある前線に向かって流れ込む
暖かく湿った空気が要因です。
とくに、ここまでの雨で
土壌雨量が高くなっている所で
雨が強まっていることもあって、
こういった地域には
土砂災害に対する大雨警報も出ています。
(最新の注意報警報は、
MRTのHPや気象庁HPでご確認ください)
前線は東シナ海で南下していて、
そのままあすにかけて
東進しそうです。
今夜にかけては、
いったん雨が弱まってきて
小康状態となるタイミングが
予想されているものの、
この前線が近づく
あす未明から朝にかけて
雨が強まる可能性があります。
今夜、寝るときに雨が止んでいても、
窓は全開放にしないほうが良いでしょう。
雷や雨の音で目が覚めたら、
キキクルをご確認ください。
あさってから金曜日も
まだ前線が近くて
暖かく湿った空気の流れ込みもあるため
雨が強まる可能性があります。
土曜日からは
次第に高気圧が強まって
前線を押し上げ始めそうですが、
土曜日も、まだ湿った空気の影響が
残りそうな資料もあって
予断は許しません。
月曜日あたりは、
だいぶ夏らしい空が広がりそうな
資料になってきていますが、
このあたりも、
高気圧の強さ次第です。
最新の情報の確認をお願いします。
県内も地盤のゆるみジワジワか
21年8月16日(月) 16:44
天気の話なノダ
心配した大雨が
九州北部などで発生してしまいました。
休みの間、
ずっとレーダーを見ていましたが、
雨雲の状況はホントに怖かったです。
あれだけキキクルの濃い紫に
塗られた地図もなかなか見ません。
この要因は、
まさに梅雨末期にあるパターンです。
オホーツク海高気圧と
太平洋高気圧が拮抗して張り出して、
梅雨前線の南北の動きが鈍くなっています。
いまが梅雨末期の時期なら、
珍しくはないのですが、
秋雨前線の時期にこんな状況になったのは、
私が気象予報士になって20年では
初めてです。
この夏は、
エルニーニョも
ラニーニャも発生していなくて
異常気象が起きやすい状況ではないものの、
太平洋高気圧が北に偏ったり、
この時期に梅雨末期的な状況が出たり、
普通ではないと感じています。
これが温暖化などの気候変動と
関連したものなのかどうか、
気がかりです。
宮崎県内も、
雨が降ったり止んだりしていて、
時々雨脚も強まって、
ジワジワと総雨量が増えています。
とはいえ、えびの高原では
1週間かけて1000ミリ降ることは
時々あることですので、
やはり、実効雨量と呼ばれる
土砂災害の危険度につながる
地面の中にあると推定される雨の量が
重要です。
実効雨量では県内の南部山沿いで
1か月分くらいの雨が
地面に入った状態と推定されます。
野田が、休みを切り上げて
出社しないといけないほどに
県内が危険な状況と
厳重な警戒を呼び掛けるほどに
ならかなったのは助かりました。
ただ、この
地盤が緩みやすくなった状態のところに
24時間でさらに一ヶ月分の200ミリ超の
雨が降るなどしてくると、
一気に危険度が上がることが心配です。
ということで、
キキクルを見てください、
と言いたいのですが。。。
大事な時に、アクセス集中で
見にくい状態になっていました。
1億2千万人が同時に見ても
不安定にならないくらいの
システムにしてもらえないと
困りますよね。
そこで、、、
宮崎県が運営している
土砂災害警戒システムを
ご紹介しておきます。
キキクルの土砂と
基本的には同じ情報を見ることが出来て、
よりマニアックな情報も閲覧可能です。
キキクルが見えにくいときは
こちらもご活用ください。
また、MRTのホームページは
現在大雨モードになっていて、
こちらでも土砂災害の危険度分布
(基本的にはキキクルと同じ情報)を
見ることができるほか、
上記の件の土砂災害警戒システムを含む
各種リンクも便利です。
気象庁のホームページは
命を守るための情報が出ていますので、
そのつもりで、ちゃんと整備されることを
強く望みます。
きょうは、秋雨前線が
九州南部付近に南下していて、
県内にも
所々に発達した雲も流れ込みました。
ただ、夜にかけては
前線上の低気圧が近づくことで、
次第に北上する予想で、
あすは、
九州北部付近に再び伸びそうです。
再び九州北部で
大雨になることが懸念されていますが、
一部の資料ではその傾向が弱く、
低気圧の南側の
九州南部付近での雨の強まりを
予想しているものもあります。
県内でも、あすも、
雨の強まりを警戒して、
最新の雨の様子や危険度分布を
確認するようにしておきましょう。
特に雨が強まった時は
土砂災害の発生には
引き続き要警戒です。
また、土壌雨量が高いときは、
河川も増水しやすい状況ですので、
増水している川岸には
近づかないようにしましょう。
あさってになると、
前線が九州の西でやや南下してくる予想で、
週後半にかけては、
気圧配置の状況は変わってきそうです。
九州北部よりも
南部で強まりやすいタイミングが
増える可能性もありますので
今週も最新の予報をご確認ください。
週末には、南の太平洋高気圧が
強まってきそうな資料があります。
強まっていけば、
来週前半には夏らしい空が
戻ってくるのですが・・・
お盆にかけて大雨災害に要警戒!!
