藤の花も早い!

ノダっち

21年4月7日(水) 17:19

スッキリと晴れました。

 
時々薄い雲は出ていますが、
日中は、ごくわずかで、
気持ちよく晴れています。
 
空気も乾燥していて、
日中の湿度は、
延岡と都城で20%、
宮崎で31%、油津で36%と
カラカラでした。
 
洗濯物も気持ちよく乾いたでしょう。
 
なお、
気温が上がってくるこの時期は、
相対湿度は下がりやすい時期です。
 
相対湿度は、
空気中に含むことができる
水蒸気量に対して、
実際に含まれている水蒸気量の割合で、
含むことができる水蒸気量
(飽和水蒸気量)は
気温が高くなるほど多くなるため、
気温が高いときに乾いた空気が入ると
湿度が下がりやすくなります。
 
過去の宮崎では、
4月には一ケタの湿度を
観測したこともあって、
4月の最小湿度の極値は、
宮崎と延岡で6%、都城で8%、
油津で12%です。
 
数日間の湿度によって
木材の乾燥具合を計算して出される
乾燥注意報は、
天気が周期的に変わって
乾燥が冬ほど続かないため
出ないこともありますが、
この時期も、晴れた日には
空気が乾燥することがあるため、
火の取り扱いは気を付けましょう。
 
 
あすは、上空の気圧の谷によって
空の高い所の雲が
日中を中心に通過しそうです。
 
高い所の雲が中心で、
地面付近に
乾いた空気も予想されますので、
雨が降る可能性は低いとみています。
 
この気圧の谷は、
上空の寒気を連れてくる
気圧の谷です。
 
あすの雨に関して
不安要素があるとすれば、
この寒気によって
不安定になる可能性なのですが、
九州では大きな影響はないだろう
とみています。
 
ということで、
日差しが少なくなる分、
きょうより洗濯物が乾くのには
時間がかかると思いますが、
しっかり乾かせるでしょう。
 
気温は、ほぼ平年並みの予想です。
 
 
明後日から土曜日は、
時々雲が広がることはありそうですが、
広く晴れやすいでしょう。
 
昼間は、日差しで暖まりますが、
南下する寒気で、
朝晩はややヒンヤリしそうです。
 
きのうきょうよりも、
ややヒンヤリとなる可能性が
高めの予想になっています。
 
日曜日も、はじめ晴れて
朝にかけては放射冷却が
ありそうな予想です。
 
ただ、日曜日は
次第に雲が分厚くなるでしょう。
 
日曜日も、午後以降に、
弱い雨を示唆する資料もありますが、
まだ降らない方向の資料が優勢です。
 
月曜日は、
東からの湿った空気が本格的に入って
平野部を中心に雨が降り、
火曜日は、前線の通過で
各地で雨が降るストーリーは
変わっていません。
 
火曜日の前線の通過の仕方が
どのタイプかで、
また雨の降り方は変わるでしょう。
 
来週前半の前線が通過した後は、
また弱い寒気の南下がありそうです。
 
しばらく、高温傾向は
落ち着く予想になっています。
 
落ち着くといえば
花粉シーズンも、
いよいよ本格的な時期を
過ぎたようです。
210407_1
Check!でも
ご紹介予定の
宮崎神宮のオオシラフジ
(取材に行った
税田記者撮影)

国指定の天然記念物の
樹齢200年の
シラバナフジですが、
いつもは、
4月下旬が見ごろですが、
すでに、見ごろを
やや過ぎつつあるようです。
210407_2
宮崎神宮では、
紫の藤の花も
すでに見頃になっています。
(取材に行った
税田記者撮影)

こちらも早いです。

なお、気象台でも
去年までは
ノダフジという
いわゆる紫の藤の花の
開花を観測して
発表していたのですが、
今年から、
正式な観測が無くなりました。

ただ、きょう
気象台に聞いてみたところ、
正式ではないけれど、
3月31日に開花した、
とのことでした。
(平年はあす4月8日)

ノダフジは、
名前的に、
個人的な思い入れもある
観測対象だったんです^o^;

非公式にも、
観測していて下さっていた
気象台に大感謝です。

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