新平年値発表

ノダっち

21年3月24日(水) 17:47

だんだん雲が増えてきました。

 
ただ、朝までは晴れていましたので、
放射冷却も効いて、けさも
ややヒンヤリと感じられたでしょう。
 
昨日の朝よりは
少し寒さが弱まったものの、
まだ平年よりは低めでした。
 
一方、日中は、きのうよりさらに
過ごしやすい陽気になっています。
 
ただ、宮崎市内のサクラは、
まだそれほど開いていません。
 
気象台の標本木も
きょうの午前の段階で、
まだ2分咲きくらいのとのことです。
 
16日に開花して、
きょうで9日目になりました。
 
一方で、内陸の名所では
もう見ごろになってきています。
 
この差で考えると、
寒い所のほうが
満開までの日数が
かかっていないようですよね。
 
これは、日本列島での
標本木の傾向も同じで、
寒い地域ほど、
開花から満開まで日数がかかりません。
 
今年は、
冬の前半がしっかり寒かったため、
休眠打破が順調だったと考えていたので、
満開までの日数が
少し短くなるのかな?と
予想していたのですが、
時間がかかっている印象です。
 
1月後半からの気温の高さで
蕾の休眠打破がすべてそろわずに、
ばらけたのだろうか?と
仮説を立てて、
過去の1月後半からの気温と
開花から満開までの相関を見ましたが、
あまり良い相関がみられません。
 
数字的に明確に示されるものがないか
もう少し視点も変えて
調べてみたいと思います。
 
福岡も、10日かかっていましたので
宮崎も、10日以上はかかりそうです。
 
 
ただ、あす、あさってと
日中の気温が上がります。
 
マイ標本木も1~2分咲きくらいで
気象台の標本木と同じくらいですが、
蕾は膨らんでいますので、
気象台の標本木でも、明日以降、
開花が進んでくるでしょう。
 
 
今夜遅くからあす朝にかけては
気圧の谷の影響を受けて
南部を中心に
所々で弱い雨が降りそうです。
 
あすの日中には気圧の谷が抜けて、
再び晴れてくるでしょう。
 
夜に雲が広がるため、
鍋蓋が出来て
朝にかけては冷えなくなります。
 
あす朝の最低気温は、
再びGWごろの予想です。
 
今夜からあす朝は、
また布団を薄くして大丈夫でしょう。
 
あすの昼間は、
今日くらいの予想気温です。
 
あさっては、
高気圧に覆われてスッキリ晴れます。
 
朝は、
内陸を中心にヒンヤリの所もありますが、
昼間は
薄着で過ごせる陽気になるでしょう。
 
ただ、土曜日には
もう高気圧が東へ離れます。
 
午前まで晴れ間が残る可能性がありますが、
午後にかけて次第に雲が広がりそうです。
 
日曜日は、前線が進んできます。
 
前線の状態によっては
ややまとまった雨が降るかもしれません。
 
明日以降にお伝えする予想も
ご確認ください。
 
また、前線が
やや早まる傾向もありますので、
土曜日の夜にも
弱い雨雲がかかりかもしれませんので、
そのあたりも、
明日以降の予報で確認しましょう。
 
その後、月曜日にいったん晴れた後、
また火曜日も雨が降って、
目まぐるしい来週にかけての
天気変化になりそうです。
 
 
周期的な天気変化は、
春の間続く予想が
きょう発表の3か月予報でも
示されています。
 
梅雨の6月は、
平年より曇りや雨の日が多い、
という予想です。
ただでさえ、
曇りや雨の日が多い梅雨ですので、
晴れ間が恋しい日が
増えるかもしれません。
 
また、6月の降水量が
平年並みか平年より多い予想ですので、
大雨が心配です。

気温は、3か月とも、
平年並みか平年より高い予想で、
高温傾向が続くことになるでしょう。
 
気温が高めだと、
雨が強まりやすくなるのも心配です。
 
 
なお、きょうは、
気象庁から新平年値が発表されました。
 
何度か書いていますが、
30年間の平均値である平年値は
10年ごとに更新されていて、
今年が更新年になります。
 
気象庁によると、
特徴としては、
「新平年値では現平年値と比べ、
 年平均気温は全国的に0.1〜0.5℃程度高く、
 降水量は季節によって
 多くの地点で10%程度多くなる」
とのことです。
 
少しだけ県内の値についてかじってみると、
サクラの開花日が
現在の3/24から
新平年値は3/23に1日早くなる一方、
満開日は
4月2日で変化ありません。
つまり、開花~満開は1日伸びました。
 
また、年平均気温は17.7度と、
現在の17.4度よりも
0.3度ほど高くなります。
 
温暖化と都市化の影響でしょう。
(宮崎は、都市化の影響は
 全国の官署の中で
 比較的小さい地点ですが)
 
0.2度ほど高くなっていましたので、
じわじわ上昇しています。
 
県内の数字については
またじっくり見てみて、
またお伝えしたいと思います。
 
なお、新平年値の使用は
5月19日からとのことです。
(きょう発表の3か月予報の
 平年比などは
 現平年値との比になります)
210324_1
気象庁HPより
年平均気温の
現平年値と
新平年値の差

年平均気温は、
全国的に高くなる傾向です。
210324_2
3か月予報の
大気の特徴
(気象庁HPより)

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