21年8月11日(水) 16:54
天気の話なノダ
昨夜もチャンスがあるかな、
とも夕方まで思っていたのですが、
夜に空を見ると、
星空はぼんやりでしたので、
諦めました。
そして、朝には
もう雨も降り出していて、
愛犬の散歩も少しの雨の弱い時間に
ササっと済ませたノダです。
秋雨前線が
しっかりと九州南岸に朝には伸びて、
午後にかけて
次第に北上したものと思われます。
前線の北側で雨が降った時間が長く、
昼にかけての気温上昇が鈍くて、
最高気温は25度前後の所が多く、
この時期にしては
過ごしやすかったでしょう。
前線の北上に伴って
やや活発な雨雲がかかった所もありました。
時間30ミリを超える激しい雨も
観測したところもあります。
台風9号による雨が残っていることもあり、
早々に、土砂災害に注意を呼び掛ける
大雨注意報が出たところもありました。
きのうもお伝えしたように、
それくらい、危険度が上がりやすい状況
ということです。
午後は、東シナ海に
発達した雨雲がたくさんできていて、
組織化すると嫌な降り方になりかねず、
注意してみています。
あす以降も、
秋雨前線が九州北岸付近から
九州の少し北くらいに停滞する予想が
変わっていません。
県内は前線の南側になります。
梅雨の時期にもよくお伝えしましたが、
この前線の南側では
どこで発達した雨雲が出来ても
不思議ではないエリアです。
とくに、前線が
九州北部から対馬海峡付近にある時には、
暖かく湿った空気の流れ込みが
基本的に強いエリアになりますので、
急な発達した雨雲の組織化に
注意をしておく必要があるでしょう。
雨の強さとしては、
注意報レベルくらいの予想しか
出ていないのですが、
急激に雨雲が組織してきた時に
一気に危険度が上がる可能性もあり、
そういった状況を心配しています。
また、上記の通り、
土壌の中に残っている雨が多いため、
危険度が上がりやすい状況ですので、
非常に激しいというレベルの雨でなくても
土砂災害の危険度は上がる恐れがあり、
気象台によると、
あす12日朝から警報発表の可能性がある
とのことです。
随時、レーダーを確認してみたり、
キキクルを確認してみたり、
気象台から発表される情報を確認するなど、
防災意識を高めて
お盆にかけてお過ごしください。
気象庁HPで上記の主要情報を
一気に見られるように
こちらにまとめています。
ご活用ください。
おうち時間を強いられる状況でもありますが、
万一の時の避難方法など、
ご家族で確認しておきましょう。
と、大雨の恐れがある状況ですが、
休まないといけない休みが
たまっていまして、
あすからお休みをいただきますm( _ _ )m
危険な状況等があれば、
またSNSでも発信しますので、
ご確認ください。
気象情報のツイッターは
実名でやっていますので、
検索してみていただければと思います。
お休みを返上しないといけない事態に
ならない事をひたすら祈りつつ・・・
きっと仕事を休んでも、
気は休まらないでしょう・・・
はぁ・・・・
検索
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